スロベニアにしがみつ記

リュブリャナ在住14年ガイド千夏。やっぱり好きなんだよね、スロヴェニア。

うれしいバースデープレゼント

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先週、3?回目の誕生日を迎えました。
小学生の頃の私にとって、この年って『オバさん』の年だったなぁ・・・
そう思い出すと、自分も『オバさん』になったんだなぁと思わざるを得なくなります。
気持ちはまだ20歳ですが。(笑)

誕生日の前日はドブロウニクで仕事。
この日は昼の便でザグレブへ飛んで、帰宅でした。
午前中、前日に一緒に仕事をしたお友達でドブロウニク在住の日本語ガイドのアンティツァとコーヒーを飲みました。
「今日は私誕生日だから、ご馳走するね。」
そうです、こちらでは誕生日の人が家族や友達にご馳走するんです。
家族や友達が多いと、誕生日ビンボーになります。(笑)
そうしたら、アンティツァはプレゼントの代わりに私の生涯初ギプスにお祝いメッセージを書いてくれました。
ついでにカフェのお姉さんも。
仕事も終わったし、この日リュブリャナに帰ったらギプスが外されるという予定だったので。

リュブリャナの自宅に着いたのは夕方。
それからすぐに病院へ行きました。
やっと不便なギプスが外してもらえるぅ〜♪♪
まずレントゲンを取りにいくと、レントゲン技師のお兄さんの質問猛攻撃。
「どこから来たの?何年住んでるの?どうしてスロヴェニアに来たの?どうして怪我したの?スロヴェニア好き?仕事何してるの?日本語でこんにちはってニーハオって言うんだっけ?」
あっという間にレントゲンが撮られて、廊下の待合室へ追いやられてしまいました。
ところが、しばらくするとそのお兄さんが、やって来て言いました。
「忘れ物だよ。」
彼がくれた紙を開いてみたら、日本語で「お誕生日おめでとうございます」と。
スロヴェニア人がこんなに気が利いたことしてくれるなんて期待もしていなかったので、ものすごく嬉しかったです。
涙が出そうなほど、嬉しかった。
正直に嬉しいって、そして嬉しい気持ちってこれなんだって、久しぶりに本当に心から思えた瞬間でした。

嬉しかったのもつかの間。
お医者さんの診察では、救急でじん帯損傷だけのはずだったのに、この日一部骨折が判明。
この骨折、見落とされてた?
さすがにそろそろ汚くなったし、臭くなったし(笑)、落書きされたので、新しいギプスに変えてもらいましたが、今月末までギプス生活は続きます・・・
とほほ・・・

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スロヴェニアの社食

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ガイドになる前は、スロヴェニアの旅行会社に勤めてました。
当時従業員16人だった会社には、社員食堂なんてなくて、みんな家から持って来たり、スーパーやパン屋に買い出しに行ったり。
社長のバカ息子も同じ社内で働いてるフリしてましたが、ヤツは毎日どこかに食べにでてましたけど。
私は安月給の割に合わない激務で、いつも出来るだけ安いもの食べて節約してたっけ。
昼は飲むヨーグルトとパンだけどか、フルーツだけどか、家で作った前夜のチャーハンやシチューをお弁当にしたりとか。
今でも忘れないのが、私がシチューを食べている時に腹黒い社長が言い放った言葉。
「そんなのスロヴェニアじゃブタのエサだ。」
何が入っているか聞かれて、ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、ブロッコリーと。
節約してたからお肉は入ってませんでしたが、あまりの侮辱にその場で食べるのをやめて、みんなが集まって食事をしていた会議室をすぐに出ました。
そんないい思い出がない会社での昼ごはん。

今通訳のお仕事をしている会社は、製造系なので社食があります。
工場の工員さんたちは、なんともう9:30にご飯を食べます!
9:30って、私にとって朝ご飯なんですけど・・・ (笑)
11時に早々と社食は閉まるので、それまでに食べにいかなければなりません。
まあ、朝が早いし、朝ご飯も軽く食べてれば、早昼もいけます。

食いしん坊の私は、毎日この社食を楽しみにしてます。
2つメニューがあって、選べるようになってるのですが、いつも遅くに行くので、たいてい選択肢はありません。(苦笑)
今日はそばの実リゾットかふつうのリゾット。
そばをよく食べるこのプレクムリェ地方の名物がそばの実リゾットでもあります。
私は大好きです。
特にポルチーニ茸が入ってて、サワークリームで和えてあるのは絶品!!

