北朝鮮砲撃事件は何も決断したり分析する能力のない菅民主党政権ではなければ、日本にとって様々な好機なのに非常に残念だ。菅民主党政権は自ら、北朝鮮の砲撃によって救われたなどと思っているらしく、中国に浸け込む前に、安堵しているようにも見え、まともな政権ではありえない事態だ。
第一に、尖閣問題でゆれる日中関係を今後日本に有利な態勢へ持ち込むことも可能であるが、毅然とした態度がとれない菅民主党政権では無理であろう。
APECにおいてもギリギリの線でなんとか日中首脳会談が実現するのがやっとであった。まがいなりにも首脳会談は実現し尖閣問題が一旦終息に向かったが、問題はその後である。
前任の江沢民総書記と比べて対日重視で知られる胡錦濤国家主席には、中国国内で大きな圧力がかかっている。胡錦濤国家主席側をサポートして日中間のパイプを作れるチャンスでもある。
ところが胡錦涛は菅直人が大嫌いらしい。APECでの写真でも、胡錦涛は菅直人と目を合わせなかったという。恩知らずの菅直人が嫌いとのこと。小沢とは胡錦涛は仲よさそうににはしていたが、小沢は売国奴であり中国にとっては都合が良いだけである。小沢は中国に対し奴隷根性丸出しである。
中国にとって、北朝鮮は頭痛の種であり腹中の虫だ。日米韓が中国に対して、北朝鮮側につくのか、日米韓側につくのか揺さぶりがかけられる、外交カードだと私は思っています。
世界中を敵に回し孤立しはじめた中国にとって、北朝鮮問題を解決に導くことができれば、改めて中国を対話ができるパートナーとして受け入れる流れができるかもしれない。だが、朝鮮戦争で100万人の中国兵が犠牲となった人民解放軍幹部は北朝鮮を支持する立場をとる。人民解放軍各軍区も北朝鮮を共産党中央内の派閥争いのカードと使うと推測できます。
だが、中国も次第に堪忍袋の尾が切れそうになってきている。朝鮮戦争で多大な犠牲を払って米軍の進撃を阻止してやった北朝鮮が、中国の話に耳を貸さなくなるばかりか、核兵器まで開発し勝手な行動をとりはじめ、中国の死活的利益を脅かし始めた。
万一、今北朝鮮の体制が崩壊すれば、中国東方の死活的に重要な緩衝国がなくなり、自由で民主主義の、米軍が駐留する、核兵器開発技術を持った、潜在的に反中の、統一大韓民国と、直接国境を接することを意味する。
中国が北朝鮮を支持するか切り捨てるか否かは、人民解放軍と共産党のバランス関係であると思います。中国は2012年発足の習新体制への移行期である為、軍部の意向が変わらない限り、共産党も北朝鮮を擁護せざるを得ないはずです。
日米韓関係が強固で日本が毅然としていれば、人民解放軍も北朝鮮への肩入れを減らすことができ、結果として、中国が外交関係を修復し世界と和解できるチャンスを与えることができるはずです。もし中国が、北朝鮮問題の解決に動かなければ北朝鮮同様中国に対しての包囲網が更に強固となると思うのです。
依然米国と距離感のある民主党政権では、せっかくのチャンスを逃してしまいます。
第二に尖閣諸島の事件と重なり沖縄の海兵隊基地が、いかに重要であるか国民と沖縄県民に対し理解を得やすい状況であります。ここで、沖縄独立などということを口に出してる場合ではなく、菅が悪役となって沖縄県民に頭を下げ一気に基地問題を片付けることができるチャンスでもある。
基地問題が片付かない限り、日米関係の修復も困難であろうと思います。
沖縄県民に対し、大国日本の一部としていくのか、非武装中立の独立国家として、やがて中国の一自治区へと成り果てる道を選ぶのか、よくよく考えさせ、自ら日本の一部として生きる道を選択させるぐらいの度量を持つ政治家が見当たらない。
小沢なら切り抜けられると、未だに馬鹿みたいに小沢豪腕説の妄想にかられる人間がいますが、おそらく小沢は喜んで中国に沖縄を売るでしょう・・・私はそう思います。
今日の夕刊ゲンダイには懲りずに小さくだが「小沢待望論」(右上)などと書く馬鹿が居ます・・・・さすが夕刊ゲンダイ・・
あきれ返るやら・・・表現に困ります。
