日本と世界の差
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来年の北京五輪出場権をかけた予選会が各地で行われているが、先の世界陸上大阪・長居大会では土佐礼子選手がマラソンで銅メダルを獲得(北京出場内定)したのみにとどまった。自国開催ということで、メダルラッシュを期待されたが、室伏広治や為末大といった期待された選手が躓くなど、全体的に振るわなかった。 久しぶりの五輪出場を目指していたバスケットボールのアジア選手権(こちら参照)も予選第1次ラウンドこそ健闘しながら、第2次ラウンドで予想外の苦戦を強いられ、自動出場(優勝国だけ)や世界最終予選出場(2・3位)に手が届かないどころか、アジア選手権過去最悪の8位と終わってしまった。 ハンドボールも、名古屋でアジア予選があって、ここで1位になれば自動出場となるが、カタールに敗れたのが大きかった。9月5日の段階で、カタールが敗れ日本が勝ったとしても得失点差や直接対決成績の絡みからカタールが1位となったため自動出場を逃し、その後世界最終予選をかけて、期待された6日の日韓戦にも敗れたため、こちらも余程の不可抗力や日本での最終予選開催がない限り、事実上完全に北京五輪出場が夢と消えた。 こうみていくと、日本代表チームにとって、2004年のアテネ五輪での躍進はマグレ(フロック)だったのかという印象にしか過ぎない感じがする。日本にとって近年はJリーグの影響からいくつかのスポーツでプロ化(リーグ自体のプロ化はしなくても、事実上プロとして活動する選手・チームがある)が進んでいるように思うが、それでも実力は世界と開いているのではないかという印象にしか過ぎない。 野球やサッカーだけがスポーツじゃない。日本人に余りなじみがないスポーツにおいても、もう少し人気・実力を高める必要があるのではないだろうか。次の五輪・世界選手権大会だけの短期的な育成・強化では先が進まない。サッカーがそうであるように若い段階から次の世代の優秀な人材を育てて、世界と互角に渡り合える実力を作ることと、それを支えるファンの拡大を競技団体や、既存ファンから草の根レベルでもいいから、着実に進めていかなければ、日本はどんどん世界との差を広げられてしまう。
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