順番がまわって来て、おばちゃんにそばの実リゾットを頼んだら、
「もうちょっとしかないわよ。それでもいい?」
あぁぁ〜〜ぁ・・・
私の前で何かがなくなるのはよくあるパターンだけど、またか・・・
でもおばちゃんは、ふつうのリゾット(赤い方)ものせてくれました。
一緒についたグリーンサラダは、もちろんパンプキンシードオイルで和えられてます。
いわゆるカボチャの種油なんですが、これもプレクムリェ地方特産。
これが食卓に欠かせないのがこの地方です。

決してレストランで食べるほど上品な味じゃないけど、なぜかとっても好きです。
ユーゴスラビア時代のイスとテーブルのある食堂で、料理はスロヴェニアのおばちゃんがつくる家庭料理みたいな。
それにローカルなものがいつも食べられるし。
最近そんなレストランばっかり探してる気がします。
超庶民的な味。
あしたは何かな〜♪

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ヨーロッパ コウノトリの村 ー ヴェリカ・ポラナ

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ただ今通訳の仕事をしているレンダヴァの会社のあるお兄さんが言いました。
「僕の村は、ヨーロッパ・コウノトリの村なんだよ。」
ほぇ〜〜。
『ヨーロッパ・コウノトリの村』はヨーロッパ中に全部で13あって、ヴェリカ・ポラナは1999年から登録されたんだそう。

その時はピンと来なかったものの、やっぱりだんだん気になってきました。
いつものように頭ではすっかりイメージが出来上がって、村にいっぱいコウノトリの巣がある様子が。
仕事の後、みんながビールを飲んで楽しそうにしている間、私はこの景色を自分の目で見てやろうと作戦を練っていると、ある人が言いました。
「コウノトリ、そんなにいないよ。あんまり勧めないね。」
そんなこと言われても、反骨精神が反応しちゃって、余計に見てやりたくなりました。
 
村に入ると途端に、道路がきれいになっていたり、円形交差点があったりとインフラがこの村だけ抜きん出ていい。
やっぱりEUからの補助金で潤っているのか??

そして、すぐに見つかりました!
巣が道ばたの電柱の上に、そしてコウノトリも!!
中には子供がいるみたいで、時々小さいかわいいくちばしも見えました。

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また少し進むと、『コウノトリ・パーク』らしいものがっ!!
子供も大人ものんびり遊べそうな公園だけど・・・
コウノトリがいな〜〜〜い!!!!
巣さえもないじゃん。
「コウノトリさん、ここに巣をつくってね♪」と言わんばかりの柱と巣受けはあるものの、空っぽ。
がっかりしました。
コペンハーゲンの人魚姫くらい。(苦笑)

こんなの人間が用意してあげなくても、コウノトリは居心地のいい所を自分で見つけるんじゃないのかな。
確かに、あまり観光客がくる所でない地方で、アトラクションとして売りたい気持ちは十分分かります。
でも、あまりに人工的すぎて、人の思惑が見えすぎてしまっていて、残念でした。
こんな公園じゃなくて、普通に道の脇の電柱に巣がある方が、何十倍も人とコウノトリが共存してるってことが感じられます。
自然を、特に生き物を売りにした観光って、難しいですね。
これを町のお偉いさんが分かってくれてるといいんですがねぇ。

コウノトリを呼ぶには、いいえさ場となる畑があること。
そして畑に農薬が使われてないことが、コウノトリに優しい条件なのでは。
ひとりが『エコ農業』頑張っても効果は見られないかもしれないけど、村のみんなが『エコ農業』を売りにしたらコウノトリもたくさんになる?

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スロヴェニア横断したら・・・

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またスロヴェニアの一番東の町、レンダヴァで通訳のお仕事してます。
スロヴェニアって、こうやって地図で見るとニワトリの形をしてるんです。
その頭の部分にレンダヴァはあります。

金曜日、仕事が終わってすぐにレンダヴァを出発。
今年から参加している男女混合イタリア東部アマチュアソフトボールリーグの試合に参加するため、まずはチームメートが待っているリュブリャナへ。
そこでピックアップしてもらって、トリエステ空港の近くの町の球場へ。
初めて一日でスロヴェニアの端から端までを踏破するので、ちょっとワクワクしてました。
といっても、たった3時間。(笑)
こんなに小さい国なので、クロアチア人たちはスロヴェニアを小馬鹿にしたようなジョークをよく言います。

