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前回の流れで、
今回は「ヒート」
有名な市街戦のシーンはそれほどでもない。
やはりこの映画の圧巻は主人公二人の会話シーン。
このシーンだけで白飯3杯OK。
外見から、話し方から、キャラクター(ニール)を作り上げるデ・ニーロ、
ここも正攻法で完璧な演技。
このシーンをノーリハーサルで撮ることを提案したのはデ・ニーロ。
いかに完璧に作りこんでいたかがわかる。
一方のアル・パチーノ(ハナ)は、
基本的に誰を演じていてもアル・パチーノである。
ここでも、とくに作りこんだ様子はない。
抑え目でいかにも台詞的なセリフもない。
作りこんだデ・ニーロに対して即興で受け流してるようにすら見える。
しかし(後で思い返して気付くのだけど)
ハナは、
仲間といる時でもなく、
家族といる時でもなく、
宿敵と対峙したシーンで最も穏やかな表情をしている。
これこそがハナの本質を物語るシーンである。
悪に身を置きながら極めて常識人であるニールと
善の立場にいながらある種の“変人”であるハナ。
実はアル・パチーノもまた完璧に計算された演技である事に気付いて鳥肌。
この映画は一部のパチーノファンからはあまり評判がよろしくない。
デ・ニーロの方がかっこよく見えるから。
でもそれは、デ・ニーロの役のほうがエモーショナルな物語を背負ってるからに過ぎない。
どちらの役を演じるか聞かれて、パチーノはハナを選んだ。
本当にパチーノファンならDVDを買ってもう一度しっかり観るべき。
わかり易さではデ・ニーロだが、“深さ”ではパチーノ。
長らく廃盤状態で、
amazonではべらぼーなコレクターズ価格で売られていた。
特典満載のプレミアムエディションで発売してくれた東北新社さんに心からの感謝。
ただ・・・
日本語吹替が・・・
デ・ニーロを津嘉山正種はわかる。完璧にわかる。
パチーノが“ちびまる子ちゃんのおじいちゃん”とはどういうことか!?
ここはキャラクター的にも野沢那智だろ・・・
私のおすすめ:
ヒート プレミアム・エディション (初回生産限定版)
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