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 たったいま東北4県で「ふみ子の海」の上映を進めていただいている“シネマとうほく”の代表より電話があった。明日28日上映を予定している北上市の上映が大変だということである。

  私 「大変、て何が?」

  彼 「いや3千人を越えるんじゃないかって、第3会場まで必要じゃないかという様子だよ」

  私 「...!?」

  彼 「会場になっているさくらホールだけでもう800枚売れているって言うんだよ。」

  私 「!!」

  彼 「障害者の方が中心になって取り組んでいるんだけど、応援体制つくらなきゃという状況だよ」

  私 「!!!...しかし何で?」

  彼 「何でって言われたって俺だって知りたいよ!」

  私 「!!!?!!!?」

 昨年の10月にシネスイッチ銀座で公開された「ふみ子の海」は、その後地元新潟をはじめとして岩手、山形、宮城、福島と非劇場における自主上映の取り組みへと移った。中越沖地震の影響もあり地元新潟でのスタートは地元としては今ひとつの状況であったが、上映がすすむにつれ大きな盛り上がりを見せていった。東北4県の上映が昨年暮れからスタートしたのだが、そこで爆発が始まった。
 宮城県仙台市の仙台桜井薬局セントラルと言う映画館では、最初の上映で5千5百名が鑑賞した。すぐにモーニングでの追加上映を決め、変則13日間で1700名が鑑賞し、再々上映までやることとなった。
 1万人に届くか届かないかと言う人口の町で、1000人前後の上映会が相次ぐ。そして今日の北上市の連絡である。

 「やっぱ、いまこういうものを世の人は求めているんだよ。世の中のどこかがおかしいぞってどこか心の中で思っていて、それに応えるものが『ふみ子の海』にはあるんだよ」
 「この映画でいっそう俺は思うんだけど、映画っていうのはやっぱり大きい力を持っているんだよ。人の心を動かしてくれるんだよな。」
 
 “シネマとうほく”の彼は途中から自分を納得させるように繰り返した。

 昨日も愛媛県から上映と、試写会の計画について相談があった。5,6日前にも、永年のお付き合いになっている石川県加賀市の映画サークルの古い友人から電話があった。「今見たよ!もう涙、涙でさあ」「私これ絶対何とかするからね」。そして一昨日「決めたからね」の電話が追いかけるように入った。

 あらためて思い出す。新潟県人会副会長の言葉だ。
 「いやーいい映画だったよ。...いやただのいい映画っていうんじゃないんだよな...。そうそう世直しの映画だよ!」

 社会のあちこちがどこか歪みを生じているなかで、いま世の多くの人が切実に求めているものが「ふみ子の海」には確かにある。
 あらためていま感動を覚えている。

 
 

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