「問:次にできるF1のコースはどこでしょう?」
「答:スロヴェニアの周り。」

「問:どうしてスロヴェニアのアコーディオン奏者は、手を横に広げてアコーディオンを演奏するのでしょうか?」
「答:縦に広げたら国から出ちゃうから。」

「トラック運転手は、スロヴェニアを給油ランプがつき始めてからでも横断できる。」

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寄り道も少ししながら、球場について、いつものようにナイターの試合に。
私はもうチームでもシニア組なので、途中出場。
サードで守備についていると、イタリアチームの男性プレーヤーが打ったライナーが私の方に。
微妙に打球がカーブして左手のグローブに収まったと思い、右手当ててみたらボールがポトリ。
無我夢中でボールを拾って三塁を踏んでセカンドランナーをアウトに、そして二塁に投げてダブルプレーにしようと思ったら、ボールが高めに浮いてしまって、なんだかおかしい・・・
なんだか変だし手がヒリヒリするしで右手を見てみると、信じられない自分の右手小指がありました。
小指が尋常じゃない形をしていました。
あまりにびっくりして涙があふれて来て、周りに集まった仲間や敵チームの選手も、まるで見てはいけないものを見てしまったかのように目を背けたりする様子が感じられて。
結局、第二関節脱臼で、その場でチームメートが直してくれましたが、リュブリャナの救急病院では、じん帯損傷のためギプスを。
人生初ギプスです。
痛みはないけど、ギプスでガイドの仕事もかっこ悪い。(苦笑)
何しろ不便です。

スロヴェニア横断したからこうなったの?
なんだか嫌な予感がするので、もうしないことにします。(笑)

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クロアチア人がかけた呪い

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望みはあるけど予選突破が厳しい日本代表・・・
それとは対照的に、おととい大勝したクロアチア。
新聞のスポーツ欄14ページのうち、13ページがサッカーのクロアチア代表の記事でした。
普通の新聞の14ページがスポーツ欄っていう数自体がすごいけど。(笑)
あまりにめくってもめくっても赤白チェックのユニフォームの写真が出てくるので、数えてしまいました。
あの悲劇的なブラジル戦の後だったので、この大勝がよっぽど嬉しかったんでしょう。
見出しには、『これでクロアチアもまたサッカー強国入り!』なんて。
またクロアチア人が調子に乗りはじめたようです。

私もこれでクロアチアでの身の安全が保証されたかと、安心して町歩きができるようになりました。
ただ今イストラ半島のロヴィンにいます。
仕事の後の疲れを癒やしてくれる冷えたビール。
もちろんワールドカップ仕様で、監督と選手の写真付き。
しばらくこれを眺めていたら、クロアチア人のブラジルにまで勝てると確信してしまう果てしないのサッカー熱が分かってきました。
これ飲んだら、勝てる気になるわ。
これ眺めてるだけでも、勝てる気になるわ。
すごい力が秘められているように思えてしまうのは、そんなに私が疲れているからなのでしょうか?

ビールの支払いをしようと、バーの中へ入りカウンターへ行くと、地元の酔っぱらった兄ちゃんたちが何人かいました。
いつものように、「クロアチア語うまいねぇ。」で始まると、ふたこと目はやっぱりサッカー。
「ゆうべ日本、勝てなかったねぇ〜。僕らがニシムラ(ブラジル戦の西村主審)に呪いかけちゃったからだね。」
そうだったのか・・・
もういいから早く呪いを解いてあげてくれ〜!!

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クロアチア人よ、大人になろう

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昨日スーパーに買い物に行った時、レジ付近で新聞の一面に目が止まりました。
ワールドカップ開幕から3日もたっているのに、一面の脇にはクロアチアvsブラジル戦の西村審判の写真が。
その脇には、『日本人ジャーナリストたちがクロアチア人に謝罪』と。
中に書いてあることは気になるけど、新聞買うのはバカらしいので、近くのカフェで見せてもらいました。

『24sata』(24時間の意味)のタブロイド的な60ページほどあるA4版のこの新聞には、その約3分の1にサッカーに関する記事が。
さすがサッカー好きな国。
気になるページへいってみると、
『黄色いユニフォームの審判 世界的な嘲笑』
というタイトルで、その下には
『どうして私の同胞日本人が私の愛するクロアチアを壊してしまったのか』
という、かつてクロアチアに住んでおられたサッカージャーナリストの方の記事が書いてありました。
クロアチアを愛する気持ちからか、最後に彼はその投稿をこう閉めております。
「愛するクロアチアの友たちよ、”盲目の”日本人審判が判定してしまったことを許してください。」
クロアチア人にとって、これは最大の慰めでしょう。(苦笑)

