過怠
2
「お前達が旅の者か?」
狭い部屋の真ん中に位置する4人掛けのテーブルで、
向かい合って座るのは騎馬に乗っていた老人と、
集落にやってきた旅人の男だった。
アール国の兵は指揮官と二人の従者が老人の背に立ち、
旅人は椅子に座るリーダーの男の他全員が立っていた。
女が三人と男が一人、そして、その中で一番年若い女の腰にしがみついている10歳に満たない少年の六人。
少年は不安げに椅子に座る老人と兵士たちを見つめ、若い女の手を強く握り締めている。
二人の女は四十半ばといった感じで、陽に焼けた顔が旅の長さを思わせる。
年若い女は色白で肌艶がよく、十代後半位といった感じで、
腰にしがみつく少年と姉弟といった様子である。
二人の男はどちらも四十半ばといった感じで、ガッチリした体躯を持ち、
いかにも重労働者
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