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資格のお話(人間は賢く愚か?)part2

ここからは途中です。part1から見てください。

資格のお話(人間は賢く愚か?)part1
http://blogs.yahoo.co.jp/ces_cogito_ergo_sum/33126491.html

この難易度に関して、新司法試験とか、公認会計士が資格的に弱い司法書士・弁理士・税理士より下なのはおかしいと言う人たちがいました。

その人たちの主張は

人間は賢いから、資格的に弱い資格より、強い資格の難易度が下になるのはおかしい。


と言うものです。

一般的には

資格的に強い資格は難易度が上で、資格的に弱い資格は難易度は下に成り易い。


これは間違いなく、事実だと思われます。

そうは言っても、いつもいつもこのようになるとは言えません。

水は高きより、流れて、低きに至る。

確かに水はこのようになると思いますが、

資格は高きより、流れて、低きに至るとも限らない。

水と違って、資格はいろいろな条件が絡まってきたりします。そして、慣性もあったりします。

資格の難易度はいろいろな要因が絡み合って決まってきます。単に一つの条件だけで決まるわけではありません。

新司法試験と司法書士・弁理士・税理士を考えると弁護士資格はほぼこれらの資格を含有していると言えます。司法書士・弁理士・税理士の3つの資格試験に通って、トリプル資格者になるより、資格的には弁護士資格者の方が上と言えます。

最近、法律・財務系資格でも、旧制度から、新制度に変わった資格が多くあります。旧制度の時はほぼ、資格の難易度は資格の強さと対応していました。しかし、新制度になって必ずしも、そうではなくなりました。

新司法試験の受験資格を得るには法科大学院に合格して、2年なり、3年なり、通学する必要がある。


そのため、新司法試験を受験するまで最低でも、2年から、3年掛り、授業料だけでも、数百万円規模で掛ってきたりします。

法科大学院を卒業するコストは結構大きい。

法科大学院でも、すんなり合格できる人ばかりではないので、浪人すれば、もっとコストが掛ることになります。

cesが思うに、人間の特徴として次のようなものがあるように思っています。

人間ははっきりと目に見えるコストを嫌う。

たとえば、3年通学で500万円と3年間の生活費が掛ったとします。受験学校等にもダブルスクールしたら、延べにしたら、一千万円近いお金が掛りそうです。

新司法試験の合格率は最初は約50%だったものが、じょじょに落ちて、直近は約30%くらいになっています。それでも、従来の司法試験の合格率は約2%くらいだったので、見た目の合格率だけは10倍以上になっています。受験条件が違うので同一では比べられませんが、流石に受験生のレベルが上がった分以上に合格率が上がっているので、従来の司法試験よりは結果としてかなり易しくなっています。

司法書士の合格率は約3%くらいです。受験条件が新司法試験とは違うので同一レベルでは比べられませんが、受験生のレベルの違い以上に合格率の差が大きいので試験の難易度としては新司法試験より、司法書士の方が上です。ただ、司法書士と新司法試験は出題傾向が違うので、人によっては司法書士より、新司法試験の方が難しいと感じる人もいるかも知れませんが・・・

司法書士受験の一年間のコストは数十万円程度?


実際には働きながら受験するのか、受験に専念するかにもかなり違ってきますが・・・

仮に受験学校の授業料等が50万円掛るとして、10年受け続けると

50万円×10=500万円

法科大学院の授業料と同じくらいになってしまいます。

働きながらか、受験専念かによって、勉強時間はかなり変わってくると思いますが、その勉強時間をコストと考えて、お金にすると莫大な金額になります。

働きながらで、一年に1000時間勉強するとします。時間単価3000円とすると

1000×3000=300万円、300万円×10年=3000万円

大雑把な計算ですが、3000万円にもなります。

受験専念で、一年に2500時間勉強するとします。時間単価1500円とすると

2500×1500=375万円、375万円×10年=3750万円

4000万円近くになります。

これは司法書士を10年受け続けると言う計算です。そんな10年も受け続けずに数年で合格すればいいじゃないかと言う声が聴こえてきます。

司法書士の最終合格率:だいたい10-15%

実際に司法書士の合格者は2年-6年くらいの人が多いかと思います。たとえ、10年受け続けても、10年後に合格すれば、受験生全体で言えば、上出来の方です。

受験のコストだけ考えると司法書士を4年とか5年で通れれば、新司法試験より、コストは安く抑えられそうです。しかし、司法書士を10年近く掛って通るよりは、新司法試験の方がコストは安そうです。

新司法試験のコストの方がはっきりと見え易いけど、司法書士は結構、見え難いと言うか、コストを安く思う人、つまり、短期間で司法書士に合格できると錯覚する人が多い。


・・・

人間ははっきりとしたコスト(損失)を避ける傾向がある。

そのため、

結果としては新司法試験より、コストの掛る司法書士試験受験を選んでしまう人も多い。


最近、Yahooブログを見ていると

弁護士の凋落!!!

と言う記事をよく見掛けます。

もう、弁護士になっても、駄目だ。このようなきつい口調の記事も多く見掛けられます。

と言っても、弁護士が資格的には司法書士・弁理士・税理士より強いのは変わりません。

一つ、間違い無しに言えそうなのは

司法試験・公認会計士の受験生はプライドが高い。


と言うことです。

cesは

新司法試験が司法書士・弁理士・税理士より試験の難易度が低いことは試験に通り易いことを意味しているので、受験生にとっては美味しいこと、コストパフォーマンスのいいことに思えるのですが・・・


あくまで、試験の合否に関してですけどね。

新司法試験は受験条件が大変なので、それを満たすべく受験を決断するのはかなりの覚悟がいると思いますが・・・

公認会計士も同様です。基本的に公認会計士資格は税理士資格を含んでいます。

ただ、公認会計士と言っても、試験に通っただけでは公認会計士にはなれません。そのことに関しては税理士と同じですが、実務条件が税理士試験より、公認会計士の方が厳しいので、試験に通れても公認会計士になれない人も考えられます。

○まとめ

人間は賢く愚か?

cesは一般的に人間はこのような傾向があると思っていますが、資格に置いても同様に思えます。

人間ははっきりとしたコスト(損失)を避ける傾向がある。

ただ、結果的にはその人間により過大のコストを発生させる場合がしばしばあるようです。

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