このページの合成写真は、まだ許せる範囲で笑えます。
オウンゴールを入れたブラジルの選手が、クロアチアのユニフォームを着ていたりとか。

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次のページを見たときには、もうその笑いが不快な苦笑いになりました。
一番許せないのが左上の合成写真。
『ファールを見た ユウイチ・ニシムラ』って書いてありますが、日本人は西洋人に比べて目が細いから、ファールがちゃんと見えていないってことを言いたいんでしょうが。
これは、人種差別の域に入っていますよね?
右上の写真では西村審判を盲目であると茶化してますし、下中央はブラジルのネイマールをクロアチアが誇る元K-1選手のミルコ・クロコップがハイキックしてたり、右下は全然誰か知らない日本人(?)が万札の風呂につかっているというおバカな合成写真ばかりが。

これまでクロアチア人がこんなにも、ねたみ深かったり、ひがんだりする人たちだって感じたことはありませんでした。
最初からクロアチアがブラジルに勝てると思っていた人って、どのくらいいたでしょう?
いい加減、大人らしくすっきりあきらめればいいもの、ネチネチネチネチひがんでる様子がわかります。

行く所会うクロアチア人に、「お前は日本人か?」とまず聞かれ、「そうだ」と答えると西村審判の判定の話を振られ、うんざりです。
もう面倒なんで、しばらくの間、スロヴェニア人だと言うことにします。(笑)

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クロアチアが夢見た瞬間

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プレクムリェ地方の事を書いてる途中ですが・・・
只今クロアチアでツアーにアテンド中。
そして今夜はクロアチアにとって決戦の日でした。
サッカーのワールドカップの開幕戦をブラジルと戦うからです。
もう数日前から車に国旗を付けたり、お馴染みの赤白チェック模様を至る所に貼り付けて準備していたクロアチア人達も、今日は朝から恥ずかし気もなくユニホーム来て街にでていたり、カフェやバーの前には大型液晶テレビが出現したり。
なんだかみんなソワソワ。
私達のバスのドライバー君もボスニア系クロアチア人で、昨日から何度も何度も私に念を押すように言うんです。
「明日はサッカーだから、9時までに夕食終わらせてね。」
「9時になったら、みんな乗ってなくてもバス出すよ。」
今日はバスのダッシュボードにユニホーム掛けて、やる気満々。
奥さんよりもサッカーを選ぶクロアチア男の典型だな。笑

そんな彼に触発されて、私も部屋で試合を見てしまいました。
一日炎天下を歩いた後の汗臭い自分に嫌気が差しながらも、シャワーをも浴びずにテレビにかじりついて。
だって、部屋に入ったらもう試合始まっちゃってたんだもん。
だけどビール片手に♪
始めからクロアチアがブラジルに勝てるわけないとは思ってたけど、『まさか』を期待して。

試合が始まると、その『まさか』が現実になりそうな予感がしてしまいました。
ブラジルのオウンゴ〜〜〜ル!
きっとクロアチア中が狂った瞬間だったでしょう。
そしてクロアチア中が、『まさか』を夢見始めた瞬間だったでしょう。

ところが、その夢はやっぱり夢のままで終わってしまいました。
試合後にアップされたクロアチアのインターネットニュースには、こんなタイトルが。
『輝くネイマールと日本人審判が、ワールドカップ開幕戦での燃える男達を玉砕』
もちろん燃える男達というのはクロアチアの選手達。
試合後にはクロアチア人コメンテーターは、
「開幕戦でこんな誤審をするのは恥だ!」
と切り捨てる始末。
スロベニアの自宅でクロアチア戦をテレビ観戦していたダンナ君からもメールが来ました。
「君たち、明日はクロアチアで歓迎されないね。」
みんなでクロアチアを応援してたのに、こんな顛末になるなんて思いもしなかった・・・

試合前に、ドライバー君が言ってました。
「クロアチアが負けたら、僕、明日の朝来ないから。」
しかも、クロアチアが負けた原因が、日本人審判だなんて・・・
明日、ドライバー君、来てくてないのかなぁ。
来てくれても、無言かなぁ。
すんごい気マズイ。
町歩きする時は、中国人か韓国人になりすますべきでしょうか・・・(苦笑)

