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書庫☆70年代アイドルぷちレビュー

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レッドビッキーズと言えば…

テレビ朝日系列で1978年1月より放映された子供向けのテレビドラマシリーズであり、コレを読んでいる方の中にも懐かしさで顔がほころんでいる方も多いのではないかしらん?本シリーズはかなりの人気を博したことにより第2シリーズまで製作。ティーン女子が少年野球の監督を務めることになり、その彼女とチームメンバーである男のコと女のコたちによる熱血青春ストーリーといったトコロがおもなあらすじとなる。

イメージ 2このシリーズはそのストーリー性や脇を固めた俳優陣(柳生博さんや高田敏江さん等)にも注目が集まったものだが、それまでに子役として活躍していたサラブレッドたちも数多くご出演というのも特筆だったか。例えば「5年3組魔法組」からはハテナマンとして人気者になった増田康好クンがチームメンバーとして、ショースケ役を演じた神アコちゃんが敵チームのピッチャーとして、そしてケンちゃんシリーズからはトコちゃんを演じた佐久間真由美ちゃんも紅一点のメンバーとして…当時をときめいた子役たちがわんさかという状態だったのである。また、カリカリ役を演じた古川聰クンは後にアイドル歌手としてデビューという…なかばぷち金八?とおぼしき輩出もあったりで。

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下段右がアコ嬢、中央が増田クンツインテールがキャワゆいトコ嬢アイドルデビューも果たした聰クン

いずれにしてもこのテの子供向けドラマシリーズをオトナになった今こそ、最初から見直してみたいと思うのはワタクシメだけではないはず。なんといっても昭和のかほり芳しく…それだけでも懐かしものフリークとしては見る価値アリ!といったトコロ。

それはそうと男のコと女のコ、そしてレッドビッキーズと言えばこの方がいの一番に。ということで今回はココにかじりつき、この方のこの1曲をレビュってみたいと思うのでありまする。

表題の「カモン・ベイビー」は林寛子嬢のシングル第7弾として、1976年1月10日に発売された楽曲である。

林寛子嬢と言えば現在も芸能界でご活躍中であり、しかも近年は同じく70年代アイドルの大場久美子嬢とコンビを組みコントにも挑戦されるなど、相も変わらずバイタリティがあふれまくり。なのでアイドルとしての現役時代をご存じない世代の方々にだって、そのお名前とお顔は十二分に浸透済みなのかと。それこそ時代を超越し、ソレラを知らしめておられるというのは、芸能人としてある意味とてもスゴイことだと感じるのでありまする。それにしても寛子嬢におけるあのパワーは一体どこからやってくるのかしらん、ナゾ。

なんせアンタ…寛子嬢における芸能界でのご芸暦はザっと47年でゴザイマスよ!もともとは子役としてそのキャリアをスタートされた方だもの…TV画面で見せてくださるパワフルで肝のスワった立ち振る舞いとやらは、ソノあたりからきているのでゴザイマスね、おそらくは。彼女にたてつける方なんて…そうそう存在しないのでは?と思われ^^;。

そんな寛子嬢ではございますが、彼女のアイドル歌手としてのスタート時(1974年|デビュー曲「ほほえみ」)は実に初々しい清純な少女といった風。だけれどもどこかしらから漂うアレが…そそっ、子役あがりの方にちょくちょく見られるその世界は知り尽くしましたワ風の手馴れた感?それこそふさいでもふさいでもどこかしらからにじみ出てくるというアレ…でゴザイマスよ。ただコレはプロとしてはとてもスバラシイことですからん…初々しさの点でやや障害になったか?くらいの言及に留め、さっさと先に進むことにしようと思うのでありまする。

そんな寛子嬢が放った表題曲「カモン・ベイビー」とは?

そもそも彼女のアイドル人生における代表曲と言えば…小泉今日子嬢がカバーしヒットに至ったことでも知られる「素敵なラブリーボーイ」でゴザイマシタよね。この曲は1975年9月発売でオリコンでは最高31位9.1万枚を記録、林寛子嬢を人気アイドルの座へと押し上げたもの。それまでの寛子嬢はデビュー曲以降、意外とヒットには縁遠かったこともあり、当該曲のヒットはご本人さま的にも相当ウレシかったのではないかとスイソクする。そういうヒットが出た後だもの…やはりその作風を踏襲して次も手堅く狙いうち!と考えるのが、一般的な商売の法則でゴザイマスものね。こんな状況下で繰り出されたのが表題曲ということになるのである。

