CAREボランティアの徒然日誌

メルマガボランティアの私たちが、メルマガでは語れないいろんな話をお伝えします。http://www.careintjp.org/

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2003年 3月号(「水問題」特集)後半

【農業開発の失敗〜インドの例〜】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
農業は本来、雨の多い所や川の近くなど、水の多い所で営まれる産業でした。
しかし、農業技術の発展によって、灌漑(かんがい)農業と呼ばれる、用水路
や井戸などを用いて人工的に水を確保して営む農業が現在広い地域で行われて
います。増え続ける人口、高まる食糧事情に対応するため、今日、灌漑農業は
なくてはならないものとなりました。

世界一のペースで人口が増え続けているインドでは、井戸水による大規模な灌
漑農業が行われてきました。インド政府が農民に対し、井戸の採掘にかかる費
用に補助金を出すなどした結果、1960年代初めから1980年代中頃までに、灌
漑農業を行う耕地は10倍以上に広がりました。

しかし、地下水を大量に使ったこの農業は長くは続きませんでした。各地で井
戸が枯れ、農業用水が確保されなくなっただけでなく、海に近い地域において
は、井戸に海水が浸入し、飲み水も被害を受けました。
さらに、地下水の枯渇は、農民の貧富の差を広げる事にもつながっています。
井戸が枯れると、裕福な農民は競って深く井戸を掘ろうとします。しかし、井
戸を深く掘るには莫大な費用が掛かるため、貧しい農民にはそれが出来ません。
貧しい農民の中には、生活のため、やむなく大農夫の小作人になる人達もいま
す。

【CAREのプロジェクト】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
CAREの水と衛生環境のプログラム(Water, Sanitation and Environmental
Health Program)は1950年から、30カ国の約1,000万人に安全な飲料水への
アクセスを提供してきました。そして、このプログラムによって20,000の自
治体が各々のウォーターシステムを確立しました。このプログラムは水に関連
した病気にかかる危険性を下げる事、また、水の収集に費やす時間を減らす事
によって、家族が生計を立てられる可能性を高める事を最終目標としています。
そして、全てのプロジェクトが健康と衛生の教育を含んでいます。CAREは直接
的に、また郊外の地域住民が構成している地元のNGOを通して、低予算の水と
衛生のシステムを建設・運営できるように援助や訓練をしています。CAREは
この建設に補助金を出していますが、地域社会も資金面や労働面で目覚しい
貢献をしており、作業やメンテナンスの全額を負担しています。村はシステム
を運営する地元の水委員会を結成し、他の地域社会に声をかけ始めています。
このプログラムは社会が健康にも大きく関わる水と衛生の問題を認識し、公衆
衛生の質を高める手助けをしています。1999年には36カ国で2,100万人が、
翌年2000年には31カ国で3,100万人が、CAREの活動によって改善された水と
衛生のサービスが受けられるようになりました。

【水問題に対する世界の動き】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
1970年代以降、国際社会の環境問題に対する関心が高まり、「持続可能な開発」
のスローガンの一貫として水問題が国際的問題として認識され始めました。
その後、1990年代に入り、水問題に対する国際社会の取り組みが不十分で
ないか、有限な水資源が誤って管理されているのではないか、といった疑問が
指摘されるようになりました。
そこで、世界の水問題の解決に向けて、国連を中心とした取り組みだけでなく、
水関係のあらゆる分野の専門家、あらゆる水の利害関係者が共に活動する仕組
みが求められてきました。 このような情勢の下で、世界の水問題の専門家、
学会、国際機関が中心となって、水に関する国際シンクタンクを目指して、
世界水会議(WWC:World Water Council)が1996年に誕生しました。

【世界水フォーラム】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
そのWWCなどが主催して、3月16日〜23日に「第3回世界水フォーラム」が
京都、大阪、滋賀の琵琶湖畔・淀川流域を中心に開催されます。主要テーマ
には「水と貧困」「水と平和」「水と食料・環境」などがあり、トピックとしては
「ダムと持続可能な開発」などがあります。
また「世界水フォーラム」のグループの1つである「Youth Water Japan」では、
若者の水問題に対する意識の喚起を目的とし、「開発」「文化」「ライフスタイル」
「グローバリゼーション」などに対してこれからとるべき対応が模索されます。

〈関連リンク〉
・第3回世界水フォーラム< http://www.worldwaterforum.org/jpn/ >
・Youth Water Japan < http://www.youthwater.jp/ >

私達にとって水は大変身近な存在でありながら、多くの人はあまり関心を示し
ません。しかし生きていく上では水は絶対に必要なものです。また、私達の
生活は、世界中の水資源に支えられているという事も忘れてはなりません。
この地球に住む全ての人が安全な水を満足に使えるよう、このフォーラムを
機会に私達も水について考えてみてはどうでしょうか。

【編集後記】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
今年に入って、週末によく雨や雪が降っている気がするのは私だけ?
水は大切だけど、降る時を考えて欲しいな。(かとぅ)

うーむ(>_<)水の大切さを実感。 (松本)

水はたいせつに (三浦)

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これからもよろしくおねがいします! (荒井)

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ベトナムの医者にすらヒ素の知識なく

医者にすら知識なく  ヒ素という言葉そのものが、アジア各国ではあまり知られていない。特に貧しい農村部で暮らす人々は、日々の暮らしに精いっぱいで、研究者らが危険性を訴えても、深く考える余裕はないのが実情だ。  ベトナム政府で飲料水の供給に従事するドアン・ノック・トアンさん(51)も「国民はこの言葉をほとんど知らない」と頭を抱える。地下水に含まれる無味無臭の毒物は、徐々に体をむしばむため、危険性が伝わりにくい。  トアンさんによれば、首都ハノイ周辺では1990年代、地下水から

2010/1/1(金) 午前 11:13 [ 大阪ATCグリーンエコプラザ アジア環境ビシネスラーニング ]

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