ここから本文です
映画に狂って・・・
好き勝手に感想文を殴り書きほざくブログです。

書庫全体表示

イメージ 13

破壊に次ぐ破壊が生むヴァイオレンス(暴力)が渦巻くギャング映画の世界。

個人的にまずはコレから見て欲しいオススメするギャング映画10本を紹介。記述が簡単だったり無い部分は後々加筆していく予定ですのであしからず。

フィルム・ノワールベスト100でも紹介した作品と内容が多少重複していますが、ソチラも強盗団が暴れまわる傑作が多いので御参照下さい。

怪人マブゼ博士 フリッツ・ラング
THE TESTAMENT OF DR. MABUSE
イメージ 22
フィルム・ノワールベスト100「ビッグ・ヒート-復讐は俺に任せろ」を紹介。
犯罪活劇の大作「ドクトル・マブゼ」の続編となる、1933年に公開されたドイツ時代のラング最後の傑作。冒頭のドアを開ける瞬間から異様な緊張が持続し、ギャング団と警察の駆け引き、残留思念に襲われるホラー要素、アパートでの攻防、「メトロポリス」を思い出す密室で大量の水が迫る恐怖、工場の大炎上!
善悪を超えた攻防の様相の凄まじさはクリストファー・ノーラン「ダークナイト」等にも遠い残響を響かせ続けています。

ヒート マイケル・マン
HEAT
イメージ 11
マイケル・マンが自身の「メイド・イン・LA」をリメイクした傑作。
前半の出揃う面々と警察との死闘・計画を練り上げていく駆け引き、後半の銀行襲撃と壮絶な決着。特に中盤の10分に渡る銃撃戦は最高。しかし、本当の魅力は銃撃戦を最大限に盛り上げる男たち、女たちの熱いドラマ。見れば見るほどその世界に惹き込まれる作品です。

ウェルマンや、メルヴィルといった歴戦の監督たちが持っていた職人魂(プロフェッショナリズム)がこの作品にも脈打つ。「ゴッドファーザー」のマイケル(アル・パチーノ)vsヴィト(ロバート・デ・ニーロ)と考えるだけでも胸熱。
他は「民衆の敵」のリメイクと「パブリック・エネミーズ」等。
強盗映画は傑作は多すぎるんですよねえ。「男の争い」しかり、「現金に体を張れ」「ワイルドバンチ」「レザボア・ドッグス(襲う場面ほぼカットでしたけど)しかりしかり。

彼奴は顔役だ! ラオール・ウォルシュ/ドン・シーゲル/ロバート・ロッセン
The Roaring Twenties
イメージ 23
白熱」のキャグニーがはほぼ正反対の役柄を演じる作品。
第一次大戦後の狂乱の20年代を物語るように叩きつけられる新聞や映像、戦場でぶつかるように出遭う男たち、酒場での大乱闘、階段を駆け上がる瞬間に石ころの様に転がる命。

白熱 ラオール・ウォルシュ
White Heat
イメージ 9
フィルム・ノワールベスト100でも紹介した大傑作。
他は回想形式で地方検事が謎に迫るマフィアもの&ブリテイン・ウィンダスト名義「脅迫者「ハイ・シェラ」「夜までドライブ」「バワリイ(阿修羅街)」等。
ハンフリー・ボガートとの共演作は他にギャング映画をそのまま西部劇に置き換えた「オクラホマ・キッド」等。

暗黒街の顔役(スカーフェイス) ハワード・ホークス
Scarface
イメージ 15
コレもフィルム・ノワールベスト100で紹介した傑作。

俺たちに明日はない-ボニー&クライド アーサー・ペン/ロバート・ベントン
Bonnie and Clyde
イメージ 21
銃を握りしめた男と窓から見下ろす女の出会いから始まる逃避行もの。
金を掴み走り出したら止まらない死への全力疾走、銀行強盗、機関銃から二挺拳銃までバカスカ撃ちまくる銃撃戦、かじったリンゴの暗示。
元々ウォーレン・ベイティとベントンがトリュフォーやゴダールのために練った脚本ですが、アメリカン・ニューシネマに先駆けた「左きゝの拳銃」を手掛けたペンの演出も私は好きです。

