右脳主婦のロンドン舞台鑑賞記録

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2010年2月24日

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今頃ですが、高橋大輔選手銅メダルおめでとう!

ちょうど男子フィギュアのファイナルをやっているとき、私は機上の人でした。それであきらめてたんですけど、今日まだBBCのiPlayerでやってました。

上位選手どなたも素晴らしかったですが、高橋選手の芸術性は突出してたと思います。バレエ好きの目で見ると、腕と上体の柔らかさ、及びその表現力が感動的でした。大技と大技の間の繋ぎが美しい。無駄になってない。それと、動きが音楽を表していること。これは上位選手はみんなそうですね。詳しい技術的なことは全く分かりませんが。

しかし、BBCの解説で、まず「ジョニー ウィアー」と紹介され、それから「タカハシ ダイサク」と再び間違えて紹介されてました。でもその解説者が「華がある、華麗である」としきりに褒めてくれてました。本当に彼は華がありますね。音楽と衣装の趣味も良し。彼のショートプログラムの美しさにも感動しました。


金メダルのライサチェック選手もカッコよかったですネエ〜。ジャンプが終わった後のフリーレッグの振出が長くて美しかったし、細かい振り付けもカッコよかった。音楽にあってたしねー。なにしろこの人ご本人がカッコイイ。

銀メダルフルチェンコ。流石に引退からの復活とあって、技術は大分鈍ってましたね。でもわたくしはこの方の傲慢不遜な感じが好きです。王者!って感じ。この人も振り付けが音楽と合ってるのよね。下位の人たちだとそうはいかないもんね。それでちょっとした仕草が楽器のメリハリと合っていてカッコイイ。

今度はいよいよ女子ですね。まだ終わってませんよね?キム ヨナ選手の完璧振りを見るのが楽しみです。日本勢ももちろん応援してます!

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飛行機で見た映画その2 『Law Abiding Citizen』 ネタバレ注意

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こちらは往きの飛行機で2回続けて見てしまいました。映画版の方のファントムで有名な、ジェラード バトラーさん主演の復讐物です。

これ、映画館で封切られたときの新聞評が、イギリスではとても悪かったのです。私が読んだ限りでは全て2つ星でした。概ね「安っぽくてつまらないスプラッターもの。」と切り捨ててありました。主演のバトラーさんも「役に合ってない、怖さが足りない。」と書かれてありました。おまけに、私、恐怖映画とかスプラッターものって大の苦手なのです。実際この作品が私のスプラッターデビューとなりました。

で、自分で見た感想はどうだったか。

わたくしは泣きました。もちろん大好きなバトラーさんの演技を深読みしたって面もあるのですが、やっぱりこの方は無言の眼や背中で哀しみを表すことができる方なのです。それに、犯人のしたことがあまりにも酷いので、しょっぱなから主人公に感情移入。どんな残酷な復讐をしてやろうか!と私も切り刻む気満々で見てましたので、犯人の身体を生きたまま25個に切断する場面もちっとも怖くありませんでした。むしろ「もっとやれ!」って感じ。私ちょうど食事中だったんですけどね。

その後すんなり警察に捕まった主人公が、ある計画があって独房に移る必要が出て、そのために同室の男性を素手で血みどろにして殺します。その時の血の量がそりゃーすごいのですが、その血飛沫を全身に浴びて真っ赤になった主人公を見て、私が嗚咽を止めることができませんでした。本当だったら、優秀で真面目なエンジニアだった彼。人殺しなんかするような人じゃありません。題名にもあるように、法を守るまっとうな人間なのです。それをある日押し込み強盗に刺され、妻と娘を殺され、虫の息の妻は目の前で強姦され、その挙句、その二人組みの犯人のうち、捕まったのは主犯のほうだけで、それもたった5年かそこらで刑務所から出てきてしまう。もう主人公の人生は完全に終わってます。だけど復讐だけを生きる糧に、10年と言う歳月をかけて準備をし、次々と事件関係者を殺害していきます。復讐と言う目的を遂げるために、何の恨みもない同室の囚人を素手(というかステーキの骨)で滅多刺しにして殺してしまったときの、あの主人公の姿。あれが泣かずにおられましょうか!善良な市民だった主人公にこんな酷いことまでさせてしまう犯罪の惨さ。彼をここまで落としてしまった法の不公平さ。わたくしはしばらく涙が止まらなかったのでした。ちなみに、このときの血の音がリアルで多量です。

とはいいつつ、映画評の言っていたことに納得する部分もあるのです。バトラーさんの目の奥の表現を読まない人だったら、確かに二つ星をつけたくなっていたでしょう。犯人を捕まえてカリブ海の河豚の毒で全身を動かなくし、手術台に縛りつけ、おまけに気絶しないようにアドレナリンの点滴を打って、自分が切り刻まれる姿がよく見えるように天井に鏡までつけた主人公。そのときいろいろな大きさのナイフを取り出して犯人によく見せ「これで君の睾丸を刻むんだよ。でもそれはもうちょっと後ね。」「こっちの小さいナイフは、君のまぶたを切り取るのに使うんだ。」等と嬉々として説明している姿が"not enough menace"(凄み、怖さが足りない)と評されてました。ここは私もそう思いました。普段の明るくてお茶目なジェリーちゃんが出てしまっていたような気が致しました。ここで、あの『籠釣瓶〜』の勘三郎さんのような凄みがほんのちょっとだけ出ていたら、そりゃあそりゃあかなりの名演技になっていただろうと思います。それがちょっと残念かな。

あと最後のシーンのCGが安っぽかった。最後で予算が足りなくなったのかな?

まあ残念ながら、この作品は日本での公開はないようです。ご興味のある方はDVDでどうぞ。全裸シーンのために鍛えなおしたという、バトラーさんの神々しい後ろ姿が拝めます。

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