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『税務署は預金をどうやって把握するのか?』

奥さん・・・・。電話帳ありますか?えっ!?電話帳?

 税務調査官は聞きます。

「電話帳ありますか?」

「電話帳って、あの分厚いヤツですか?」

「いえ。長倉さんの自宅の電話帳です。」

「ああ。家の電話帳ですか…」

「ちょっと、メモさせてくださいね。お:オリックス。と:東京三菱UFJ銀行蒲田支店。に:日本生命

蒲田支店。り:りそな銀行大手町支店……。」

これを控えて、後はお店を尋ねて家族分までの古い取引を見ます。

「4月9日ですが、ご主人の預金が1千万引き出されて、同じ日に奥さんの口座へ1千万円預金されていますね。この預金は奥さん名義ですが、実は亡くなられたご主人の預金だったのではないですか?」と。

 税務署の調査力は半端ではありません。お腹を減らした猛獣のように、獲物(お金)の臭いを鋭く

嗅ぎつけ、隠した預金をぱくっと・・・・。なぜ税務署は納税者が隠している預貯金がわかるのですか?今日

はそんなお話です。

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以下、螢織トコンサルティング 「とっておきの相続のはなし」より

(1)預金の把握

 調査前に必ず本人はもちろん、家族全員の預金を調べてあります。銀行では本人名義以外の他人名

義であっても、顧客台帳として一括管理しているから一度に把握されます。特に銀行では大口預金者はし

っかり名寄せして管理しています。


(2)家族名義の預金

 本人以外の家族名義の預金は、本当に家族の預金かどうか確認します。つまり名義預金かどうかの

チェックをするのです。家族の収入、財産形成の経緯を徹底的に調査し、たとえば配偶者(奥様)の名義

預金については、配偶者の過去の収入、実家における相続の有無等によって、本当に配偶者の預金である

かどうかを調査するのです。子供や孫名義の預金も、当然、それぞれの収入等から本人のものであるかど

うかの確認をします。


(3)預金の引き出しをチェックする

 大口の預金の引き出しを必ずチェックします。定期預金が引き出された、株式の売却代金、土地の

売却代金が引き出された、その行方が追われます。この引き出されたお金が、通常何らかの預金になって

いるか、または何かを購入しているかをチェックします。

 借入金の使用目的も問われます。借入金で株式の購入、建物の建築、土地の購入、または貸付金になっ

ているケースもあり、いずれにしても大口のお金が引き出されたときは、その行方をチェックするので

す。


(4)何年前まで調べられるのか

 大型の相続であれば、相当以前から古い資料も残っています。時効の関係から7年ということもあ

りますが、通常は5年前までは遡って調べられます。

 それでは7年前以前から奥様名義または家族名義の預金になっていれば、それは立派に贈与の時効が成

立しているといえるかどうか、残念ながらそうもいきません。

 問題は本当に贈与があったかどうかの事実確認です。あとえば確かに奥様名義の預金が10年前からあ

ったとしても、出し入れの管理は、奥様ではなく本人がやっていたとすれば、実際は贈与されたのではな

く、単なる名義が奥様になっていたということにすぎません。

 子供や孫の名義の預金も当然のこと、「贈与された事実」があったかどうかがポイントになるのです。

したがって、何年前から名義が本人以外のものになっていたとしても、贈与の事実確認が重要で、贈与税

の申告がされていたかどうかが重要なポイントになります。


(5)死亡日前の預金の引き出し

 相続税は死亡日の本人の財産に課税されます。したがって、死亡日前に本人の預金を引き出してし

まえば消えてなくなり、課税されない、と考える人が多いのですが、これはまったく無意味なことです。

 預金を引き出すだけでなく、「解約」してしまえばあとかたもなく消えてしまう、と考える人も多いの

です。しかし、これも無意味です。

 預金の把握は、死亡日の当日だけを調査するのではありません。本人はもちろん、家族名義の預金も最

低5年くらい前から調べます。

 まして死亡日直前に引き出されたというのであれば、当然そのお金が、何に使われたのかをチェックし

ます。病院への支払い、葬儀の費用、または物品の購入と、支払いが明確であれば問題にはなりません。

 相続直前の預金の引出しは必ず、何に使ったかをチェックされます。葬儀費用の確保は必要ではありま

すが、相続税の申告逃れは出来ないと考えるべきです。  つづく。

預金や貸金庫の存在。必ず税務署は嗅ぎつけます!ご用心!

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