アンタッチャブル ブライアン・デ・パルマ
The Untouchables
イメージ 1
警察vsギャングの死闘を描いたアクション映画。
あのオープニングでゾクゾクしない人がいるんでしょうか?組織からハミ出した男たちが少数精鋭で多数の敵に挑む痛快さ。ふんぞり返る巨悪アル・カポネの登場、酒場を襲う悲劇、ド派手なガサ入れ、橋の上での出会いと仲間集め・逆襲、西部劇さながらの騎兵による銃撃戦、密室における暗殺、階段で拳銃を投げるシーンは最高ですね。
「戦艦ポチョムキン」における凄惨な虐殺を壮絶な銃撃戦に変えてしまうオデッサの階段に捧げられたオマージュも熱い。マローンを侮辱した殺し屋に下すネスの正義の場面が忘れられない。
パルマは他に「カリートの道」等。

グッドフェローズ マーティン・スコセッシ
Goodfellas
イメージ 12
物心付いた頃から「白熱」「暗黒街の顔役」といった一連のギャング映画を見て育ったスコセッシ。そんなスコセッシが、日常の中に潜む狂気を爆発させていく実話を元に発展させたギャング映画。組織の一員になれなかった殺し屋たちの凄絶な賭博、暗殺、裏切りの物語。
スコセッシは他にマフィアたちが支配する世界に賭博師が乗り込む大作「カジノ」「インファナル・アフェア」のリメイク「ディパーテッド」、南北戦争とギャングたちの壮絶な抗争を描いた大作「ギャング・オブ・ニューヨーク」等。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ セルジオ・レオーネ
Once Upon a Time in America
イメージ 10
「夕陽のギャングたち」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト(ウエスタン)」から続く「ワンス・アポン・ア・タイム」三部作の集大成。
暗い寝室の流血から始まる数分、並べられる亡骸と壁の穴から覗く回想の始まり、どん底から成り上がろうと船の上から市街地まで駆け抜け殺し殺されの日々を潜り抜ける青春、おが屑の山に葬る銃撃戦、強姦、バラバラになっていくかつての仲間たち。
前半2時間の死闘、現在と過去が複雑に絡み合いながらすべての謎が明らかになる後半1時間40分。完全版は必見。あんなに可愛かった子供たちが暴力もセックスもヤリたい放題になるなんて…。

ゴッドファーザー フランシス・フォード・コッポラ
The Godfather
イメージ 2
個人的には冒頭から殺しで始まる「partⅡ」が一番好きですが、やはりギャング映画のベストを締めくくるのはこの作品になるでしょうか。殺ったら殺り返されるを繰り返す負の連鎖。
結婚式の平穏の裏で交わされる復讐の依頼・寝室の中から現れる馬頭の衝撃、ストリートや料金所、料理店、車内における暗殺、教会の儀式とともに敢行される五大マフィアの抹殺。
流血の多い映画ですが、同時にこれほど飯を美味そうに食べる映画も中々ありません。前半2時間に渡る滅びの始まり、後半1時間10分で加速していく壮絶な逆襲と粛清。
「PartⅡ」は復讐を誓いのし上がる過去と滅びの現在が交錯する面白さ!

●その他
シシリーの黒い霧 フランチェスコ・ロージ
Salvatore Giuliano
イメージ 14
イタリアのシチリア島を舞台に過去と現在が頻繁に絡み合う複雑な物語。
誰が殺し屋で、誰が憲兵で、誰が警察で、誰がマフィアなのか。深い霧の中をさまよう様に闇社会の迷宮を見せ付けられる作品です。

俺は善人だ ジョン・フォード
THE WHOLE TOWN'S TALKING
イメージ 28
主人公が凶悪なギャングに間違われてしまうスクリューボール・コメディ。
他は「悪に咲く華」等。

ビッグ・バッド・ママ スティーヴ・カーヴァー/ロジャー・コーマン
Big Bad Mama
イメージ 19
実在したバーカーの一家(ケイト・バーカーの息子たち)を題材にした作品。
ウォルシュの「白熱」と史実では見守ることに徹した母親が、本作では娘二人と野郎共を引連れて大暴れ!「拳銃魔」「俺たちに明日はない-ボニー&クライド以上にクレイジーで破天荒な女の生き様、そして年齢を感じさせないアンジー・ディキンソンの活き活きとした美しさとエロボディ

聖バレンタインの虐殺-マシンガン・シティ ロジャー・コーマン
The St.Valentine's Day Massacre
イメージ 8
実際におきた聖バレンタインの虐殺までの過程を丁寧に描いた作品。「暗黒街の顔役」へのリスペクト愛に溢れた痛快な映画なのです。アル・カポネを演じるジェイソン・ロバーツのキャラが強烈。
「ハロウィン(ジョン・カーペンター)」、クリスマスに「ダイ・ハード」「サタンクロース」と来ればバレンタインデーは「聖ヴァレンタインの虐殺」です(意味が解らない)。
コーマンは他に人種差別問題に踏み込んだ最高傑作 「侵入者」「デス・レース2000」「ワイルド・エンジェル」「白昼の幻想」
製作の映画は他に姉妹作「血まみれギャングママ」をはじめ、チャールズ・ブロンソンがノリノリの「機関銃(マシンガン)ケリー」「ビッグ・ボス」も面白い。
ブロンソンはTVドラマ「カメラマン・コバック」もオススメ。