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スロヴェニア再発見 ー プレクムリェ地方 その2

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仕事が終わると、ドーメンとふたり、普段まったくくる機会のないこの地方の散策にでました。
タクシーをハイヤーし、観光名所らしいところを回ってもらうことにしました。
私が行きたかったのは、スロヴェニアの一番東の地点で、立っているところはスロヴェニアで、右手がクロアチア、左手がハンガリーというところ。
スロヴェニアは地図で見ると、ニワトリの形をしているとよくスロヴェニア人は言いますが、そのニワトリのくちばしの先端に行きたかったんです。
タクシー運転手に前日に電話した時には、
「そんなところは聞いたことがない。」な〜んて。
地図上では存在するんだから、あるに決まってるだろ?
ということで、会社の地理や歴史に詳しいおじさんがいたので彼に聞いてみました。
「冬や春の初めだったらそこには行けただろうけど、今は草が茂っていてダメだね。車じゃ行けなくて、自転車か徒歩だったら行けるところだよ。」
そうか・・・
残念だけど、また次回だな。

ドーメンが行きたかったのはケシ畑。
畑一面に広がる赤いケシの花が、もう私たちの頭の中にイメージとして出来上がってしまいました。
それから、あとコウノトリとワイン!
これだけ見てプレクムリェを制覇する気満々で出発しました。
自称レンダヴァ唯一のタクシーに乗せてもらって、『当てずっぽ観光』に。
まずはレンダヴァ城に。
あまり流行ってなさそうな博物館だったし、入場料もかかるというので、次へ。
次にはレンダヴァの町が見下ろせる丘の上の聖三位一体教会へ。
16世紀に対オスマントルコ戦で戦った地元の英雄のミイラがあるというので、楽しみにして行ったら、教会の開館時間はなんと11:00から12:00まで。
やる気ないな〜〜。笑
ブドウ畑が広がる丘の頂上から見下ろすと、どこまでも続く平野が見えました。
この地方は、大昔はパンノニア海という海で、水が引いて残ったのが国境の向こうハンガリーのバラトン湖というところ。
肥沃な平野が果てしなく続いていて、スロヴェニアの穀物庫と呼ばれるのがこのプレクムリェ地方なのです。
そんな所、昔ながらの伝統的な家屋にも出会いました。
もうあまり見られない家ですが、藁葺き屋根はなんだかとっても懐かしい感じ。
壁は骨組みが木で、その周りが泥で固められたものなんだと。
半地下の部分には、ワインセラーが作られています。
素朴でいいですね。

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ホテルでかき集めた観光資料を見ながら、ドライブは続きました。
この地方はハンガリー人も多く住むところなので、道路標識は集落の名前はスロヴェニア語とハンガリー語の表記。
スロヴェニアにいながらも、外国にいる気分になりました。
景色を見ながら走っていると、ドライバーが言いました。
「いるよ、いるよ、そこに!」
彼が指差す先は、道路脇の民家の脇に立つ電信柱。
よく見ると柱の脇にもう一本柱があって、その上にはコウノトリがっ!!!
初めて見るコウノトリ。
感激しました。
こんなにも簡単に、しかも車窓からも見えてしまうところに。
巣はけっこうあちこちにありました。
プレクムリェではコウノトリは保護されていて、どうやらヨーロッパで一番コウノトリが多く生息する村っていうのもあるんだと。
それから、渡り鳥のコウノトリはツガイ同士のつながりが強く、アフリカの方からここへ帰ってくる途中、オスがいなくなってしまっても、メスは別のオスと帰ってくるということは決してないんだそう。
私たち人間を戒めるようなコウノトリの習性ですね。苦笑

つづく。

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スロヴェニア再発見ープレクムリェ地方 その1

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今回はガイドのお仕事ではなく、通訳として。
大阪に本社を置く企業ダイヘンが、2月にスロヴェニアの一番東にある町レンダヴァの企業を買収しました。
その買収にあたっての社内調整ということで、日本から出張された方々と現地スタッフの方々との間の通訳です。
これまで私が通訳の仕事をしたのは、サッカーのスロヴェニア代表チームの通訳をはじめ、様々なテレビ収録、様々なスロヴェニア国内の企業視察、イドリヤ市と水俣市の姉妹都市提携にあたる行事通訳、クロアチアでの観光局や教育委員会訪問時などの通訳でした。
今回は、普段の生活では全く使わない溶接機関連のお話。
正直不安でしたが、一緒に行ったスロヴェニア人の友人ドーメンに助けてもらうつもりで行ってきました。

