花の鎖 (湊かなえ)
毎年届く謎の花束。 差出人のイニシャルは「K」。 梨花は、悩んでいた。 両親を亡くし、祖母もがんで入院。 追い討ちをかけるように、 講師をしていた英会話スクールが倒産。 お金がない、どうしよう。 美雪は、満ち足りていた。 伯父のすすめで見合いをした相手が、 ずっと憧れていた営業職の和弥だった。 幸せな結婚。 あの人に尽くしたい。 紗月は、戸惑っていた。 水彩画教室の講師をしつつ、 和菓子屋のバイトをする毎日。 そんなとき、届いた大学時代の友人からの手紙。 忘れていた心の傷が、うずきはじめた。 花の記憶が三人の女性をつないでいく。 湊かなえ「セカンドステージ始動」を告げる感動のミステリー。 今まで読んだ湊さんの中で一番好きかも?(〃 ̄▽ ̄〃) 密かに、ドロドロを期待してた部分もあるんだけど… 読みながら、 ドロドロに真っ逆さまに落ちていく雰囲気はないなぁと思い… でも、今までの爽やかさ(?)を狙ってる感じとも… ちょっと違うかな? なんて、いろいろ考えながらも… 3人の女性の生き方を真剣に読んでましたねww でもって、真剣に読みすぎたので、 なんとなくの違和感を感じてしまって… いろんなことをメモしながら読み始め… むふふと、落ち着くとこに落ち着きましたねww もうこれはネタバレなしじゃ書けないので、 バレバレの記事しますのでww 未読の方はご注意くださいね(;^_^A メモを見ながら… 書き写していくことにww 花 梨花の物語。 両親は死亡。祖母は入院中。 昔から、母宛てに送られてきた花束の差出人は「K」。 母が亡くなったときに「K」の秘書がやってきて 援助の申し入れをするが、梨花は断る。 花束は、幼馴染みの健太の家である山本生花店から。 「K」は有名な建築家。 秘書は「K」の息子。 専務は森山清志。(森山のおばあちゃんの息子。) 雪 美雪の物語。 愛する優しい夫は和弥。 美雪の従兄弟・陽介の友人でもあった和弥は、 陽介が独立するときに手伝うことになった。 陽介の妻は夏美。 美雪が新しく越してきた町に慣れていない頃、 森山の奥さんに花をもらう。 森山の息子が事務で陽介の会社に勤務。 美雪の友達・加代が「梅花堂」のきんつばを購入。 月 紗月の物語。 水彩画教室で講師をしながら、 「梅花堂」でバイトをする「ミス・アカシア」。 (健太の父も紗月のファン。) 学生時代のルームメイト・希美子がやってきたとき、 「梅花堂」のきんつばを購入。 きんつばには3種類あり、花の名前を紗月がつけた。 大学時代に倉田先輩を白血病で亡くし、 そのきっかけもあり、浩一と付き合う。 だが、浩一の父が紗月の母の憎むべき従兄弟だとわかり、 二人は別れ、希美子が浩一と結婚をする。 そんな希美子が浩一を助けてと紗月に会いに来る。 答えを出せない紗月は、公民館の前田と山に登る。 つまり… 和弥は、勝手な行動をして事故に合ったのだと 浩一と清志に言われ、信じきれなかった美雪。 信じていたとおり、陽介が和弥を事故に合わせた。 清志も自分の功績を認めてもらえないと陽介につく。 そして、美雪は一人で紗月を育て上げる。 紗月は、父を死に追いやった憎むべき陽介の息子・浩一に、 骨髄を提供して命を救った。 その感謝の気持ちで花束を贈っていた浩一。 紗月は前田と結婚し、梨花を育てる。 が、二人は事故で亡くなってしまい、 梨花は祖母の実雪と暮らす。 物語の順番は… 花→雪→月だったけど… 生まれた順番は… 雪→月→花だった…。 なんの説明もないまま、両親がなくなってしまった梨花。 豪華な花束に戸惑いを感じながらも、 あしながおじさんのような人を空想していたら… 実は、祖母の憎むべき家族で… と、話は終結していく。 憎しみに憎しみが重なり合っていくのかと 思っていたら… 終結するときには、 もつれた糸をきちんとほどいていきながらで… 花の鎖をたぐっていくと、 そこには光の射す明るい道があった…みたいな。 