書いとかないと忘れちゃうから「読書記録」

ウジャウジャ書いてる読書記録など。私は「日本チャチャチャ」の応援団長。 バレーじゃなくって、 日本と日本文化。

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 ポイントだけが簡略に書かれている感じである。少ない時間で要領よく理解できるだろう。記憶の座、海馬の重要性が良く分かる。大きな活字で126頁だから、通常の本なら40頁ほどの活字量だろう。2011年11月初版。

【脳科学最大の発見】
 ミラーニューロンは別名を「共感細胞」と言い、眼前の他者の行動を「鏡のように」反映して発火します。その特徴から「共感細胞」とも言われる細胞です。私たちがどのように他者に共感するかという仕組みが、ミラーニューロンの研究で明らかになってきたのです。そのことが非常に大きな意味を持つため、ミラーニューロンの発見を「脳科学最大の発見」と呼ぶ人もいます。(p.4-5)
    《参照》   『脳を活かす仕事術』 茂木健一郎 (PHP) 《後編》
              【ミラーニューロン】

【何歳になっても「脳を育てていける」】
 1998年には、大人の脳神経細胞も日々新しく生まれていることが発見されました。それまでに「大人になったら脳細胞はもう増えず、減る一方だ」と考えられてきた常識が、根底から覆されたのです。この発見と、成人後の脳神経新生についてのその後の研究によって、私たちは何歳になっても「脳を育てていける」ということが分かってきました。これは、人間の可能性についての大きな発見です。(p.5-6)
 「脳は、肉体のように一方的に老化するものではない」という発見は、大きな意味を持つ。
 「年だから・・・」は完全に言い訳。脳は年齢に関係なく育むことが可能である。

【脳を育てる】
 脳細胞を育てるのは、筋力トレーニングをするのと似たようなものです。毎日少しずつ、鍛えていく。また、
 鍛えすぎてもだめなのです。適度な刺激、適度な負荷を、自分が「これくらいはできるかな」と思うレベルより少し上を目標にしながらかけていく、そうすることで、脳は少しずつ育っていくのです。(p.55-56)
 トレーニングを継続する期間は、最低3か月。その根拠は、人間の細胞が入れ替わる期間が3か月だから。
 継続するにしても、たんなる習慣になってしまったら意味がない。
 たんなる習慣になってしまった祈りは、たいした変化を脳に及ぼすこともなく、願いも漫然として、「叶う」という状態からは程遠くなってしまうのではないでしょうか。(p.61-62)
 このような状態を克服するには。
 祈りが「無意識で行うこと」になってしまうからこそ惰性になるわけですから、祈りのたびに「意識の上に登らせる」よう心がけてみてはいかがでしょうか。(p.62)

【ネガティブな感情】
 誰かに対して怒り・妬み・恐れ・不安と言ったネガティブな感情を持つと、それが社会的には「あまりいよくないこと」であるとされているのを自分の脳は分かっていて、「ストレス物質」であるコルチゾールという物質が分泌されます。コルチゾールは生体に必須のホルモンですが、脳内で過剰に分泌されると、人間の脳が持つ最重要の機能と言っても過言ではない「記憶」の回路で中心的な役割を果たす、「海馬」という部位が委縮してしまうことが分かっています。(p.19-20)
 ネガティブな感情をもつ人は、記憶がイカレテしまう傾向があると言っている。

【ネガティブな祈りの効果:人を呪わば穴二つ】
 ネガティブな祈りは、自分自身に悪影響を及ぼす逆効果の祈りとなってしまうのです。
 人の不幸を祈るようなネガティブな祈り ―― むしろ「呪い」に近いものと言えるかもしれません ―― は、まさにことわざに言うとおり、人を呪わば穴二つ」の結果をもたらしてしまうのです。(p.20-21)
 この記述では、説明不足である。相手に向けたネガティブな祈りが、なぜ自分自身に悪影響を及ぼすのか、理由が説明されていない。それは「自律神経系は言葉における自他の人称を解さない」という大脳の特性に依っている。
   《参照》   『「朝の習慣」を変えると人生はうまくいく!』 佐藤富雄 (青春出版社)
             【大脳の特性】

