「とーふ」
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お鍋がおいしい季節になりました。
今年の人気鍋ってなんでしょう? 私こばちは、去年流行したトマト鍋が今年も続いてくれるといいなあと思うんですけれど。 さて、今日の話題はとーふです。 といっても、お鍋の友の豆腐ではありません。 子どものころ、「こばちちゃんは『とーふ』だでね(西三河弁)」といわれると 「やったー『とーふ』だ♪わいわい♪」と思ったものでした。 そして、「とーふ」の座を譲るときは、それはそれは悲しくつらく・・・ でも、「おねーさんになったんだ」という喜びもあったモノでした。 さて、「とーふ」とは???? 近所の異年齢の子ども達で鬼ごっこや戦争ごっこをやるとき、
その集団の一番小さい子は その集団のボスから「とーふ」といわれると 「鬼にさわられても鬼にならない。
弾に当たっても死なない。」 という権利がもらえるのです。
ほかの子と同じように鬼ごっこに参加して、鬼から逃げ回り、
戦争ごっこでは真剣に攻めたり守ったりしているのに、 おにーさんたちが「もうやめた」というまで 「とーふ」なので鬼にならないし、死なない。 昔の子ども達はとってもやさしかったので、 鬼役の子は「とーふ」も時々(手加減しながら)追っかけてくれる。 だから「とーふ」は「とーふ」なのに 「ひゃ〜〜〜〜〜〜!!!!鬼!鬼!」といいながら 逃げ回ります。 時々、鬼ごっこ中に「とーふ」を捕まえると言う、
サービス精神にあふれるおにーさんがいたりします。
すると「とーふ」は
「こばちは『とーふ』だもんね〜!鬼にはならんのだって(三河弁)」
なんてこ憎たらしいことを言ったりして、ちょっと優越感に浸ったりします。
おおきなおにーちゃんもおねーちゃんも優しい♪ 「とーふ」のこばちは思ったものでした。
そして、幸せだった「とーふ」時代を過ごし、 集団の最年長になったとき 初めて「とーふ」の意味を知ったのでした。 「ったくこのちび、また来たのか〜めんどくさいなあ。 でもこのちびが泣いて帰っていくと、あそこのおばさんすぐ怒りに来るしな・・・・」 そしてにっこり笑って言ったのでした。 「あんた『とーふ』だでね。鬼にさわられても鬼にならんでいいんだでね(三河弁)」 |



