蠢く葦

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どうにかしたいと虚ろに考えていた頃があった。
どうにもできない事の実体験も重ねてきた。 現状も相変わらずとしか言えないだろう。 『終わった話』として各々の中ではピリオドをつけていると確信している。 何一つ終わっていないよ。 信じた一方を選んだ。 若しくは妥協した結果、後味の悪さは無かったことに置き換え体裁を繕った。 守りたかった理想は今と寸分も違うことはない。そんな結論付けることができる人格者はいるだろうか? 注文をつけるだけつけ、安全な場所から評価するだけして、その実を認めない。 理想を描き、身の回りだけを居心地よくしたいが為に捨てられてきた存在がいる。 事柄がある。 情事がある。 過去がある。 判断があった。 しがらみがあった。 悪意が存在した。 真意が存在した。 そういう意図が巧妙に編み込まれて言うに尽くせぬ歴史が生まれる。 しかし、満足には足らない。 人間であるが故に更なる渇望を覚えるからだ。 覚えた欲求を組み上げる作業には困窮を極める。 根拠がない… 時は待ってはくれない。 早く結論と行動に移らなければ。 間に合わなくなる。 |
