サプリメント・他応用例
いわゆる「ダイエット」
脂肪燃焼が促進されることが確認されており、ここからいわゆる「ダイエット」分野に連想されて利用されることが多い。
筋肉中のカルニチンは加齢に伴い減少することが示されており、また摂取源である食肉を摂る機会も一般的に少なくなるため不足しがちになると言われる。また近年、脂質によるエネルギー摂取比率の増えている日本人においては、相対的にカルニチン不足となっている可能性もあり、カルニチンの外部摂取の意義が認められる。
日常のカロリー摂取量をコントロールした状態で、プラセボ群に対してカルニチン摂取群がより大きな体重減少を示したという論文がいくつか存在する。またカルニチン摂取により脂肪の減量、筋肉量の増加、疲労の減少を示している論文があり、これらの効果が結果的に体重の減少に寄与するとの主張もある。
ただし、健常人に対するサプリメント効果の研究において、ポジティブな結果が得られていないデータもあり、合意を得ていないとする意見もある。
高齢者
100歳超の超高齢者においては、血中のカルニチン濃度が高い例が知られている。高齢者に肉食を勧める東京都老人総合研究所の調査結果とも併せて興味深いところである。一般的には高齢者は体内のカルニチン保有量が少なくなっており、また肉食の機会も少なくなる傾向がある。これを補う目的においても、流動食など臨床分野においてカルニチンが応用されている。 カルニチンのサプリメント摂取により、高齢者のエネルギー代謝、脳における神経伝達物質の機能改善に寄与したという論文がある。
乳児用粉ミルク
カルニチンは母乳に含まれている成分で、乳幼児の成長因子である。母乳代替としての粉ミルクの場合、牛乳にもカルニチンが僅かに含まれている事から一般の粉ミルクには添加されていない。しかしながら、乳アレルギーなどの対応のために導入されている大豆蛋白や乳蛋白分解物を使用した粉ミルクにおいては、カルニチンの添加が国際的に推奨されており(CODEX STAN 72- 1981 STANDARD FOR INFANT FORMULA AND FORMURAS FOR SPECIAL MEDICAL PURPOSES INTENDED FOR INFANTS)、実際に使用されている例もある。
ミトコンドリア膜の安定化によるアポトーシス抑制
日本の研究者により、カルニチンがβ酸化を通じて長鎖脂肪酸によるミトコンドリアの膜透過性を抑制する働きを担っていることが明らかになってきた。
心臓
骨格筋、心筋には多くのカルニチンが含まれており、心臓疾患への使用が期待されている。複数の臨床試験において、カルニチンとプロピオニルカルニチンが狭心症の際の投薬の減量や、胸の痛みを伴わずに身体を動かす効果を改善する事から、補助的な利用が可能であることが示されている。カルニチンを摂取している人が、ひどい心臓発作や胸の痛み、不自然な心臓の鼓動を示さない傾向があることを挙げる論文がある。しかしながら、結果の異なるデータもあり、さらなる検証が必要とされている。
糖尿病
カルニチンが妊娠性糖尿病に関連する遊離脂肪酸の上昇を抑制したという報告がある。
腎臓・透析
腎臓においてカルニチンは再吸収および合成されているという事実から、腎臓病は全身カルニチン欠乏症を及ぼす可能性がある。このため、腎臓病患者にカルニチンが処方されていることがある。
男性の生殖能力
カルニチンの摂取により、精子の異常体の発生を抑え、男性の生殖能力が改善することが示されている。
バルプロ酸摂取治療に伴う障害の解毒
抗てんかん薬であるバルプロ酸の服用により、2次性カルニチン欠乏症が引き起こされる。これを補うためにカルニチンの摂取が有効となる。また、バルプロ酸摂取により引き起こされる高アンモニア血症、脳障害、肝毒性に対しても有効とされている。
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http://www.advance-create.com/new/souda_09.html より 引用 Orz〜
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