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CDレコーディング終わりましたそうそう、先週の土日で僕が所属する金管アンサンブル団体アンサンブルファンファールと、それを母体としたブリティッシュブラスバンドのBrassBandSpiritの2枚目のCDセッションレコーディングが行われました。
終わってからまだ疲れも残っており、燃え尽きちゃった症候群で色々が手つかずのような状況が続いていたんだけれど、記念なので記録として書き記しておこうと思う。 そもそもレコーディングやるきっかけになったのが、昨年12月の第14回定期演奏会にさかのぼるわけです(厳密にはもっと前ですが)。この時メインで演奏されたのが交響ブラス組曲「ラメセス二世」。元々、マーチの部分が1995年の吹奏楽コンクール課題曲のひとつとして大変な人気を博した曲だったりします。僕も大好きです。で、かねてから親交のあるこの曲を書いた阿部勇一先生がブラスバンド用にとこのマーチをアレンジしてくれる事になったんですが、阿部先生の創作意欲に火がついてしまい、出来上がってみたら全4楽章からなる壮大なスケールの超大作になってしまった訳です。全部演奏すると30分かかります。 でもって、定期に乗せるにもブラスバンドの専門家に見ていただかないとこれ以上は音楽として成り立たないと判断し、指揮者にはプロのユーフォニアム奏者で、ブラスバンドの指導者としては日本で5本の指に入る福田昌範先生をお迎えし、何とか初演を終える事ができたのでした。で、その後、この曲を含めた2枚目のアルバムの話が浮上し今回実現したわけです。今回も奔走したバンドディレクターには頭が下がりっぱなしです。 さて、前置きはこれくらいにしてレコーディングです。 会場は今回、お隣山梨県は北杜市にある八ヶ岳やまびこホールという、富士山を望む事ができる立派なホールをお借りする事ができました。ホールの中は壁から天井、そのほとんどが檜の板張りという温かみのあるホールです。反響も心なしか温かな音色のような気がします。ここに缶詰になって録音するのです。今回のレーベルは業界でも大手も大手、あのブレーンさんです。緊張します。 録音方法はアマチュアですし一発録りなんていう事は到底できる筈もありません。納得いくまで部分録りを行う、セッションレコーディングです。それを繋ぎ合わせて1曲に仕上げるのです。仮にも売り物ですので、ライブのようなお粗末な物は出せません。セッションでも何とか売り物として耐える物ができるのです。といっても、音を作るの、鳴らすのは間違いなく僕たちメンバーです。作り物の音は一つとして入りません。 ステージ上、正面に1本ウン百万(予想価格)するであろうメインマイクが鎮座し、各パートからも音を拾えるようにサブのマイクが何本も立てられます。もちろんお客さんは一人もいません。まず最初にスルー録りを行いバランスを確認します。バランスが決まった所で、セッション録りをしていきます。細かなミスひとつでテイクを重ねる事もあります。金管楽器は特に自分の唇がリードとなり、音を発する楽器ですので長時間演奏すると疲労も半端なく溜まってきます。このペース配分も大変重要な作業のひとつになってきます。 初日はアンサンブル曲の収録です。 10人以内の少人数でのいわゆるブラスアンサンブルです。収録予定曲数は高昌帥先生、阿部先生の委嘱作品をはじめ全6曲。1曲あたりおおよそ1時間半程度の割当しかありません。私は高先生の超難関曲「Blazing Brass for Brass Octet」で変拍子の下振りで参加したほか、打楽器でも1曲参加し、タンブリンとハンドシンバルを1発だけ叩きました。打楽器、ホント難しいけど、収録後アレンジャーが歩み寄ってきて「ハンドシンバル、すごく良かったよ」と言ってくれて救われました。 ここまで、まだ本職のユーフォニアムを吹いていないんだよね(w で、1日目の最後、メンバーVOZUO君のアレンジしたヘンデルの「王宮の花火の音楽」でようやく本職での出番となりました。この頃にはもう日も暮れてくる頃でした。この曲はなかなか合わせの時間も取れなくて、結局、4月の本番に乗せた以降は1回合わせただけでした。 我々社会人は当然仕事をしながらの活動になります。