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2011年秋期アニメ総評

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1位:ちはやふる

物語の構成が芸術的なまでに素晴らしい

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かるたというほとんどの人が馴染みのないマイナー競技をテーマにしているにも関わらず、物語にぐいぐい引き込まれて、実際に見たこともないのに競技に興味を惹かれるほどに吸引力が凄まじい。特に物語の構成力が見事で、1話の濃厚さ、きちんと起承転結を1話で埋め込む華麗さ、サブキャラまでスポットを当てる繊細さは歴代の他作品と比べても冠絶しており、スタッフのこの作品に対する愛情が感じられる。

キャラクターも気持のよいキャラばかりで、見ていて不快感を微塵も感じない。キャラが織り成すドラマはまさに青春を謳歌する高校時代の美しさを具現化しており、視聴者も彼らと一体になることができる。

毎回、今後が楽しみな上に、1話1話の出来がよいので安心して最後まで視聴できそうだ。

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2位:Fate/Zero

多彩な正史キャラが織り成す英雄叙事詩

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魔術で喚起した歴史上の人物同士が戦うという歴史好きにはたまらない設定と展開のストーリーで、歴史的な英雄・悪党たちが現代を舞台に織り成すストーリーは魅力に溢れて興味を引き、先の展開が常に気になってしまう。

喚起された英雄たちの個性と喚起したマスターたちの個性の切り分けも見事で、喚起されたサーバントの英雄然・悪党然とした姿に対し、いかにも現代風な思考をするマスターたちの対比が面白く、そこには歴史の深遂ささえ感じる。

そして、なんと言ってもイスカンダルとウェイバーのペアはいろいろな意味で最強であろう。この2者がいなければ正直、物語の面白さも魅力も半減以下すると断言できる。ゆえに、主人公は明らかにセイバー陣営のため、イスカンダル陣営が退場になってから、どれだけ物語に魅力が残っているかが心配ではある。

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3位:へうげもの

古田織部の愉快な物語

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物語も後半になって、完全に織部よりも利休が中心になってしまい、ますます影が薄くなってきている古田織部だが、決して存在感が薄らいだわけではなく、出てくるたびにそのひょうげた思考と容貌に愛着が沸いてくる。
利休が中心になりつつも、彼を中心にしてしまうと物語がどんよりと暗く、陰翳があり過ぎて物語に踏み込みづらいので、織部のような陰謀とは無縁の陽気な男をメインに据えた作り方にしているのは見事。暗い雰囲気も彼のアップが映るだけで払拭できる個性もあり、利休と対比することでより一層鮮明になっている。

中途半端な話数で3.5クール構成だが、後半の壮絶さは歴史を知っていればなお楽しみになることだろう。

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4位:UN-GO

奇抜な探偵モノとして楽しめた名作

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推理モノが基本的に苦手なので探偵モノは実写以外は面白いと思ったことはないのだが、この作品は既存の探偵モノとは異なり、個人的には探偵モノとして始めて堪能できた作品。
物語の背景説明、キャラの紹介もほとんどないまま進んでいるにも関わらず、物語に自然と引き込んでいく力があり、気付けば見入っている。

抜きん出た佳さや物語に強烈に引き込んでいく力はないものの、不思議と物語に耽溺するだけの魅力はあり、退廃的な雰囲気の中で探偵らしくない主人公が謎を解いてゆく様は、推理モノの常道をなぞっているにも関わらず、どこか斬新な奇抜さを感じる。

できればノイタミナ枠として同時放映の某作品ではなく、こちらを2クール実施して欲しかった。

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5位:ぬらりひょんの孫〜千年魔京〜

予想以上に盛り上がったが、最終話で??

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第一期が面白くなかったので、第二期も期待せずに視聴していたのだが、なかなかどうして、後半の盛り上がりは今期でもトップクラスではないだろうか。多彩な敵キャラに比べて見方陣営のキャラの弱さはあるものの、ジャンプ特有のRPGバトルは意外にも盛り上がって引き込まれるものがあった。
最終話のラスボスとの戦闘も王道展開で小気味よく進んでいたのだが、これからさらにクライマックスって時にラスボスが敵前逃亡というあり得ない展開になって完全に尻つぼみ状態で終わってしまった。尺が足りないというわけではなく、Bパートまるまる使って冗長な後日譚をする余裕があったところを見ると原作準拠であろうが、アニメとしては消化不良も甚だしい。

第三期があるという前提ならともかく、これで物語が終わるとしたら何とも情けない終わり方である。途中から期待しただけに落胆が大きい。
ただ、ラストバトルの行方意外は楽しめたので、評価は比較的高くなっている。

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