ということで作家陣もその代表曲とまったくおんなじ布陣で…ちなみに作詞は千家和也氏、作曲は穂口雄右氏というコンビ。穂口氏は昨今じゃツイッターにおきまして色々とご活躍中の方でもあるのだけれど、アメリカンポップスのノリの良さとイノセントな雰囲気を和製アイドルポップスに溶け込ませた功労者と言える。それこそキャンディーズのおもなヒット曲群、たとえば「年下の男の子」だけを一聴しただけでもコレに関してはガッテンしていただけるのではないかと思われ。

でもって今回の表題曲において前作とひとつだけ異なる点…ソレは編曲家サンにある。そそっ、本作では竜崎孝路センセイが編曲をご担当ってことで…ココが前作と比較しての新鮮味ってトコロ。センセイは一時TVのオーディション番組などで審査員も務められ、おクチ元におヒゲのあるダンディーな…と言えばそのお顔を思い出す方が多いのカモ?竜崎センセイはオールドR&R風の味付けをさせたら五本の指に入ると言わしめた方であり、ソレが顕著に現れた作品として「あなたに夢中」「危い土曜日」(キャンディーズ)、「うれしい体験」(青木美冴)などがある。また、これに反して演歌の分野でもその腕を大いにふるわれ、例えば「舟唄」や「雨の慕情」(ともに八代亜紀)などもセンセイの作とキたもんだ!センセイったらば…かなりのオールラウンドテクニシャンなのでゴザイマスね、ウフっ^^。

コホン!ひとまずソレはさておき、肝心のレビューを進めてまいりまショ。

ドラム、ベース、ギターそしてピアノという、シンプルな編成により奏でられるイントロ。ギターの音色も実に懐かしく響きまくるレトロっぷりであり、1950年代後半〜1960年代前半頃のアメリカにタイムスリップ?といった趣きか。さながらガレージロック(そこら近所のガレージ内で演奏してるような)とでも呼びたくなるようなグッド・オールド・フィーリング!コレはのっけから期待できまっせ〜!

♪男の子と女の子がつき合うと 恋はこういうものかしら

と思うやいなや…前ヒットの踏襲をいきなりブツけてキましたナ。ただこの時点ではこの男子クンとやらが“ミスター・スイート・ラブリ〜ボ〜イ”なのかなんなのか、その正体はハッキリせず。あくまでも“とある男の子”くらいにとどめ、聴き手に興味を抱かせる手法を採用している模様。

♪くちづけするのは下手で 恥ずかしがりや
 とっても淋しがりで 涙もろい

と思いきや…想定外のスバヤい展開によりまして、その男の子とやらの素性がリビ〜るされてまいりましたヨ。ははん…なるへそ、そういうことですか。千家氏作詞の♪あいつはあいつはかわいい...アレとほぼニタピロなお性格?要はシャイでぶきっちょな男の子ってのが、本楽曲の主人公さまに宛がわれたお相手さんらしい。

♪カモン・ベイビー 可愛いの
 ちょっぴり憎らしいあなたが 大好きなの―−

それこそ“なんだか趣味じゃないけどとても気になるあいつ”なのか。主人公さまはその彼にZokkon命(LOVE)ってるご様子なんだもの。まぁ、昔から出来の悪い子ほど云々と言われておりますものね〜一種の中毒性というかなんというか「ほっとけないよ」にさせられるアレ。でもって千家氏は過去のそれらヒット曲にて

ちょいと勝気な女子 vs シャイで内気な男子

こんな関係の構築にご成功されたもの。それこそザ・千家和也と言える十八番(オハコ)手法でヒット曲をバンバンと叩き出していたのもの。それら楽曲がチャートを賑わしていた当時(70年代中盤)のニッポンと言えば、まだまだ男性優位が当たり前といった時代でゴザイマシタでしょうか。それこそ多くのご家庭でもお父上が「飯っ」「風呂っ」「こっちさこいっ」といばりちらしていた頃だったかと。そのような状態にあってのこういう図式…当時としてはかなり斬新だったのでは?そんな意味でも千家氏は先見の明をお持ちだったと言えるのカモ…だってそれから38年ほど経過した今、日いづる国の首相が「女性が輝く時代」を連呼しまくり女性age〜が進行中。時代は変わったものでゴザイマスよね。(笑)

♪私がそばにいないと あなたはなんにも
 ひとりではできないの

このクダリからはストリングスも導入され、独特の哀愁味も漂わせる。イントロからのオールドR&R風味が幾分やわらぎ、ちょぴっりウェッティな雰囲気に変わる部分でもあるか。なんせ主人公さまの心情が語られる部分だもの…しおらしさくらいは見せとかんとネ、だって…女のコなんだもん。(笑)

