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強度偽装マンション、2棟は自壊の恐れも

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051120-00000001-yom-soci
耐震強度が偽装されていた東京、千葉、神奈川の1都2県のマンションなど21棟のうち、すでに完成し居住者のいる千葉県船橋市と神奈川県川崎市のマンション各1棟は、地震などがなくても、長期的には自らの重みなどで壊れる可能性が高いことが19日、国土交通省などの調べでわかった。

 この2棟は、耐震強度が建築基準法で定められた基準の3〜7割だったことが判明しているが、自壊の可能性も浮上したことで、今後、住民の退去が避けられない見通しとなった。


これは、マンションなどを設計する際の構造計算書が姉歯建築設計事務所」(姉歯秀次一級建築士)によって偽造されていた、偽造はわかっているだけで21棟におよび、14棟は竣工して既に入居している、
ホテル一棟も含まれ、既に営業を停止している、

こういった、結構衝撃的な事件である。

自壊のおそれありということになると、おそらく住人は一時退去で補強を入れるか建て直しということになるのだろうが、どこが責任を持つのだろうか。
分譲の場合、問題が明確になった今、売るに売れない。
マンション買ってる人など、大なり小なりのローン抱えている。
これにさらに建替えの出費は痛手であろうし、一時退去の出費も馬鹿にならない。
物件の担保価値が下がれば担保を追加せよということにもなろう。

こうした場合、どこに補償を求めればいいのだろうか。
設計事務所に補償するだけの財力などあるわけがない。
デベロッパーが補償すべきなのか。
どうも、偽造が行われたのは同じデベロッパーの物件がほとんどで、建築会社も同じ、評価機関も同じといことになると、組織ぐるみ?という疑いが自然にわいてくる。

あちこちで、うちに責任はない、と、責任のなすりあわせの大合唱だ。

今後、偽造がこの事務所がてがけた他の設計物にも及ぶのか、さらには業界の慣例としてこうした偽造が普通になされていたのか。といった点にも注目したいが、・・・実は今ひとつ問題点がよくわからない。

マンションを建てる際の手順と必要な手続きがよくわからないからだ。
ここら辺がはっきりしないと、個人の問題なのか、デベロッパーと関係会社の意図的な問題なのかがわからない。
また、こうした偽造を見抜けなかった検査機関の責任の重さについてもよくわからない。

http://www.mlit.go.jp/aneha/index.html
国土交通省の「姉歯建築設計事務所による構造計算書の偽造とその対応について」というページだがやはりよくわからない。

ついでだから名前があがった会社もリストしておこう。

株式会社ヒューザー
http://www.huser.co.jp/
中堅マンション販売。問題になっている竣工済みマンションの7棟を発注。
設計を請け負った3業者が東京都の事情聴取に対し、姉歯事務所への構造計算の委託が、いずれもヒューザーの意向だったと答えたとの情報あり。

木村建設株式会社(数社あるようだが本社八代市ということでここと判断)
http://www.kimurakensetsu.co.jp/
中堅建設会社。14棟のうち、9棟を施工。うち4棟はヒューザーが施主。
ヒューザーの社長は1998年末、木村建設社長と知り合い、その際、木村建設側から姉歯建築設計事務所を紹介されたという。との情報あり

イーホームズ株式会社
http://www.ehomes.co.jp/
確認検査を行っている民間検査機関
弊社の通常の審査業務における過失はないものと思っております。
 但し、弊社にもその社会的責任はあり、このことはその事実を知ってから、早急に国土交通省に報告することによって全うしているものと信じております。
とのコメントを発表。

添付が義務付けられた書類がないにもかかわらず、通常の審査処理にとどめ、計算過程のチェックを行っていなかったことが18日、分かった。国土交通省は建築基準法違反の疑いもあるとして、同社から事情を聴く。との情報あり



わかってる人は、わかってるなりに問題を把握しているだろうし、わからない人は何が問題なのかをよく理解できないまま、とりあえず欠陥マンションを手にする恐怖だけが先走る。
これで、他にも同じような例が出てくると、一気にパニックとなる可能性もある。

一般論でもかまわないので、どこかにきっちりとした解説は無いのかと探しているのだが、今のところ見つからない。

---
追加
新たに都内2棟倒壊の恐れ 代金全額返済へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051120-00000101-kyodo-soci
首都圏のマンションなどで耐震強度が偽造されていた問題で、福岡市の不動産会社シノケンは20日、姉歯建築設計事務所(千葉県市川市)が建築確認に使う構造計算書を偽造していたシノケン関連4棟のうち、東京都港区と新宿区のマンション計2棟が、震度5強程度の地震で倒壊する恐れがあると発表した。
 構造計算を独自に行ったといい、残り2棟についても調べている。
 国土交通省は、姉歯事務所が構造計算をして完成済みの14棟のうち千葉県船橋市と川崎市川崎区のマンションの2棟について、建築基準の3割から7割程度の強度しかないとしており、倒壊の可能性が指摘されたのはこれで計4棟に上った。
 マンションはワンルームタイプ。いずれも木村建設(熊本県八代市)に設計・施工を依頼し、姉歯事務所が下請けで構造計算を担当した。オーナーに販売した後、賃貸されており、シノケンは売買契約を白紙化し、代金を全額返済する方針。


シノケンのIR情報はこちら
http://www.shinoken.com/data/ir/press9.html
本件で一番最初に誠実な対応を取った会社と評価しても良いと思われ。

とりあえず14棟全てについて関連した企業名もきっちり出して欲しいぞ。

---
再追加
朝日新聞によれば
http://www.asahi.com/special/051118/TKY200511190242.html
耐震強度偽造、建築主は5社に集中
ヒューザー(東京都千代田区)=12棟(うち未完成5棟)▽シノケン(福岡市、今年10月に「シノハラ建設システム」から社名変更)=4棟(同0棟)▽サン中央ホーム(千葉県船橋市)=3棟(同1棟)▽東日本住宅(東京都新宿区)=1棟(同1棟)。 京王電鉄(東京都多摩市)が東京都中央区に建てたホテル「京王プレッソイン茅場町」1棟


http://www.asahi.com/special/051118/TKY200511190244.html
国土交通省は19日、構造計算書の作成を依頼した元請け設計業者6社についても、建築基準法違反の疑いで警視庁に告発する方針を固めた
対象は、スペースワン、シノケン、エスエスエー建築都市設計事務所、木村建設、森田設計事務所、下河辺建築設計事務所。
偽造の構造計算書は、建築基準法上、元請け設計業者の名義で作成されたことになっている。

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耐震偽装

姉歯物件以外にもあるのだろうとは思っていましたが、ようやく話題になりました。 きっこのブログでもとりあげられていますが、イーホームズの藤田社長が裁判後何度も告発していても、大手新聞もテレビも無視、といった状態でしたが、ようやく事実として事件が見えてきました。 最初に話題が挙がったときに何かコメントした記憶があり、以前のブログを辿ってみました。 強度偽装マンション、2棟は自壊の恐れも という以前の記事を見てみると あちこちで、うちに責任はない、と、責任のなすりあわせの大合唱だ。 今後、偽造

2007/1/26(金) 午後 6:40 [ ケミストの日常 ]

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