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皆様、私の一日は昨日と全く同じです。病気の家族のお世話と家事育児。おまけに自分まで風邪を引きそうになってきたので、今日はゆっくりと2時間昼ねしました。でも晩御飯を作る元気はなく、出したのは、ガーリックブレッドとスモークサーモンとレタス、だけ。凄い夕食、、。でもたまには休ませて欲しい。ここ数日本当に疲れました。
というわけで、特に書くことがないので良い本をご紹介します。「レミゼラブル百六景 −木版挿絵で読む名作の背景」鹿島茂著、文芸春秋社(日本の『レミゼ』初演の年1987年発行)、1800円。ですが、古い本なので、古本屋さんかネットで見つけてみてください。著者の鹿島さんは仏文学者の方です。でもすみません、本文はちょっと若干読み難い感じがして(気のせいかも)あんまりじっくり読んでないのですが、この本の目的はその挿絵です。106景とあるように、挿絵が106枚も入っています。どれを見てもミュージカルのレミゼをはっきりと思い出させてくれます(順序は逆でしょうね。トレヴァーナンさんもこれらの挿絵からアイディアを得たのかも)。ジャヴェールの自殺とか、そのまんまです。
元は、鹿島先生がパリの古本屋で見つけた、1879年発行のユーグ版挿絵入りの原作に載っていた木版版画の挿絵たちです。ユーグさんという方、この方がレミゼの象徴とも言えるリトコゼのあの箒を手に持った絵もお書きになったのでありましょう。その版の原作には360枚もの挿絵が載っているそうです。なんと貴重な。
で、私はこれは実は古本屋さんで800円で買いましたが、ありがたいことに状態がピカピカ滑滑で、とても熟読するのがもったいなく、今でも手を綺麗に洗ってから、そーっとページをめくって挿絵だけうっとりと眺めております。おまけに!元の持ち主が挟んだのでしょうが、日本のレミゼ初演の広告としてのレミゼ原著の紹介が、新聞一面に大きく載っているのが切り取って挟んでありました。もうすっかり黄色く変色してしまった1987年2月22日の朝日新聞です。あーーーーだから古本って好き。
挿絵と言えば、岩波の文庫版にもたくさんキャプション付きの版画の挿絵が載っていますので、これもおそらく同じユーグさんの挿絵かもしれません。←一個一個付き合わせればわかるが、そういうことをする性分じゃない私(既に皆様お気づきのように、、)。しかしこれがハードカヴァー版となると挿絵が全くない。新潮社版と河出書房のを持ってますが、どっちも字だけですね。残念。
で、もうひとつは全くレミゼと関係ない英語の本で、「The Making of Music」。元はBBCラジヲ4のためにJames Naughtieさんと仰るクラシック音楽研究家が書いた本です。どうも私楽譜も読めないくせに、興味のある分野は中心からでなく、周りから攻める癖があります。右脳人間なので、そっち方面しか理解できない、とも言えます。内容は、主に、主要なクラシックの作曲家の歴史と作品についてです。が、とてもためになったのは、モーツアルトの名作オペラ3作品の解説(=何故素晴らしいか)。ドン ジョヴァンニ、フィガロの結婚、Cosi Fan Tutteでした。私、実はこのうちあとの2作品のお話がずっと苦手でした。でもこの本を読んで、そのストーリーはそんな浅いものじゃない、ことが分かったような気になります。いや、正直に言うと、100%は分かってないのだが。でもとにかく、この歌詞がいかに人間の性質を的確に表しているか、とか、昔の決まりきったオペラの定型への反逆(おちょくり?)とか、今後はそういう別の視点から見ることが出来そうです。と希望します。歌手の皆さんは、皆さんそう行って褒めますものね、この3作品。音楽の美しさはそりゃーーもう言うまでもなく。
では今日もかなり疲れたのでここまでです。明日のストプレのマチネも行けそうにありません。娘の風邪は重症ですから。ではおやすみなさい。
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