【ポジティブな祈りの効果】
 ポジティブな祈りは脳にどのような影響を与えるのでしょうか。
 まず、「ベータ―エンドルフィン」や「ドーパミン」「オキシトシン」など、「脳内快感物質」と一般的に呼ばれる一連の物質が分泌されます。
 脳内快感物質とは、脳内で機能する神経伝達物質のうち、多幸感や快感をもたらす物質を一般的に総称した用語です。(p.21)
 ポジティブな祈りは、多幸感や快感をもたらすけれど、ネガティブな祈りは、記憶の座である海馬を委縮させてしまう。このことを理解した上で、どっちを取るかは、あなた次第。

【脳科学から見た「よい祈り」】
 自分を犠牲にして他者のために祈るような、どこか聖人めいた祈りではなく、「自他とのも幸福」を祈ることの中にこそ、脳科学から見た「よい祈り」はあるように思えてなりません。(p.36)
 この根拠も、先にリンクした【大脳の特性】によって説明できるだろう。「自らの犠牲」と「他者の幸せ」は、大脳にとって、単なる「犠牲」と「幸せ」になってしまい、トータル的には混乱か中和が招来されるだけだろう。
 仏典の『ジャータカ』にあるような自己犠牲の例えは、カルマを理解する上での話としてあり得ても、脳科学的には認めがたいということ。

【祈りが強化する「展望的記憶」の力】
 「海馬」に関して、非常に重要なことなので、長くなるけれど書き出しておいた。
 脳の中で記憶を司る部位である海馬は、これまでにあったことを記憶するだけでなく、「未来にやるべきこと」「将来行う行動」についての「展望的記憶」(Prospective Memory)もコントロールしています。
 たとえば、「来週の水曜日に午後2時から○○さんと会う」という予定を記憶していることが、展望的記憶です。ちなみに、認知症患者は、この展望的記憶の能力が極端に低下しています。
 この展望的記憶をしっかり持っているか否かが、じつはその人の生き方にも深い次元で影響を与えています。それは、たんに「スケジュール管理がうまい」といったレベルの話ではありません。私たちが未来に対するヴィジョンをしっかり持ち、希望を持って人生を歩んでいけるのも、じつは展望的記憶の能力があればこそなのです。
 なぜなら、10年後、20年後の自分の家族、自分が所属する集団(会社など)の姿をいきいきと思い描き、「かくありたい」という目標を設定することも、展望的記憶の一部だからです。
 展望的記憶の能力が低い場合、「こうなりたい」というヴィジョンに乏しく、目標達成への地道な努力も苦手で、何をするにも意欲がわきません。そのように、展望的記憶の強弱が、生き方にも大きく影響を及ぼしていくのです。
 また、最近の研究で、「人間が未来をいきいきと思い描くときに、海馬の活動が活発になる」ということが分かりました。(p.41-43)
 卓抜なシャーマンさんは、卓抜なイメージ力を持っている。海馬が常にフルに励起しているということだろう。
 ところで、海馬に関しては、いろんな角度から語りうるので、参考までに脳機能学者である苫米地さんの著作から2つリンクを。
    《参照》   『一瞬で相手をオトす洗脳術』 苫米地英人 (マキノ出版)
              【REM睡眠と海馬の関係】
    《参照》   『バイリンガルは二重人格』 苫米地英人 (フォレスト出版)
              【人格に関わる海馬】

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事実や真実を、科学的根拠があってはじめて、本物と思ってしまいがちです。
それでもなお、脳科学と祈りという点で、面白いと思いつつ、日常的には、当然わかって居ることのような気もします。

2014/3/29(土) 午後 10:00 キリン 返信する

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