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良く頑張ったね!去年の夏ごろ、
会社の同僚が倒れた。
末期癌でドクターからも2ヶ月持たないだろうといわれたそうで
家族揃って日本へ引き上げた。
今年の初めには日本の医者からも
『もう出来る治療はありません。』
と再び見放された。
それでも
『死ぬのはもう怖くないけれど、もう一度生きようと思う
と言うメールが来た。
保険がカバーする治療法ではないけれど、自費であればまだ出来る事があるらしいので
新しい病院で3月15日からその治療をするつもりで楽しみだと言っていた。
何とかお粥は食べられるようになって来たけど今度は筋力が弱ってしまうのが心配!
だけどお粥じゃあ筋トレも大変なので無理は禁物ですね。
なんて書いてあったっけ・・・・
その人の生きようとする姿に私はとても励まされたし、
この人ならきっと大丈夫だろうと信じた。
その人が
昨日の夕方亡くなったとの連絡が入った。
『あぁ、逝っちゃったんだ』
と思った。
医者から2度も見放され、
何度も死にそうになって、
それでも生きようとした人が
『あちらの世界へ行こう』
と決めたんだもの
かわいそうだとか、残念だとか思っちゃいけないな。
私が伝えたい言葉はひとつだけ。
『良く頑張ったね!』
私の最後のメールは読んだのかな?
メールを書くのも大変だから、返信はしなくていいよ・・・って書いたけど。
本当を言うと
その人とは会社で働いている頃はほとんど口も聞いた事が無かった。
記憶では2度しか話した事がない。
だから彼が病気で日本へ引き上げてからもこちらから連絡する事は無かった。
それがなぜか亡くなる少し前に彼の方からメールが来るようになり
こんな風にコミュニケーションをとるようになった。
とても短い期間ではあったけれど
メールから彼の生き様を知ることで
私が自分の人生で学ぶべき事があったからなのだろうと思う。
人がなんと言おうと、
人が私をなんと評価しょうと
そんなことどうでもいいことじゃないか?
私の人生は私だけのもの
威風堂々、私を生きようじゃないか!
彼の訃報は、
私にそんな事を思わせた。
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