笑いに笑った115分 映画「宇宙人ポール」
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イギリスのSF作家、グレアム・ウィリーとイラストレーター、クライヴ・ゴリングスは
昔から夢見ていたアメリカへ旅行に来て、コミコン(日本のコミケっぽいイベント)に参加し
UFO・宇宙人関連の土地を巡るロングドライブに出た。
ある夜走っていると自分たちの車を追い抜いた車がいきなりクラッシュ。
運転していたのはなんと、短パンをはいた宇宙人だった。
地球脱出を望む宇宙人ポールを二人は助けることにして、三人(?)の珍道中が始まった。
映画でこれほど笑った経験はおそらく今までなかった。
適度に下品でカルいノリであるポールの造形は度肝を抜かれるが大爆笑であり
グレアム・クライヴとの掛け合いもとても面白い。
宇宙人遭遇もといえば「E.T.」や「未知との遭遇」があるが、この二つのオマージュが含まれたシーンがあれば
「Back To The Future」やスタートレックなど様々なSF作品のオマージュが含まれるシーンが多い。
それがいちいち面白くて、映画にツッコミをいれながら観賞していた。
TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」の批評で、そのあたりの元ネタを一部解説しているが
聴いてから行っても観賞の楽しみを減じることはなく、むしろ楽しみが増した。
とても笑える作品でありながら、宇宙人ものとしてこれもありがちな
宇宙人との交流を通して描かれるハートウォーミンングなストーリーもちゃんと含まれている。
笑いに包まれた旅の中で、主要人物たちはそれぞれ成長を遂げている。
ロードムービーの側面も十分あるし、男二人のバディムービーの面白味もある。
公開館は限りがあるが、近くにあればぜひ観に行くことがオススメである。 |
