のんびり生活継続中

カウンセラーがカウンセラーとして活動しなくなって2ヵ月半。
土日はおかげでゆっくりしすぎるくらいしています。
最近じゃ、億劫で臨床心理学(金剛出版)も開かず1号分ためています(笑)

さて、その間色々なことがありました。
W杯は過剰な期待をしていなかったので、落胆はありませんでしたが、世間は
そうではなかったようです。冷静に考えると欧州とはサッカーの歴史がまだま
だ開きがありますから。経済みたいにそう簡単に上位には行かせてくれそうも
ありませんね。
秋田の小学生殺害事件は、容疑者の娘さんが事件なのか事故なのか、まだはっき
りしないことに苛立ちがあります。我々心理の人間は結果がでて云々言える知識
はありますが、そこまでの過程は警察に任せるしかないので見守るしかありません。
しかし、娘の死すら何か損得勘定にする容疑者には恐ろしさを感じます。
そして直近の奈良の放火事件。父親との軋轢が報道され、視聴者は皆恐らく、何故
父がいるときに火を放たなかったとの疑問を持ったでしょう。
他人同士の夫婦でさえ、客観的に見て離婚を考える事柄がおきても信じてなのか意
固地なのか、別れるという選択肢を放棄します。
心理的な構造上同一とは言えませんが、肉親となるとより一層決別と言う選択肢は
選ばれなくなります。特に日本では戸籍制度というものがさらに「血」を濃くして
います。
愛しさ余って憎さ百倍。まさしく肉親では言葉以上の複雑な愛や憎悪が生れます。
私の所へ来られる方の9割は両親との関係を口にされ、怨み辛みが多くを占めますが
関係を絶つことは出来ません。肉親だから当たり前と思われるでしょうか?
しかし、苦しさからも逃れたいはずです。つまりこのような葛藤が相談者の精神を
追い詰めていきます。
楽になるには、開き直って「家族なんてこんなもんだ」と思うことですが、父が、
母がこうであったら、ああであったら「私はこんな病気にはならなかった」と自分で
ない第3者に責任転嫁をすると自分でないのだから変えようがなく、悪い状態が続くこ
ととなります。
前述したように妥協点を見出していくようにするのが、心理面接過程なのですが、肉親
との別離(死別)が生育歴であるとそこにコンプレックス(しこり)ができ、なかなか
うまくいかず時間がかかることもあります。私の成育歴にもあるのですが、これと対峙
するには時間が必要でしたし、今もって全面解決ではありません。しかし、そのような
ことは誰にでも起こりえることで特別ではなく、自然で、かえって特殊な出来事と捉え
ることが不自然であると思うことが頭をかすめると、四角いものの角が取れてギスギス
したものでなく、丸みを帯び柔らかく自分を傷をつけるものでないことがわかり始めま
す。
私たちの記憶や思い出は多分に事実が含まれるとしても、それを良くも悪くも作り変え
ていくのは他の誰でもなく自分なのです。

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