年食ってくると家庭も持つし、仕事でもそれなりのポストにつき、なかなか思うように楽器が吹けない事の方が多くなるのです。しかし、限られた中で時間を作り、個人でさらい、いい音楽を作ろうという気持ちだけは持ち続けるようにしています。ですので言い訳はしたくないんです。 王宮、Cdurの気持ちいい響きが収録できたような気がします。 恐いくらい順調に日程が消化されました。ブレーンの松原さんの大変素晴らしいハンドルさばき(進行)も手伝っての事ではないでしょうか。 この日は地元のホテルに1泊。ルートイン「コート」には気をつけろ! さて2日目。長いですよ、ついてきていますか? かまわず書きます。自己満足なんです。 2日目はいよいよ大編成でのレコです。 純メンバーだけでは今回のレコーディングは到底成り立たなかったでしょう。 お手伝いのプレイヤーの皆さんが続々会場に集まります。 マルティナショナルブラスアンサンブル(愛知)、サイレントブラスアンサンブル(三重)、白子ウインドシンフォニカ(三重)、東海市吹奏楽団(愛知)、八国山低音ブラスアンサンブル(埼玉)などなど、ざっと挙げるとこれだけあります。普段は別の団体でそれぞれ活動していますが、有事の際はこうやって駆けつけてくれるのです。ああ、沢山の方に支えられてるのだなと本当に感謝です。打楽器もフリーの奏者の皆さんが東京から多数駆けつけてくれました。この場を借りて御礼申し上げます。 初っぱなはご存知、酒井格先生の「たなばた」です。指揮は当団バンドディレクターで指揮者の遠山伸。最も信頼する仲間です。18年間連れ添った愛機WillsonTA2900SSでこだわりの中間部、フリューゲルホーンとのからみのソロ、何とか歌い上げる事ができたかな?録り直しがきくのに緊張してしまいました。 続いては阿部先生作曲の「グロリアス2012」ここでマルティの団長いしなお君がこの日唯一のユーフォで登場(その他は慣れないバリトンホーンで参加してくれました)。ここで、僕もサブで借りたヤマハのカスタムを引っ張りだしてきます。これでいしなお君のカスタムと音色がそろうはず。見事的中。いい感じでユーフォラインができたと思います。 実は、カスタムを吹いた時の安定感とピッチの正確さ、明るい音色が気に入り、最後までカスタムで通す事にしました。快く貸してくれたさやか嬢、ありがとう! メインのラメセス2世は、もちろん福田先生の指揮。厳しくも大変良いテンションで進行していきます。やや押し気味、集中力もどうしても切れてくる中、最後に別のステージを終えたハープの先生も合流して3楽章を録り切りました。録音順もどうにでもなる所がセッションのいいところです。 交響組曲「ラメセスⅡ世」〜ブラスバンドのための〜 全4楽章 Ⅰ:前奏曲「夜明けのアブシンベル〜太陽と砂の地"ヌビア"」 Ⅱ:行進曲「ラメセスⅡ世」 Ⅲ:夜想曲「ネフェルタリ」 Ⅳ:終曲「カディシュの戦い〜ナイルの平和」 精も根も尽き果てる寸前ですが、今回のCDは東日本大震災の支援CDでもあります。売り上げの一部が復興支援のために役立ちます。ファンファールが震災後、ずっと掲げている理念でもあります。音楽を通して被災地を支援し続ける。微力だけれど。 被災地の応援歌として、「Song For Japan」の収録に臨みました。昨年秋、被災地の石巻市立住吉中学校を訪れた際にも演奏し、父兄の皆さんも涙を流して聴いてくれた曲です。 最後、指揮を締めくくるのはもちろん遠山ディレクターです。 さすがに集中力が落ちました。でも、気持ちは込めました!みんな同じだったと思います。 こうして怒濤の2日間が過ぎ、今週はもう何もする気力もなくなるほどまでに気力が落ちましたが、今はまた次のステージに向けて動き出そうとしている所です。 長文駄文。大変失礼しました。最後までお付き合いいただいた方、ありがとうございました。そして参加された皆さん、本当にお疲れさまでした。 早ければ8月にリリースだそうですよ。いまから楽しみですね! みんな買ってね! 1stCD「誇り高き者達の輝かしい未来の為に」 絶賛発売中です。↓からどうぞ!! http://ensemble-fanfare.net/fanfare/CD.html |
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