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2008年12月23日

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No.485_Hop Back Summer Lightning

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Hop Back Summer Lightning (ホップバック・サマー・ライトニング;イングランド/ウィルトシャー州)。容量500mL、アルコール度数5.0%、原材料:大麦麦芽(オプティック・ペールモルト)、ホップ(イースト・ケントゴールディングス ※)。非加熱、瓶内発酵。初期比重1.049、38 IBU。通年醸造。ストロングビター(ESB、ゴールデンエール)。

ラベルが少々傷んでいてすみません。。。。

明確なシトラス様のホップ香、背景に、火を通した三温糖(あるいは綿菓子)のような甘味を含む香り。口に含んでみると、ホッピーで、シトラス系の風味。モルトの甘味はさほど強くなく、若干ストレートなシロップ様。フィニッシュにしっかりしたホップの苦味があり、その余韻が長い。ドライ。ドリンカブル。

ホップバック醸造所が草創期(1988年)から醸造している、当醸造所の代表作です。3度で貯酒されたのち、一度濾過されてから、瓶詰めされる前にクロイゼニング(※※)されています。上市当初はサマーエールという位置づけでしたが、現在では、年間を通じて醸造されています。

そのネーミングは1929年に刊行されたウッドハウス(Pelham Grenville Wodehouse:1881–1975)の小説のタイトルから採られています(邦訳名「ブランディングズ城の夏の稲妻」/国書刊行会)。

この醸造所の名前になっている“ホップバック”とは、煮沸後の使用済ホップを漉すための道具のこと。ホップジャックとか、ホップストレーナー、或いは、単にストレイナーともいいます。現代的には通常、ワールプールに取って代わられていますが、ホールホップを用いる小規模醸造所などでは現役です。

ジョン・ギルバート(John Gilbert)/ジュリー・ギルバート(Julie Gilbert)の両氏は、
1986年にザ・ウィンダム・アームズ(The Wyndham Arms:ウィルトシャー州ソールズベリー)というパブの不動産保有権を購入しました。そこで、1987年、ジョン・ギルバート氏はビールを造って販売することを決めましたが、これがホップバック醸造所の起源といわれます。

1989年、サマーライトニングが、ベスト・ニュー・ブルワリー・ビア(Champion Beer of Britain)に選ばれ、1991年6月には2つめのパブを開店(The Waterloo Arms)。
醸造量の増加に伴って、1991年10月から新しい醸造所をサウサンプトン(Southampton)とソールズベリーの間にあるダウンタウンに設立し始め、1992年6月に移行を果たしました。この年の8月には新醸造所で造られたサマーライトニングはGBBF (Great British Beer Festival)の"Best Strong Beer"に選ばれ、翌年(1993年)も同じ賞を2年連続で獲得して、その名を揺るぎないものにしました。

次のホップバック醸造所の転機は1997年にボトルラインを導入し、瓶ビールの製造に着手した時でしょう。同年にサマーライトニングはGBBFのボトルコンディション・ビール部門で金賞に選ばれました(また、同年、1998年、2000年とGBBFの“Best Strong Beer”の部門で銅賞を受賞しています)。

1998年には、サマーライトニングはボトルビールとして、全国規模でテスコ(Tesco:イギリスのスーパーマーケット)で購入可能となり、同年にはこの醸造所のウィートビール「サンダーストーム(ABV 5.0%)」とともに米国への輸出も開始しました。

こうした生産量の急激な増加から、2001年にはボトリングライン、釜、発酵タンクなどの拡張に着手し、同年にボトルコンディション・ビール部門で銀賞、2002年には銅賞を受賞しました。

2005年には、醸造量は16,000バレルを超えたとのことです。
恐らく、ボトルコンディションあるいは、カスクコンディションに拘っている醸造所としては、いまイングランドで最も勢いのあるブルワリーの一つといえるでしょう。

【注】
※ 以前はホップにチャレンジャーも用いられていましたが、現在ではイースト・ケントゴールディングスのみとなっています(カスクでは、現在もイースト・ケントゴールディングスとチャレンジャーが使われています)。

※※ おさらい:プライミングのために糖の代わりに添加する麦汁を“ガイル(Gyle)”といい、ガイルを用いてプライミングすることを特に“クロイゼニング(Kraeusening/Kräusening)”という。

【参考文献】
Roger Protz. Good Beer Guide 2009, CAMRA Books(2008), p.769.
Roger Protz. 300 Beers to Try Before You Die !, CAMRA Books (2007), p.179.
Michael Jackson. Eyewitness Companions Beer, Dorling Kindersley(2007), p. 157.
Jeff Evans. Good Bottled Beer Guide, CAMRA Books (2006), p.130-132.

【参考HP】
ホップバック醸造所
http://www.hopback.co.uk/

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