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ブロックについて【SERIE A】【ITALIAN LEAGUE】

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ブロックは、非常に戦術的なアクションです。
簡単に定義すれば、相手の攻撃を阻止すること。
ポイントを取るためにボールが自コートに入る前に相手コートに跳ね返すことに
主眼を置いたキルブロックと
ブロック側の守備がボールを上げるための手段としてのソフトブロック、
ブロックと言えばこの2つのうちの一つになると思います。
 アメリカのコーチたちがシステムを定義付けてその戦術論が
日本でも花盛りです。
これまで、日本のバレーの強化現場では用語が不足していたので、
システムを作るのにこれらの用語は非常に有益でした。
今回のVプレミアリーグでブロック賞を取った選手の数値を
ご存知でしょうか?
過去のデータを含めても、世界大会をみても、ベストブロッカーの称号を得るプレーヤーですら、
1セット当たり1点から2点以下のみです。
データ上でいえば、3セットマッチならたったの3点強です。
それ以外に、他の5人の数値が加わればチームとしての得点はあがります。
しかしながらポイントに占める割合はスパイクより多いことはありません。

他にブロックとして忘れてはならない重要な要素が、
自コートのある一定のゾーンを覆って、
コートの面積をより小さく捉えられるようにすることだと思います。
それによってディフェンスプレーをしなくてはならない面積を減らすことで、
自チームの得点機会が増えるのです。
想像するだけで恐ろしいです。
ブロックに一切跳ばないで、レシーブだけで対応するということを・・・。
どれほどディフェンスの技術があろうとも、フロアーディフェンスのみで
相手の攻撃に立ち向かうとなれば、予想は出来ても、
実際にレシーブするのは非常に難しいでしょう。



私は、ブロックシステムについては詳しい方に説明していただくとして、
それに付随する要素について一つ記述しておきたいと思います。
確立されたブロックシステムを武器に出来るチームは
常に相手にプレッシャーを与えることが出来ます。
相手がカバーしきれないブロックポイントを何度も取ることで、
スパイカーは、常に自信を持ちながらプレーを続行するのに支障をきたしてきます。
ミスをしがちになります。ここでミスをしなければ勝つわけです。
Vリーグで毎回発表されるスタッツを見てもそうですが、
ポイントの内訳は、スパイク、ブロック、サーブ、
それに相手のミスによるもので構成されています。
その構成比は相手の出すミスは、自チームのブロックポイントを常に上回ります。
現代のバレーはラリーポイントであり、ミス=失点につながることは分かっているのです。
いかに、相手を追い詰めるかということ、
自チームがポイントするための戦略と、
相手に失点させる戦略の重要な要素がブロックだと思います。



ブロックというプレーは、ルール上、後衛の選手には許されていません。
アタック戦術はコートに立てる6人すべてが同時に参加できます。
相手のコートに腕を突き出すことが許されており、
自分の手に当たったものが自コート側に入れば、同一人物が連続して2度触れてもいい。
相手が攻撃をする前に(ボールが自分に向かってこない状態)に触ることは出来ない。
ネットの高さは243cm(224cm)で、幅は9メートル。これも限定されていますが、
高さは設定がありません。
決められたルールの中で、最大限有効にブロック戦術を行うことが
チームの勝利への手段であります。

 ただし、ブロックは5大技術の中で一番難しいものだと思います。
ベストブロッカーだった監督のチームであっても、ブロックに難があることも
多く、低身長でブロッカーとして名をはせたことのない指導者のチームが、
ブロックのチームとして相手に脅威を与えることもあります。



ブロックがなぜ難しいか、となると
それは、動作を起こすまでの時間がどの技術よりも短いということに尽きると思います。
相手スパイカーがセットから最短距離でスパイクを放つ時間が0,2秒以下であり
ブロック動作を起こす為には、無時間はあり得なく、
それにも0,2秒以下はかかります。
その反応を起こすためには、数多くの情報をその0,2秒内で処理しなくてはならないことに
難しさがあると思います。
優れたブロッカーの資質を見抜くことは容易ではないと思います。
テクニックやフィジカルの強さが即ブロックポイントに繋がるわけではなく、
豊かなジャンプ力のベストスパイカーがベストブロッカーになるとは限らない、
ということから見える通り、
ブロッカーはタイミング、
観察力、フレキシブルなメンタリティ、
予測する能力、alertな能力、
…しつこさ。
そして経験による情報処理能力を実際に試合で磨く必要があるのではないでしょうか。
どんなテクニックや身体資質を備えていようが、試合に一回も出たことのない人が、
止めることが出来るとは思えません。
その上で、身長、指高、ジャンプ力といった身体能力が求められます。
なんだかんだいっても、ここまで述べた能力は日本人にも十分備わっていると思います。


今の日本チーム、中高校、大学、Vリーグチーム、その上のナショナルチームに欠如しているのは、
変化する相手の攻撃にいち早く対応出来る能力。
変化することによって”チーム“でブロック戦術を調節する力なのかな、と思いました。



閉じる コメント(4)

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日本ではブロックポイントが成績評に載っていますので、どうしてもキルブロックばかりに目がいってしまいます。
でもあくまでもディフェンスの一環なんですよね・・・・
スパイクのコースを絞ったり、威力を吸収したり、、、、試合を観ていないと分からない、数字には表れない貢献がほんと多いんですね。
今季の日本では、チーム一丸となっての取り組みからでしょうか?デンソーのブロックが非常にレベルが高かったように思えました。

2008/4/14(月) 午後 10:58 [ yk ]

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>今の日本チーム、中高校、大学、Vリーグチーム、その上のナショナルチームに欠如しているのは、
>変化する相手の攻撃にいち早く対応出来る能力。
>変化することによって”チーム“でブロック戦術を調節する力なのかな、と思いました。

この言葉は重いですね。
これを逆手に取れば、攻撃の変化と、変化への対応を伸ばしていけば、日本国内では優位に立てそうですね。

2008/4/14(月) 午後 11:34 [ tak**no5* ]

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>他力本願さん
デンソーは以前からレフトのブロックが良くて、試合によっては
センターの選手よりポイントが多いこともあり、岡野はリバウンドも多いんですね。それで、レフト一人にライト攻撃を任せてセンターがセッターと一緒に相手のレフト攻撃に跳びに行ける状況が多いというのが、井上のブロックをさらに引き出しているな、と考えます。西村や上田より、矢野の方が高さがあり、セッターも温水→横山と170cm以上の選手が常にいるので、ブロックの専門化が図れるチームだったと思います。矢野がスターターになってきたくらいから、チームブロックが格段に向上してきたと思います。
センターの二人ともが182-183cm、レフトが中型であっても、極端に低いところが無いのが組織が破たんしなかった理由だと思います。
JTは竹下がブロックスイッチして、止まらない場合のTransition Attackをセンターからにする(竹下の上からクイック)など、組織的に弱い部分が出て来ていたと思いました。

2008/4/15(火) 午前 4:31 area71

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>taknuno55さん

私は、個人のブロック技術は日本人でも高い選手がいると思います。
ナショナルチームになると、試合後半でブロックが機能しなくなる場面を嫌というほど見るわけですが、どうもその辺の理由は、情緒点纏綿、割り切るのが難しい精神性、あと物事を数字で考える文化ではないところにも一つ理由があるように思います。

2008/4/15(火) 午前 4:37 area71

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