不朽園 菊最中
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子どもの頃に食べたものが、無性に食べたくなることはありませんか?
先日から、頭の片隅を行ったり来たりしていたのが、 不朽園の菊最中。
母方の叔母 大叔母に「名古屋のおばさん」と呼んでいた人がいます。
とても豪快な大叔母で、また私が子どもの頃 いつも腹巻に10万円入れて松坂屋へ買い物へ行く というエピソードを聞いたことがあります。 当時の10万円って、今のいくらなんでしょう? 松坂屋ってあたりが名古屋っぽくていいですね。 露橋に住んでいた(と思う)大叔母が、 法事の席に必ず持ってきていたのが 尾頭橋にある不朽園の菊もなか。 当時、法事なんてものは子どもにとって何も楽しいことはなく、 ちんまりとお利口さんに座っていなければなりませんでした。 所在なげな私を見て 「もう一個食べりん(もう一個たべなさい)」と菊もなかをすすめてくれる大叔母。 お利口にしていたこばちは「はい」と受け取って食べるんですが でもね、最中ばかりそうそう食べれるもんじゃあありません。 いちごが乗っているケーキがいいのになあ… 子どもがいなかった大叔母は母を自分のこのように可愛がり、 私は孫のようにしてもらっていました。 大叔母がなくなってもう何年になるでしょう? 最後にあったのはいつだったかな? いろんなものをたくさん買ってもらったけれど、 名古屋のおばさんの思い出というと 不朽園の菊最中。 先日、名古屋で用を済ませ交差点の角を曲がると… 「あ!不朽園!車止めて止めて!」 訳も分からず、車を止めるダンナさん。 ウキウキ車から降りて、 「最中くださ〜い」 ちょっぴり大人になったこばちは、 最中のパリッとした食感や、あんこの本当のおいしさがわかるようになってきました。 |
