緩速ろ過から生物浄化法ーおいしい水を求めて

現場から学んだ知恵と技術 生物屋 中本信忠の奮闘。目からウロコの話

Modelモデル・小規模

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全6ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6]

[ 次のページ ]

生物浄化モデル2011-7

生物浄化モデル2011-7を作成した。水を循環させるために、熱帯魚などの飼育水槽で使用しているポンプを使った。水圧(揚水高さ)が小さいので、全体の水位差を小さくし、水が循環する工夫をした。流れる流量は、上向き粗ろ過槽の下部につけたドレインパイプを傾斜させて、調節した。流量は、コップ1杯180mlを40秒程度である。1秒間に4.5ml =270ml/min  =16.2liter/hour  =388.8 liter/dayである。この装置で、1日に380リットルも浄化した水ができる。
イメージ 1

この記事に

開く コメント(2)

イメージ 1
手作り装置で 飲み水を  東京(中日)新聞 2011.5.2.
自然界での浄化の仕組みを再現し、できた水を、安全に貯留する工夫を考えた。
昔は、自分らで、工夫して作った。

この記事に

開く コメント(1)

自然の仕組みの賢い活用:生物浄化法の再認識:地震後の水供給
3月11日の大地震で壊滅的な被害がでた。(被災地、水、浄化、飲み水)
安全な飲み水を、持続可能の方法で、廉価に確保できることが必須だ。
1.ペットボトルによる飲料水確保
2.水を沸かしての安全な飲み水確保
3.自然の清水を探そう。
  近代水道が普及する前は、自然の湧水を利用していた。自然界の生物群集が活躍していた。
東北各県には、簡易水道規模の緩速ろ過施設が多数ある(あった)ハズ。簡単な仕組みなので、もし、壊れていても、修理が簡単にできる可能性が高い。また、休止している緩速ろ過池が多数あるハズ。これらを、応急手当をして飲み水を確保したらと思う。緩速ろ過施設では、戦前は、最後に塩素滅菌をしていなかった。それは、自然の仕組みで病原菌が除けていたから。最後に塩素滅菌をするのは、急速ろ過施設だからです。これらの緩速ろ過による浄水施設から給水車でピストン輸送できたら良い。
3-2:簡易ろ過装置を利用しても、ろ過水が安全かどうかわからない。
 ペットボトル利用のこんな装置で:この緊急用の即席浄化装置では、生物群集による浄化に期待するのは無理。つくったばかりでは、微小生物が発達しないし、まだ、機械的な篩いろ過状態である。溶けているものは除けないし、細菌除去も不完全。そこで、最後に塩素滅菌が必要である。でも、リスクは小さくなるので、ろ過した方が良いのは当然。
イメージ 5上田薬剤師会でも:http://www.uedayaku.org/mobile1.html
ろ過水の滅菌に、ブリーチまたはハイター(塩素系漂白剤:浄水場での殺菌剤と同じ成分:次亜塩素酸ナトリウム)を利用しよう。
(キッチンハイターには、洗剤が入っている)
ろ過水をペットボトル3本に詰める。
1本に、ブリーチまたはハイターを滴下し、その水が、塩素臭い程度にする。
これは、殺菌剤添加として入れすぎ。そこで、残りの2本と合わせて、希釈する。これで、急速濾過によるろ過水と同程度の水になる。(蛇口からの水道水が塩素臭いことがある。その濃度が目安で、その濃度よりも、少なくしても、殺菌力は十分ある。)
4.給水車に頼るのは、長期間は無理。
5.素人でもできる簡単な小規模水道施設を、まず建設する必要がある。
6.自然の仕組みの活用の生物浄化法が役立ちそう。
7.金勝哲さんは「おいしい水のつくり方」を中国語に翻訳している時に、中国の四川大地震(2008年5月12日)があった。翻訳を中止して、四川に行き、生物浄化装置を建設した。地震後半年以内の事である。
イメージ 1
金勝哲さんの実行力は、もの凄い。上の施設は約1カ月間で完成した。下記の施設は、20日間で完成である。日本でも、このパワーを見習いたい。「おいしい水のつくり方」の中国語訳本には、その概略が記されている。
イメージ 4
 
何とかして、まず、小規模施設から建設するのに応援したい。技術的なコツは、中本のこのブログと、NPO地域水道支援センターのHPを参考にして下さい。
イメージ 2
イメージ 3
イメージ 6
*全国規模の省エネ対策で、休止している緩速ろ過をフル稼働させたい。相当なエネルギーを削減できる。
 英国の緩速ろ過のろ過速度は、1日に10mである。日本の実際は、2m程度であるので、5倍以上の速いろ過速度で良い。それなら、莫大なエネルギーを必要とする急速ろ過や、膜処理を休止すれば良い。 例えば、東京都水道局の境浄水場なら、約400万人分が賄える。それなら、莫大なエネルギーが必要な施設(膜処理や急速ろ過)を休ませることができる。
 この状況は、東京都だけでない、日本全国、同じ様である。
  今後は、大規模施設でなく、小規模施設で、簡単でエネルギーを使わない施設を建設したい。

