波上の舟 京極竜子の生涯
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放置気味、じゃなくて完全に放置していたこの書庫。。 本を読んでないワケではないのだけど、記事にしたい程のパンチ力を感じる作品に出遭わず。 パンチ力、をワタシが一番感じるのは、やっぱり瀬戸内寂聴さん。 寂聴さんの作品でも、晴美さんの頃の作品でも、文面から匂い立って来るというか、 何か、独特の濃密さがあるんですよね。 そうかと思えば、突き放したかのようなアッサリした描写もあったり。 そのメリハリが、読んだ後に「ふぅ、読み終えた。。」という妙な達成感を覚えるというか。 真剣に読むと、気力・体力を奪われます。 さて「かの子撩乱」は小説家・歌人・仏教研究家として有名な岡本かの子をテーマにした作品。 かの子は「芸術は爆発だ!」の岡本太郎の、お母様でいらっしゃいます。 夫・一平がいながら、自分を崇拝する恋人を同居させ、更に才能を開花させていくかの子。 奔放な生活を送りながらも、童女のような純粋さを持ち合わせたかの子がちょっとコワイ、 けど魅力的。 「有り余る才能」とはよく聞きますが、まさに岡本かの子の為にあるような言葉。 手に負えない程有り余り過ぎる才能、というのは、幸か不幸か。。 岡本太郎さんが、生涯独身だったのも何となく分かるような。。
兎にも角にも、やっぱり芸術は爆発なんだろうなぁ、と漠然と感じた作品でした。 |
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ジャック・マイヨールが自殺した、というニュースを聞いた時は、かなり驚いた。 他の人もそうかも知れないけど、何となく、ワタシの勝手な思い込みでは、 自殺というのはジャック・マイヨールらしい死ではないような気がしたから。 うつ病を患っていたというのも。。 映画「グラン・ブルー」ですっかり有名になったジャック・マイヨール。 これはとてもいい映画だったけど、描かれているジャックはあまりに「天才的」。 ストイックに潜り続け、フリーダイビングの常識を覆していったジャック・マイヨール。 映画の中の彼は、どちらかというとナイーヴで神秘的な青年、という感じが。。 本当の彼が、天才でありながら、弱さも気難しさも持ち合わせた不器用な人なんだと、 この本「ジャック・マイヨール、イルカと海へ還る」が教えてくれたような気がします。 著者はジャックの兄、ピエール・マイヨール。 家族の事を書くとなると、なかなか難しいものだと思うけれど、 とても客観的に綴られていて、同時に、兄から弟への尽きる事のない愛が伝わってきます。 ジャック・マイヨールに興味がある方には、本人の著書と同じくらいオススメな本です。
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泣ける映画、ドラマ、本。。 色々とありますが、ワタシが今までで一番泣いたのが、この絵本。 初めて読んだのは、かなり昔です。 多分、7年前くらいかな。 シンプルだけどとても暖かみのある絵で、主人公のイヌのいじらしさに、ただただ号泣。 ストーリーは、ご主人様の少女ミキちゃんを亡くしたイヌのシロが、その死を理解できず 「どこへ行っちゃったの?会いたいよ。」 と、ミキちゃんを探し、想い続けるという、切ないもの。。 どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこにいるの? シロってよんで あたまを なでて シロの悲しみが、ストレートに伝わって来るんですよね。。 悲しいながらもタイトルにあるように、ラストにはちょっと救われます。 逝ってしまった者は、残した者をいつでも見守ってるのね。。 目をつむるとね みきちゃんのこと考えるとね いつでも会えるんだ ワタシと3代目はこの絵本とは逆の設定だけど、今も目を閉じれば、いつでも会える。 動物と暮らしているヒトにもそうでないヒトにも、 オトナにもコドモにも、オススメ出来る絵本です。 |
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いわずと知れた名曲「愛の賛歌」。 エディット・ピアフが飛行機事故で命を落とした恋人・マルセルに捧げた歌として有名です。 「ピアフ 愛の手紙 あなたのためのあたし」は延々と愛の言葉が綴られた二人の往復書簡集。 妻子あるマルセルに対して、ひたすら愛を捧げ続けたピアフ。 この本を読むとやっぱり「愛の賛歌」↓が聴きたくなります。 そして死んだ後も 二人は手に手を取って あの どこまでも広がる真っ青な空の青の中で永遠の愛を誓い合う あの広々とした空の中で そして神様が 私達を 永遠に祝福して下さるでしょう ピアフはその後、彼女を思慕していた年下の男性と、死の数ヶ月前に結婚しました。 彼女の葬儀が行われた際、その死を悼む人々の混雑でパリの交通は完全にマヒしたそうです。 それ程多くの人に愛されても、彼女に必要だったのは「愛する人」からの愛情だけだったのかも知れません。
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開設日: 2006/4/30(日)