【ノルウェー】Topp Volley Norgeの日々【バレーボール】
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8月の新学期から、グループをレベル別に分けて練習をしてきました。 昨年までは男子を高校1年から3年に3グループに分けていましたが、 今年は一年生が4人しかいないこともあり、2年生のチームに編入させました。 それをレベル別に、エリートリーグに参加するチーム(Elite)、 その下のリーグに参加するチーム(1st Division) に分けました。2年生が19人いるので、その中でも能力、 身長の高い4名とリベロ候補2名の合計加を6名を3年生のエリートに上げて、 33人を2チームに分けてやってきました。 せっかくヨーロッパでやっているのだから、夢のような大型チームでやりたい、 と思いながらも、目の前にいる選手は日本で言っても、小型〜中型の部類。 辛うじて2mが一人195cm以上が2人いるが、何といっても素人も同然である。 世界を目指して・・・なんていうと、世界が腹を抱えて笑うでしょう。 現在高校1年から3年生のみで編成したチームで、シニアのリーグ戦に参加しています。 これもバレーボール協会が行っている一貫教育の中の強化の一つで、最下位でも降格無しという配慮が あり(他のクラブからすると面白くないようですが)若い選手により多くの公式戦の機会を 与えています。 大人と戦わせること、毎週末が試合で埋まってしまうことなどについては、 まだまだ検討の余地があると思いますが、競技人口が少ないので、 試合をする機会自体が少ないことから、こうしたやり方も面白いかもしれない、 と思うようになりました。 ノルウェー1年目は、このリーグに参戦することに関して、自分でもピリピリしていたと思います。 その時は女子で1st Division というトップリーグの下のリーグに参加していました。12戦で9勝3敗と、結果は悪くはなかったのですが、やはり、負けることに関してかなりの抵抗感がありました。 相手が対して強いとは思えないのに、あっさりと負けていく様が情けないやら、悔しいやら・・・ それよりも、ホームなどの知っている人が大勢見ている前で、無様に負けることの方に、 抵抗があったと言い換えてもいいかもしれません。 2年目は、女子のエリートリーグを1レグ(3レグまである)で、5勝を挙げて、 とりあえず経験のシニアチームに対して高校生が勝つということで、 強化の成果を証明しているとも言えました。選手が頑張った、指導の成果ときれいごともいえますが、 言い換えれば、外国人が高校生をある程度鍛えれば、 短期間でシニアのチームを倒せる程度のレベルのリーグなんですね。 これが日本やイタリアでは高校生だけでトップチームを破るということは、まずありませんから。 シーズン途中で、2年生の男子の担当に変わりました。3年目の今シーズンはその2年生が3年生に なり、エリートリーグに参戦させています。私の練習受け持ちは、全時間の30%をエリート、 70%を1,2年生のチームを担当し、その下の1st Divisionリーグに参戦しています。 この組織は、6人のコーチのポジションに高低はありませんが、それぞれのコーチの力量の差はあり、一貫教育のプロジェクトと言えども、分けたグループでそれぞれのカラーが出てきています。 やはり、それはメインで担当する指導者のキャラクターがチームカラーに反映するのは当然です。 エリートチームを担当しているのは、国内の選手として活躍してきた同い年のコーチです。 彼は選手としての経験はありますが、監督経験、指導の経験というのは、今回が初めてです。 私は、2年かかってこのプロジェクトの真意を自分なりに納得してきました。 現時点での完成度は問わず、選手の潜在能力を考慮し、 将来に目を向けた長期的計画の下で選手育成を行うべきだと思っています。 私の受け持つ1、2年生のチームですが、現在は3年生より強くなりました。 エリートチームと1st Divisionチームで試合をすると下級生チームが勝ってしまうのです。 これまでのTopp Volley Norgeの流れでは、 最上級生が絶対的に強かったので、ちょっとした下剋上が起きています。 本来、身体も技術も出来ていない下級生には、基礎に費やす時間を多くし、 試合数の少ない下のリーグで経験を積ませてから、最終学年でトップリーグでプレーする・・・ というような流れですが、1年生主体の私のグループの方が強いことにより、 平和なはずのこの組織に若干の不穏な空気が流れています。 トップのグループを受け持つコーチの心中は穏やかなはずはありません。 同じ目標に向かう者同士として協力し合っている仲ですから、 私が卑下したり、いちいち謙虚ぶる必要もありません。 ただ力が逆転した背景には、ノルウェー人コーチと私との間で志向の違いがあることです。 日本では、こういったことを記述すると自信過剰、功績自慢、上から目線などと揶揄されがちです。 ただそこを飛ばすと話が通じなくなるので気にしないで 次回の日記で、トレーニングに関する理念の違い、大型志向の私と、 即戦力を重視するノルウェー人コーチの状況を綴りたいと思います。 |


いつも楽しく拝見しています。
次回を楽しみにしています。
2009/2/8(日) 午後 9:06
きょうのNHK『世界ふれあい街歩き』はベルゲンでした。
http://www.nhk.or.jp/sekaimachi/gtv/index.html
きれいで落ち着いてのんびりとした環境。夫婦で交代して家の壁を塗りなおしてたり。10歳ぐらいの少年2人が、ママにプレゼントする花をつんでたり。
こういう環境で育った指導者だと、素質が6の選手は6の範囲で、7の選手は7の範囲で動かそうと思ってしまうところがあるのかもしれませんね。
日本の社会は非常にcomparativeですから、個人Aと個人Bの側面を比べただけでAの人間性まで評価してしまうことを、”当然”と思っているところがありますよね。
そういう社会的な圧力がある分、6の人は7に、7の人は8にと、上昇志向が出てくる気がします(一方で、あきらめて脱落していくケースも少なくないですが)。
どちらも手法のひとつですから、(地図の読み方と同じで)よい結果を出せる確率はそう変わらないのだと思います。でも、現実には差ができてしまう。それはなぜか。そこにとても興味がわきます。
2009/2/9(月) 午前 0:47 [ rio ]
>中斜里さん
ありがとうございます。
需要の無い情報ではありますが、北欧のある活動の一部として紹介したいと思います。
2009/2/9(月) 午前 7:21
>rioさん
ベルゲンが紹介された番組情報ありがとうございます。
何度かベルゲンに行きましたがその写真などもありますので、お時間がある時にチェックしてみてください。
rioさんのおっしゃっていることを自分なりに理解しています。その回答ではないですが、私は、人間は(あらゆる意味での)ストレスに順応すると思います。きついと思った負荷も反復と休養を栄養をとりながら繰り返していると、いつか楽になる時が来ます。その時に更に高い負荷をかけるのか、やめるのかで大きな差が生まれると思います。ちょっときりがなくなりそうなのでまた後ほどお話しましょう。
2009/2/9(月) 午前 7:38