無題
原田芳雄を悼む
原田芳雄が死んだ(7月19日)。
知った瞬間に、「えーーっ!!」というような反応にはならなかった。ふだん、ちょっと知っているだけの芸能人が死んだときにそういう反応をして、家族からひんしゅくを買っているくせに、原田芳雄の悲報に接して、そうはならなかった。ちょっと遅れて知った、ということもあるかもしれない。その翌日だっただろうか。
けれど、それから、何日か経っているのに、涙が今も出てくる。
まぎれもなく、ぼくにとって原田芳雄は、特別な俳優だ。70年代の映画を見始めたころに立て続けに出てきた、彼のスクリーン上の姿は、ぼく(たち)を魅了した。この流れには、もちろん、当時の社会状況が無縁ではない。
今も、多くを語る余裕がない。
多くの出演作品に接したけど、かりに1本だけ挙
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