勝手にしやがれ ジャン=リュック・ゴダール 
À bout de souffle
イメージ 30
メルヴィルや監督であるゴダール自身も出演するアクション映画。
冒頭から盗んだ車で走り出し、マルセイユからのどかな田園風景、パリの市街まで盗んで走って殺して逃げてと取り返しのつかない馬鹿をやり続ける若者の青春。とにかく、ハマる人はハマッてしまう作品。
私は「はなればなれに」の方が好きなんですが、一応挙げときます。
ゴダールの作品は他に予告(の方が面白い)、アンナ・カリーナの美しさと富野由悠季も狂った「気狂いピエロ(きちがいピエロ)」、レイモンド・チャンドラー「長いお別れ」の映画化「ヌーヴェルヴァーグ」、借金とボクシング「探偵」等。

殺し屋たちの挽歌 スティーヴン・フリアーズ
THE HIT
イメージ 27
フリアーズは他にスコセッシが制作を手掛けた「グリフターズ」等。

ノーカントリー イーサン・コーエン/ジョエル・コーエン
No Country for Old Men
イメージ 31
コメディ映画ベスト100「ビッグ・リボウスキ」を紹介。
本作は凄惨な殺し合いを描いた無茶苦茶な殺戮映画。そういうのが好きな方どうぞ。
コーエン兄弟は他に「ファーゴ」「ミラーズ・クロッシング」「ブラッド・シンプル」、マッケンドリック「マダムと泥棒」のリメイク「レディキラーズ」等。

汚れた顔の天使 マイケル・カーティス/ベン・ヘクト
Angels with Dirty Faces
イメージ 4
「彼奴は顔役だ!」の姉妹作にしてマイケル・カーティス最高傑作の一つ。本作のキャグニーは一見すると強面の極悪人、でも本当は無垢な子供たちに「俺みたいなクズになっちゃダメだ!」と必死に諭す心の優しい人間なのです。ラストシーンは、まさにそんな彼の思いが伝わって来る場面です。「暗黒街の顔役」に参加したベン・ヘクトのシナリオも素晴らしい。

ウォリアーズ ウォルター・ヒル/フランク・マーシャル
The Warriors
イメージ 20
ストリート・ギャングたちの生き様を描いた怪作。怒涛の90分です。
ヒルは他に凄腕の逃がし屋や刑事・強盗たちが入り乱れるカーチェイス「ザ・ドライバー」、ホークスにリスペクトを捧げたストリート・ギャングとの戦い「ストリート・オブ・ファイアー」等。

七人の愚連隊 ゴードン・ダグラス
ROBIN AND THE 7 HOODS
イメージ 3
禁酒法時代のシカゴを舞台にした、とにかく痛快で楽しいミュージカル映画。
現代劇風西部劇「リオ・ブラボー」とのコンボは最高。
ダグラスは他に「明日に別れの接吻を」等。

暗黒街 ジョセフ・フォン・スタンバーグ
Underworld
イメージ 7
アメリカで初めて暗黒街を舞台にした映画の一つ。ベン・ヘクトによって「暗黒街の顔役」にも受け継がれるクライマックス!
スタンバーグは他に「上海ジェスチャー」「間諜X27」「上海特急」等。

民衆の敵 ウィリアム・A・ウェルマン
The Public Enemy
イメージ 5
少年が如何にして民衆の敵になっていくかという様子を徐々に描いていくギャング映画。
笑顔で答える人々が非情に殺し合う世界、エレベーターを滑り落ちる子供時代から青春、命を狙う・狙われる日々、壁をえぐる銃弾と刻まれる弾痕、情婦の頬に押し付けられる平手打ちとグレープフルーツ、殺しを物語る暗闇の閃光、雨の中の暗殺。
あんなに愛らしい子供が目が合った瞬間ブッ殺されそうなド悪党になるなんて…そんなジェームズ・キャグニー演じる殺し屋の生き様はマイケル・マンといった後続にも影響を与えています。
他は強盗たちが殺し合う西部劇「廃墟の群盗」、エドワード・ルドウィグ「最後のギャング」等。

