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高崎市には明治から現在まで現役で活動している剣崎浄水場がある。緩速ろ過Slow sand filtrationでおいしい水を供給しているのを調べたキリンビールは、高崎市にお願いして、同じ方式の浄水場の若田浄水場を建設してもらった。濁り水対策で凝集薬品を使うとキリンビールは水を使ってくれなかったという。キリンビールは、醸造に、そのまま使っていたという。キリンビールで、喜んで使ってもらうには、自分らで工夫をしていた。それは、何もしないで、自然にまかせることであった。
中本は、水深を浅くして生物が繁殖しやすいようにと勧めた。その結果、生物活性が良くなった。水深を浅くする際に、ろ過抵抗が増えるといけないので、砂は、急速ろ過用の大きな砂を用いた。何度も洗って使っていたので、平均的な砂の大きさは、1mm程度になった。
緩速ろ過は、砂の大きさは関係なく、水深を浅くするのが良かった。
でも、キリンビール工場の敷地では、拡張ができないので、宇都宮に工場は移転してしまった。水道水の味について苦情を言う大口がいなくなってしまった。そのため、日本水道協会の教科書通りに、一度に削り取りをする厚みも大きくなり、水深は、深くなってしまった。凝集剤を使用しようとし、水深も深くなったので、生物群集の活性が悪くなり、おいしくないと苦情を言う人もいる。でも、急速ろ過処理Rapid sand filtrationの水よりは、各段においしい水である。
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