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田舎に暮らすオバサンの読書記録とつれづれ日記

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『総理の夫』原田マハ

『総理の夫』
原田マハ 
(実業之日本社・20137月・図書館)
 
 
20XX年、私の妻は総理大臣になった。
第111代日本国内閣総理大臣、相馬凛子。
日本初の女性総理大臣の誕生だ。
私・相馬日和(ひより)は、日本初のファースト・レディならぬ「ファースト・ジェントルマン」となった。
私は鳥類研究所の研究員だったが、その日から二人の生活は一変、
常に周囲の注目にさらされることとなった。
私はどんなことがあろうと夫として彼女を支え、守っていこうと決めた・・・
 
 
原田さんの最新刊です。
 
近未来の日本で初めての女性総理の誕生を、
彼女の夫の目を通して日記形式で語られています。
総理となる相馬凛子は42歳、才色兼備を絵に描いたような女性で
もちろんバイタリティーあふれる強い女性です。
夫の日和は野鳥の観察を仕事にしていますが、
実は大財閥の御曹司でもあります。
妻が総理大臣になったことにより、衆人の監視にさらされ、
マスコミにも一般人にも追いかけられるような嵐の日々が過ぎたかと思うと
職場の後輩とのツーショット写真を撮られピンチに、
そこにはある陰謀が隠されていたりと、
政治的な駆け引きにも巻き込まれます。
どこかのほほんとしたお坊ちゃま風の「総理の夫」が
突然の環境の変化に戸惑いつつも、妻を守ろうとするところ微笑ましくもありました。
 
原田さんの他の作品「本日は、お日柄もよく」で登場した伝説のスピーチライターが
登場したのにはニンマリでした。
 
他にも日和さんのお母さん、広報の富士宮さん、女性が生き生きとしている
作品でした。
 
ところで、女性の大統領とか首相は、外国ではときどきありますが、
日本ではいったいいつになれば誕生するのでしょうね。
この作品ではざっと30年後くらいの近未来を舞台にしていて、
日和が未来の私たちに向けて、いずれ公開されるであろう日記をしたためる、という形をとっていますが、
取り巻く生活環境、ネットとかスマホとかの進歩にしても、
今とあまり変わっていないような気がしました。
 
近い将来、ほんとにこんな時代がやって来るのか、
凛子のように積極的に国民をリードして、改革の大鉈をふるい、
日本を変えていってくれるような人がほんとに現れたら、と
思いながら読んでいました。
そして、女性総理が珍しい存在でなく、色眼鏡や好奇の対象にならないような時代が
ほんとに来ればいいのに、なんて思いました。
 

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今までの原田さんと全く違うイメージで楽しそうですね!
チェックします!

2013/8/6(火) 午前 0:11 LIBRA 返信する

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LIBRAさん こんにちは
これまでに原田さん5作くらいしか読んでいないので、全く違うかどうかはわかりませんが、「本日は、お日柄もよく」とはリンクしていました。最初は読みづらいのですが、後半は一気読みでした。

2013/8/6(火) 午後 4:44 あられもち 返信する

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