犯罪王リコ マーヴィン・ルロイ
Little Caesar
イメージ 6
「民衆の敵」をはじめ1930年代のギャング映画の先駆けとなった作品。
1927年にジョセフ・フォン・スタンバーグの「暗黒街」、そして「犯罪王リコ」「民衆の敵」「暗黒街の顔役」の登場により1930年代は犯罪映画の時代を迎えます。
今回紹介する作品の中で一番“ありきたり”な内容なんですが、主人公のエドワード・G・ロビンソンがいかにも「悪党」という感じがしないのが恐ろしい。何処か抜けた感じがまた良いんですよ。そんな人間が犯罪に染まっていく姿が怖い怖い「人間見かけで判断できない」という作品です。
ルロイは他に「四時の悪魔」等。

市街  ルーベン・マムーリアン/ダシール・ハメット
City Streets
イメージ 24
これも男女の逃避行を描いた1930年代を代表する作品の一つ。
シルヴィア・シドニーとゲーリー・クーパーがカッコイイ。「悪く思うなよ」

長く熱い週末 ジョン・マッケンジー
THE LONG GOOD FRIDAY
イメージ 29

犯罪王デリンジャー マック・ノセック
Dillinger
イメージ 16
ジョン・ミリアスの「デリンジャー」もどうぞ。

●日本未DVD化
殺し屋ネルソン ドン・シーゲル
BABY FACE NELSON
イメージ 18
フィルム・ノワールベスト100「殺人者たち」を紹介。
実在したベビーフェイス・ネルソンことレスター・ジョゼフ・ギリスを描いた傑作フィルム・ノワール。史実とはかなり違いますが、それでも銃撃戦の応酬、強盗シーンの鮮やかさ、クライマックスにおけるカーチェイスの苛烈さ。文字通り墓場まで全力疾走で駆け抜ける映画なのです。
 DVD化されている作品なら「殺人者たち」、カーチェイスの迫力「突破口!」辺りがオススメ。

ギャング ジャン=ピエール・メルヴィル
LE DEUXIEME SOUFFLE
イメージ 17
文字通り壮絶なギャングの復讐劇をリアリティ溢れるドキュメンタリー・タッチで描いたフレンチ・ノワール。メルヴィルのギャング映画に流れる仁義の心意気。
腐りきった世の中でも、泥の中に咲く蓮の華が在ると信じひたすら生き抜く。その魂を貫いた者たちへの報恩、汚名を着せ裏切った者たちへの報復。己の信念を最後まで通した男の生き様、刮目せよ。日本ではVHSのみ発売。

マフィア マルコ・フェレーリ
Mafioso
イメージ 26
フェレーリ最高の一本となるイタリアン・マフィアとコメディ。

暗黒の大統領カポネ リチャード・ウィルソン
Al Capone
イメージ 25
アル・カポネの半生を強烈に描く作品。

その他サスペンス・犯罪アクション50

この記事に

  • 顔アイコン

    「ヒート」TBしますね。

    ロッキー

    2016/1/30(土) 午前 11:56

    返信する
  • 顔アイコン

    ロッキーさん、こんばんわ。TBありがとうございます。

    [ すかあふえいす ]

    2016/1/30(土) 午後 11:43

    返信する
  • 顔アイコン

    おすすめ映画の「宝庫」ですね。

    リアルタイムで劇場で観たマイベスト1が「ゴッドファーザー」です。

    ナイス!

    fpd

    2016/9/11(日) 午前 8:40

    返信する
  • 顔アイコン

    「ゴッドファーザー」は私にとっても映画にハマるキッカケとなった一本です。

    再上映して欲しいですねえ。あの興奮を映画館でも味わいたいものです。

    コメント&TBありがとうございます!

    [ すかあふえいす ]

    2016/9/11(日) 午後 10:49

    返信する
  • 顔アイコン

    「ゴッドファーザー」は昨年、シネマコンサートで再見しました。オーケストラの生演奏付きのスクリーンは感動ものでした。料金が10,000円と高いですが・・・。

    最近はやりのシネマコンサートで「サイコ」も再見しました。

    fpd

    2016/9/11(日) 午後 11:44

    返信する
  • 顔アイコン

    返信ありがとうございます。
    調べて見たら、海外発の企画で最近日本にも上陸したみたいですね。
    自分の好きな映画・是が非でも見たい作品なら1万円なんて安いものだ…と自信を持って言えない(悲)。

    それでも、映画館で味わえるのならばいつか…!

    [ すかあふえいす ]

    2016/9/12(月) 午前 5:08

    返信する

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
  • 名前
  • パスワード
  • ブログ

開くトラックバック(2)

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事