まぁ、ソレはさておき…くちづけするのも下手で恥ずかしがりや、とっても淋しがりで涙もろい。しかも“ひとりではなんにもできないの”だなんて〜ただの冷凍マグロじゃん(失礼)。もしかして当該ご関係におきましてはアレの際にも「こっちさこい」(カモン・ベイビー)と呼びつけるのは女性の側ってことになるのかしらん、ナゾ。しかし、こんな男の子...ワタクシメが女性だったらイヤですワン…だって面倒だもの〜と言ってるのに限ってそういうのにひっかかるものナノ。

♪恋はこういうものかしら

なのカモしれませぬ、ハイっ。(笑)

それにしてもこの曲を熱唱する林寛子嬢…どうよ、コレ。かなりのハイテンションではゴザイマセンこと?デビュー当初からその歌唱力や表現力には定評のあった彼女だったけれども、この曲ではソレラが大爆発?いえいえ…大暴発してるとおぼしき歌声にビックラこいて
しまうのである。特に終盤戦にあたる2分45秒あたりにやってくるコレ

♪グゥゥあぁモぉン〜ベぇイ〜(ヒィ~↑)ビぃイ〜(ヒィ~↑)

字ズラに出来ませんワ...滝汗。とにかくえずきながら?のうなり節+白目ムイてしまいそうなほどにやりすぎ感アリアリのしゃくりあげ…このかなりイっちゃってる歌唱法こそが、ザ・林寛子そのものであるように感じるのである。なんといってもデビュー曲「ほほえみ」では甘ったれたお声で生娘を、またある時にはアグネス・チャンでも風吹ジュンでもなんでもこい!とモノマネだってこなすノ。かと思えば他シングル「日暮れどき」や「わたしがブルーにそまるとき」で見せたようなおセンチ声までくりだせるのだから。あり得ないほど器用で芸達者、そしてお歌もお上手でゴザイマスよね。

そんな寛子嬢にはお誂え向きとおぼしき曲が今回の「カモン・ベイビー」であることは言うまでもないか。なんせ彼女が持つ歌唱テクとやらを存分に発揮できる作風なんだもの。ってことで寛子嬢が子役時代から培ってきたであろうザ・芸能人魂が大炸裂?でもってサービスしすぎた結果が↑の“えずきながらのうなり&しゃくりあげ”唱法だったのかと思われるのである。まぁ、オールドR&R風味なんだもの…それくらいやんないとサマにならないというものヨ。ソレ系には必須の楽器、サックスも間奏でパワープレイ!R&R風味をトコトン盛り上げる…ラブリ〜ボ〜イよりコッチの方がスキかも。

いやはや…どんな作風の曲でもかかってこい!主人公のぶきっちょなお相手さんとはまるで対極?なんでもこなす寛子嬢には感服…いつどんなときでも全力投球のご姿勢には感心させられますヨ。しかも今はお笑い界にまでお足をツっこんでおられ…。そのパワフルさのカケラでもいいから煎じて飲みほしたいくらいでゴザイマスよ。

さてさて…この曲の成績発表とまいりましょう。本楽曲はオリコン最高51位、登場週数9、売上3.7万枚を記録し、前作「素敵なラブリーボーイ」に続くTOP100ヒットと相成ったのでありまする。

この歌のお披露目ではジーンズ生地の上下に身を包んだ寛子嬢。なので歌声ともどもダイナミックなアレがプリプリと。そしてレッドビッキーズの際に着ておられた野球のユニフォーム…ソレにおきましてもアレがプリプリと...。小坊だった当時のワタクシメの目にもソレは否応なしに飛び込んで、女性というものを意識させられたものでゴザイマスよ、ドキっ。現場にいて毎回ソレを目の当たりにしていたであろうレッドビッキーズの面々は、それこそ“まっ赤なかえる達”と化していたのか?あどけない少年達でありながらも自身の中のオトコを感じておられたことでしょうよ、ウフっ。

♪男の子と女の子がつき合うと 恋はこういうものかしら

はて…ツクのはオトコの役目と理解しとりましたがナニか?コラっ!誰が「○く」なんていったのヨ、字ズラを良く見なさいっ!しかも女の子にそんな術は…構造的に凸と凹だった…デショショ?男フタリの組み合わせならばともかくサ。ってかこれからやってくる時代が女性優位の時代になろうとも…このお役目だけは延々と続くのじゃ!だってぼくら凸…男のコなんだもん。(笑)

本日も地球のアチラコチラで

♪カモン・ベイビ〜

シェキナ・ベイビ〜!泣かせてやる〜めちゃめちゃに〜お前がブルーにそまるとき…ウっヒッヒ。ありゃ?寛子ネタで〆ようと思ったら完全に取り乱してしもうたワ、シッケイシッケイ。めんぼくないぜ、ベイビ〜。(笑)

☆作品データ
作詞:千家和也 作曲:穂口雄右(1976年度作品・キャニオンレコード)

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