こころの雑記帳

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インド

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インドの豆知識

(1)
●あらぬ誤解を避けるため=今回の企画はインド社会の下世話な話を載せている。どこの国にも強姦、痴漢、売春などはある。この記事によりいたずらにインド人の方々に下世話なイメージを持たないでほしい。来日にているインド人の方々は知的レベルの高い紳士、淑女ばかりで、このような世界とは無縁な方ばかりである。
(2) 
●インドの風呂には湯船がない=一般家庭はもちろんのこと、中級くらいのホテルにも浴槽はない。シャワーだけ。しかも1度に出るお湯の量は大きなバケツ1杯くらい。次の湯が貯まるまで5分ほど待つことになる。この熱い湯が貯まる間にシャンプーしたり、石鹸で体を洗う。

(3)
●インドの小便器の位置が高い=空港や駅など公共トイレの男性用の小便器の位置が高く、身長180くらいはないとまともには小便ができない。日本のような子供でもできるタイプにしてほしいもの。

(4)
●都市・駅などの名前が変わった=すべてではないが、ボンベイがムンバイ、カルカッタがカルコタ、マドラスがチェンナイと10数年前に名称が変更された。現地の古い呼び名にもどされたのだ。

(5)
●インドのタクシー事情=メーターがあるのにインドでは、その都度料金を交渉しなければならないことが多い。相場を知っておくか、空港や街の各所にあるプリペードの販売所を探すしかない。プリペードは一定額の手数料は取られるが、ぼられることがないから安心だ。

(6)
●2人のサイババ=アムリタ(聖蜜)やビブティ(聖灰)で知られるサティア・サイババが日本では有名。だが、インドでは100年以上前のシルディ・サイババの方が有名で宗教や宗派を超えて信仰されている。

(7)
●アガステァの葉=全人類の運命を葉に記しているというアガスティアの葉。日本からの観光客も多いようだが、あなたも見に行ってみる?半分インチキ臭いが、一生がほぼ決まった壮年なら魅力は半減だが、若者なら知りたいところだ。

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インド人の給料・・・大統領で月10万ルピー(25万円)。普通の人で月1〜2万円というところ

 ニューデリーの中級ホテルで宿泊したときに夜勤をしていた人に給料を聞いたら月6000円という答えが返ってきた。ネパールやベンガルからの出稼ぎの人らであったが、平均的な給料より低いようで不満そうであった。

 正確なデータによるものではないが、国立大学の教授クラスで月6万円、大統領の給料が月5万ルピー(約125000円)から今年に入り、2倍の10万ルピー(約250000円)に引き上げられたという。

 ところが超エリートのインド工科大の新卒の年収は135万ルピー(約337万円)で大統領の年収を軽く超しているようだ。

 一般のインド人の初任給は、8000円程度で月給は1〜2万円といったところだろう。

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2人のサイババ・・・聖蜜(アムリタ)と聖灰(ビブティ)は超常現象か?!

 サイババというとあのアフロヘアにオレンジ色の貫頭衣をまとったぽっちゃりした男の顔をイメージする人が多いだろう。彼の肖像写真の入った額縁からビブティと呼ばれる聖灰が湧きでたり、肖像入りのペンダントからはアムリタという聖蜜が途切れることなく流れ出ているという。

 現在82歳。主に南インドのバンガロールから100キロほど西南にあるマンディという町に住んでいる。ここには寄進による浄財でつくられた孤児院や無料の病院も運営しているという。

 手の平からネックレスや指輪などを出す物質化現象も人前でしているようだが、単なる手品という人もいる。

 何はともあれ、このサティア・サイババも高齢となった。現在のインド首相や各国要人も表敬訪問している。仮に物質化現象が手品としても、孤児院や病院などの社会福祉をしているので、意外に反感を持つインド人は少ない。

 このサティアのサイババが生まれ変わりと主張しているのが、19世紀の中ごろムンバイの北東約300キロのシルディの町に現れさまざまな奇跡を起こしたシルディ・サイババだ。

 このシルディ・サイババは、イスラム寺院に住みつき、簡素な生活をしながら困っている人に奇跡を起こし救っていた。もちろん、指輪やペンダントも手のひらからだしたが、こちらのサイババの奇跡を疑う者はいない。

 今でも全インドで、まるで日本の道端のお地蔵様のように祀られ宗派を問わず信仰を集めている。
 

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ゾロアスター教VSジャイナ教・・・清水義範氏の小説「ザ・勝負」はよく書けているが設定に無理が!

 清水義範氏著の小説「ザ・勝負」(講談社文庫・2005年4月15日発行)の中に「対決その2 ゾロアスター教VSジャイナ教」という小編がある。

 ゾロアスター教もジャイナ教もよく知らない人が多いかも知れない。

 ゾロアスター教は紀元前1000年頃イランで生まれた宗教で、善悪二元論の宗教として知られる。この世を善と悪の戦いの場であるとし、最後には善が勝利するという。

 ジャイナ教は、仏教と同じ時代、同じ地域で生まれた宗教で、その教義は仏教とほぼ同じだ。バラモン教のカースト制度と、生贄による動物の殺生に反対する立場だ。仏教と違い戒律を厳格に守らなくてはならない。

 詳しくは清水氏の「ザ・勝負」を読んでいただきたい。

 ゾロアスター教徒はインドに約95000人の信者がいる。世界の信者を合わせても14万人前後だ。一方、ジャイナ教徒は、ほぼインドだけだが、420万人ほどの信者がいる。

 清水氏も結論付けたように両教徒はマイナーな宗教ながら金持ちが多い。インド最大の企業タタ・グループのトップは歴代ゾロアスター教徒だ。ジャイナ教徒は、インド人口のわずか0.4%ながらインド全体の個人税の2割を納めている。

 さてこの小説の設定の誤りだが、2人の父親がそれぞれの宗教の信者という箇所だ。ジャイナ教のほうは、戒律が厳しく職業や食べものはじめ日常生活での制約も多く、異教徒で信者になる人はまれだ。しかし作家の高橋和巳氏などは来世はジャイナ教徒になりたいと言っているほどで、信じる人には門戸を開いている。

 ところが、ゾロアスター教徒は男親がゾロアスター教徒でないと信者になることはできない。こじつけとしては、父親がイラン人かインド人のゾロアスター教徒だったということも言えようが、どうにも無理があるように思う。

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性愛の奥義を伝える指南書・カーマ・スートラーヒンズー教寺院の外壁に残るさまざまな愛の営み(体位

 現代のインドは、日本と同様に性愛を社会の影の部分として大らかに語ることははばかられる。ところが、かつては性愛は宗教・文化の大事なテーマであった。

 4〜5世紀に誕生したという、「カーマ・スートラ」は、まさに性愛の奥義書といえる。

 インドの性愛文化を物語るものとして寺院の外壁に刻まれたミトゥナ像(男女混交像)がある。最も有名なのがガジュラホのヒンズー寺院のもので、ユネスコの世界遺産にも指定され、多くの観光客で賑わっている。

 男女の交わりは宇宙や神との合一にもつながり、ヒンズー教だけでなく、チベット仏教の対面座位で交わっている歓喜天像も有名だ。

 日本でも真言宗の経典・理趣経には、「男女の交わりの快楽は悟りの境地、極楽の境地」という一説もある。

 性愛を淫靡なことと考えるのではなく、生きていることへの讃歌と思わず感じてしまうのが、カーマ・スートラではないだろうか。

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