この記事に

開く コメント(6)

東京の幼稚園に2年以上も前に、作った浄化モデルがまだ動いていた。     2010.10.16.-2010.10.27. 
2010.10.27.幼稚園児に、チョロチョロ流れている、この装置は何だろうか。おいしい水をつくるのは、生物がバイ菌などを食べてしまうからだと説明した。
イメージ 6
装置の前で、園児に小さな生物、虫の役割を説明した。少し難しかったかな。
イメージ 4
顕微鏡とビデオカメラ、液晶プロジェクターで、拡大して全員に見せた。
イメージ 5
 10月27日、平塚幼稚園で、園児に装置の説明をした。ゴミだと思ったのは、生物だったと、顕微鏡とビデオカメラで拡大して見せた。園児の親も熱心に聞いてくれた。
 茶色の水垢みたいなのを顕微鏡で見ると、小さな珪藻であった。注意深く見ると、ゆっくりと動いている。でも、激しく動き回る動物を見つけるのは、大変だった。植物の量と、動物の量を考えると、植物が大量で、動物は、ほんの少しである。動物が多すぎると餌は完全に無くなって、生物群集の社会が成り立たなくなる。ウーンそれを理解させるのは、難しいな。
イメージ 3
 保護者は、大変に興味深く聞いてくれた。
  2008年6月8日、東京都目黒区、祐天寺にある平塚幼稚園に、日テレECO番組で環境にやさしい緩速ろ過モデルを、NPO会員の山口県の福岡さんに手伝ってもらって作った。
 原水は井戸水で、少し、鉄やマンガンがあった。そこで、空気に触れさせ、2段の水槽を、それから緩速砂ろ過槽を設置した。木の樽を使いたいとのことであった。でも木から有機物が溶けだす、そこで、樽の内側に、漬物用のプラスチック袋を入れ、砂を入れた。装置をつくり、放送開始まで、2週間であった。やっと、生物が繁殖しだし、水質分析をした。飲料水として適合かを調べたが、一般細菌だけは、1ml当たり100コロニー以上で不適であったが、その他の項目は、全て飲料適であった。
イメージ 1
  細菌検査用の採水する場合、蛇口付近を、まず、洗い、消毒をしてからでないと、どうしても、一般細菌を検出されてしまう。チョロチョロ流れている水の出口には、微生物が繁殖してしまう。その微生物が水の中に入り、一般細菌として検出されてしまう。また、ホコリなどが瓶に入ることがあるので、気をつけないといけない。
 2年以上経過した2010年10月初めに、平塚幼稚園から電話があり、11月に、この幼稚園で食育関連で、全国から幼稚園の先生が100名以上も来る。この装置が動いているが、これは、何だと質問が、確実に来る。安全でおいしい飲料水をつくる装置であると説明したいが、一般細菌が基準以上でて、飲料不適では、説明しにくい。と問い合わせがあった。そこで、細菌検査と水質が飲料適合かを調べてあげることをした。
イメージ 2
 2010年10月11日に、出口をブラシできれいにし、ホコリが入らないようにして、採取したところ、大腸菌:陰性、一般細菌31個(基準は1ml中100個以下)で適合であった。塩化物イオン20.3mg/l(基準は200mg/l以下)、有機物(全有機炭素)0.4mg/l(基準は3mg/l以下)、異臭なし、異味なし、色度1度(基準は5度以下)、濁度0.1度(基準は2度)、硝酸亜硝酸窒素3.3mg/l(基準は10mg/l以下)で水質基準に適合であった。
 そこで、10月27日(水)11時から、幼稚園職員と幼稚園児に、この装置は、何なのか、安全な飲み水になる仕組みを解説する。顕微鏡を持参し、ビデオカメラを使って、顕微鏡生物で見ないとわからない生物が活躍している様子を説明する。幼稚園児にわからすことができるかな。
 飲料水検査は、薬剤師会などの検査センターで、引き受けてくれる。普通の項目で、費用は、約6千円程度である。安心するためには、ある程度の出費は仕方が無いかな。

この記事に

開く コメント(1)

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

水が凍らないなら活躍できるが、モデルの冬眠。2009.12.8.
自宅で、小型装置を動かしていたが、本日は、管が凍結してしまい、水が流れなくなった。来年3月中頃まで、冬眠だ。
でも、千曲川の水は流れているので、水は凍結しない。生物は水の中で活躍している。
陸上植物は、枯れてしまうが、流れている水の中では、生物は活躍している。

key words: slow sand filter, Ecological purification system, safe drinking water
緩速ろ過、緩速濾過、生物浄化法、水道

この記事に

開く コメント(2)

全6ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6]

[ 次のページ ]


.


みんなの更新記事