レンダヴァは初めて。
スロヴェニアの東を流れるムラ川以東をプレクムリェ地方と呼びますが、プレクムリェはこれで2回目。
1回目は10年以上も前のことで、あまり記憶がない・・・
だから余計に新鮮でした。
この地方は、強烈な方言があることで知られる地方で、地元の人々同士が話している時々ハンガリー語も混じる方言は、全く理解できず。
食文化も特徴があり、なんだかスロヴェニアにいながらも、国外にいるような気分になりました。

初日の仕事の後、ドーメンとふたりで滞在先のホテルがあるムルスカ・ソボタの町を散策しました。
町と言っても16世紀後半に建てられたお城の周りに19世紀になってから町が発展したというもので、旧市街は存在せず、比較的新しい町並み。
散歩中にまず見つけたのが、こんな面白い標識でした。
これまでに、シカ注意、クマ注意、サル注意、ウシ注意、イノシシ注意、カエル注意の標識は見ましたが、カモ注意は初めてです。
かわいい。 (笑)
でも実際にこの標識の周りでカモは発見できず・・・
一体、どこからやってくるんでしょう??

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散歩の後は待ちに待った食事。
人口1万5千人の町は、夕方6時を過ぎると町の多くが機能しなくなるので、結局ホテルに併設されているレストランで食べるしか術はなくなりました。
ピウニツァ(ブリュワリーの意)と書いてある入り口の前のテラス席に座り、まず自家製ビールでも注文しようかと思ったら、
「自家製ビールはもう10年以上作ってないよ。」って。
看板にある通りの期待を抱いてしまった私たちですが、まぁ、ビールはあるので良しとしました。(苦笑)
メニューには、プレクムリェ料理のオンパレード。
そば料理各種をはじめ、ニョッキよりもよりジャガイモの割合が多い『ドドゥレ』、3種の肉が入ったシチュー『ボグラッチ』、ロマ(ジプシー)が多く住むこの地方らしいジプシー風ステーキとかも。
しかも安〜〜い!!!
毎日通って全部メニューを制覇したいという衝動に駆られながらも、まずはお店一押し料理を頼みました。
元ブリュワリー(←過去形だね)らしい、『ビール飲みのフライパン焼き料理』たるものを。
ポークと野菜をビールをかけて炒めたものに、ローストポテトがたっぷり。
この豚肉野菜炒め、なんだか日本で食べたことがある懐かしい味がしました。
お仕事は初めて耳にする言葉ばかりでてんてこ舞いでしたが、初日のアフター4は満喫でした。
楽しみがあるから、大変な仕事も頑張れるものです!

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ディンガッチのワイン

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クロアチアのダルマチア地方で美味しいワインというと、いつも出てくるのがこの『ディンガッチ』。
ディンガッチを選べば、まず美味しいというように、馬鹿の一つ覚えのように覚えていました。
ところがある時、不思議に思うことが。
ボトルラベルにディンガッチって書いてあるワインがいくつもある・・・
しかもそのラベルのデザインがいろいろ違っていて、どうやらいろんな蔵がディンガッチを作っているみたいだぞ・・・
この疑問が解けたのは昨年。
ソムリエがいるあるレストランででした。
「ディンガッチっていうのは、ブドウの品種の名前でも、ワイナリーの名前でもなくて、ブドウ畑がある地区のことなのさ。」
へぇぇぇ〜〜〜!!!
確かにディンガッチっていう名前のワイナリーもあるけれど、そうだったのね。
つまり草加せんべいみたいに、パッケージには「草加せんべい」って書いてあっても、いろんなせんべい屋が作っているってことなんですね。
(↑なぜ草加せんべいが思いついたのか、自分でもよくわかりません。笑)

そんなディンガッチ地区へ行ってきました。
お客様とワイナリーでワインテイスティングをした後、運転手君に頼み込んで5分走ってもらいました。
ディンガッチは高い岩山の向こう側、海に面した急斜面にあるので、昔はロバがその山越えをしなければならなかったのだそう。
今は、「ツルハシで掘りました」という感じの掘ったままのトンネルが開通していて、向こう側まであっという間。
トンネルの向こうは、ブドウ畑がものすごい急斜面に一面広がっていました。
夕焼けに染まるブドウ畑。
海には向こうの方にコルチュラ島が浮かび、これぞペレシャッツ半島と言うべき景色でした。
こんなに太陽の光を浴びるところでできるブドウは、やっぱり美味しさがいっぱいに詰まるんでしょう。
どんなところで実際にブドウができているのかを見ると、もっとワインが美味しく飲めそうです♪

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