ここで菅は鳩山を悪者にして、自らの党内基盤を強化すればいいのに、そんな姑息な戦略すら発想も浮かばないのであろう・・・。菅政権は日々のことでアップアップでとてもとても、大政治家の器ではないようだ。政治家とは汚い生き物なのだから、そのくらいしないと駄目だろう。菅総理仙谷官房長官のおかげで民主党も分裂も時間の問題となった。
第三に決着しないFX機種選定問題をF−4Jの退役に間に合わないF-35を候補から外す理由ができ、早々に決着することができるであろう。
現在F-35は技術的問題にたたられ、開発コストが史上最高の3800億ドル(約32兆円)にふくらんでしまった。さらに開発スケジュールが延び延びになっており、特に垂直離着陸能力を持つF−35Bに関しては、実用化すら危ぶまれだし始めている。
米空軍は187機で生産が終了するF-22の後続機を早くも開発可能か航空大手に打診し始めた。2030年の運用開始で2020年には実証機を飛ばしたいとの意向だ。
日本がF−35を導入したら日本の空を飛ぶころには最新鋭戦闘機ではなくなってしまうのである。私はF−35導入には反対の立場にある。
北朝鮮の今回の砲撃事件はにほんのFX問題でユーロファイターもしくはF−2改できればF-15SE導入するいい機会となるのではないかと思う。
米空軍ですら、F-35の開発の遅延から、F−16の最新型の導入に動き始めているとNEWSWEEK2010.12.1号には報道されています。
菅政権はFX問題の深刻さすら認識していないかもしれません・・・
話を北朝鮮問題に戻しますが、今回の砲撃は金王朝三代目の継承の儀式として北朝鮮による確信犯的行為であったと思います。
韓国海軍哨戒艇の天安撃沈は、金正恩の実績作りのために人民武力部傘下の偵察総局が実行したという情報がある。
今回の砲撃事件も金日成や金正日同様に独裁者に相応しいカリスマ性を創り上げるために、軍事的挑発・冒険を敢行したとみるべきであろう。
このことは予想通されていたことで、北朝鮮から本格的な戦争を仕掛けてはこないであろうと確信しています。なぜなら戦争になれば一番困るのは金正日・金正恩親子であるのは明白だ。戦争になれば資金も石油もない金王朝は継戦能力があるわけもなく、金王朝が転覆することになる確率は高い。
北朝鮮は現在、北朝鮮内外政策はすべて後継体制づくりのために動いていると考えれば、本気で北朝鮮は戦争を起こす可能性が低いと読むべきであろう。※もちろんインテリジェンスにて裏つけは必要ですが・・・
菅民主党政権にはそんなインテリジェンス能力すらないであろう。
北朝鮮はギクシャクする米中関係も見極め、腰抜けの日本と、南北統一を躊躇しだした日韓両国まで手玉にとっての“軍事的挑発”と考えるべきでしょう。
出来るだけ早く6ヵ国協議の再開との意見が聞かれるが、北朝鮮に国際社会への参加など無駄な努力をするだけ無駄ではないか。できるだけ北朝鮮という存在を無視し、孤立したまま惨めな民族として封じ込めておくのが望ましいかもしれません。
とはいえ、今回民間人の死者が出るなど最早国際社会も暴力的挑発を看過できなくなったのも事実。日本人妻や拉致被害者を救出するには、一刻も早い金王朝の転覆が待たれるところでもあり、ピョンヤンに対し軍事的報復を行うべきであろう。
ろくに訓練もしていない老朽戦闘機しか保有しない北朝鮮の首都ピョンヤン上空にでも無人偵察機のグローバルホークでも飛ばしてやれば金王朝の崩壊も早まるというものだ。
北朝鮮が崩壊して困るのは中国と韓国であって、日本も難民が押し寄せる可能性があるが陸続きの中国韓国ほどではないだろう。
中国は、金正日の長男金正男を温存し、彼を中心に「傀儡政権」を創り、「平時における内政干渉」と「有事における軍事介入」の「切り札・旗印」にしようとしている可能性がある。
金正男が西側のマスコミに露出し、「個人的には3代世襲には反対」とか「北朝鮮は崩壊する運命にあるなど」の本来なら暗殺されるても仕方が無いような発言を繰り返しているのは、正男の背後には中国がついている証拠であろう。
世界の「孤児」となった北朝鮮は、唯一の庇護者であり再び世界的孤児になろうとしている中国が「生殺与奪の権」を握っている。やがて金正日の寿命が尽きた時点で北朝鮮が崩壊し中国の傀儡政権が出来上がるような気がしてならない。