無題
「感じる」マネジメント論
最近、学生時代の知人のT君が中心となって『感じるマネジメント』(英知出版、1300円)という本を出版した。本は彼が携わった、世界的な某自動車部品メーカーが世界30カ国、従業員10万人にいかに「経営理念=価値観」を共有してもらうかという壮大なプロジェクトの一部始終を物語風に綴ったものである。この本の主なターゲットはT君がクライアントとしている企業人事部あるいは、悩める中間管理職といったところだろうが、大学で経済学を教えている私にとっても十分知的刺激のあるものだった。
この本のメッセージは明快すぎるほど明快である。バブルの崩壊とともに押し寄せてきた、自由化の波で、これまでの日本的経営が全否定され、1990年代に「成果主義」が導入されるようになってきた。年功序列制度は崩壊し、様々な背景・価値観を持った人と机を並べることが当たり前になった
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