今までのように、 とってつけた爽やかさとは またちょっと違ったイメージの 前向きなラストが…心地よかったですね。 ある意味、美雪の章の… 夫が殺されたといってもいいような過去や、 めいっぱい嫌な女・夏美との絡みとか… そのあたりはドロドロしてたし… 結果的には、紗月と浩一だとか… 紗月と希美子だとか… そのあたりもなんだかドロドロ感はあったし… 浩一一家の中や、 陽介一家の中や、 森山一家の中や… そのあたりも、ドロドロっちゃあドロドロだったかも? でも、湊さんのとことんどん底とは、 ちょっと違ってて… だけど、今回は、 それが物足りないとかってこともなくて… なんだか、楽しく「K」の推理をできたのが ちょっと面白かったですね。 「K」は多いしねぇ〜〜ww 浩一、和弥、清志、健太、希美子、倉田先輩… こういう湊さんが出てくると… まだまだやめられないですね。ププッ ( ̄m ̄*) 第一章 たとえば、花・雪・月
第二章 花・雪・月について 第三章 花・雪・月、前夜 第四章 花・雪・月、動く 第五章 花・雪・月の願い 第六章 雪・月・花の決意 |
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「花の鎖」 湊 かなえ
花の鎖 湊かなえ 出版社名 文芸春秋 出版年月 2011年3月10日 ■読書感想 ◎ 雪月花・・・3人の女性の話が並行して進んでいくストーリー。 途中まで「アカシア商店街物語」くらいにしか思ってなかった自分が恥ずかしい。 繋がりを考えながら読んでいたのに、後半に差しかかるまで気づきませんでした。 文章の書き方・言葉使いがなんで違うんだろう?という違和感はあったのに...
2011/6/12(日) 午後 9:58 [ 懸賞と読書と気ままな日記♪ ]
「花の鎖」(湊かなえ)
花の鎖 湊かなえ 文藝春秋 花の鎖 花 二十四歳の 梨花 は、三年前に両親を事故で亡くし、祖母と二人暮らしだったが、その祖母が胃がんの為大学病院に入院。 しかし、勤めていた英会話学校が給料も未払いのまま倒産し、手術費を祖母の預金から捻出してもらおうかと頭を悩ませていたところ、買いたいものがあるから全財産をつぎ込んで欲しいと頼まれてしまう…。 &nb...
2011/6/14(火) 午前 9:25 [ モコモコ雲を探しに♪ ]
湊かなえ/「花の鎖」/文藝春秋刊
湊かなえさんの「花の鎖」。 梨花は、悩んでいた。両親を亡くし、祖母もがんで入院。追い討ちをかけるように、講師をしていた 英会話スクールが倒産。お金がない、どうしよう。美雪は、満ち足りていた。伯父のすすめで見合い をした相手が、ずっと憧れていた営業職の和弥だった。幸せな結婚。あの人に尽くしたい。紗月は、 戸惑っていた。水彩画教室の講師をしつつ、和菓子屋のバイトをする毎日。そんなとき、届いた 大学時代の友人からの手紙。忘れていた心の傷が、うずきはじめた。花の記憶が三人の女性を
2011/6/15(水) 午前 0:01 [ ミステリ読書録 ]
『花の鎖』湊かなえ
『花の鎖』 湊かなえ 著 文藝春秋 講師をしていた英会話スクールが倒産し、失業した 梨花 は、 両親を3年前に亡くしており、祖母が病気で入院したため、 毎年、高価な花束を贈ってくる謎の贈り主「K」に経済的な援助を頼もうと考える。 なぜ花束が贈られてくるのか、その理由を梨花は知らされていなかった。 建設会社で事務員をしていた 美雪 は、 伯父の勧めで以前から想いを寄せていた同じ会社の営業部...
2011/7/22(金) 午後 4:57 [ ありふれた毎日 たいせつな一日 ]
湊かなえ 『花の鎖』
湊かなえ 『花の鎖』』 文藝春秋 1,400円 [ストーリー] 《 花の章》梨花は悩んでいた。両親を亡くし、祖母もがんで 入院 。 追い討ちをかけるように、講師をしていた英会話スクー ルが倒産。お金がない、どうしよう。 《 雪の章》美雪は満ち足りていた 。 伯父のすすめで見合い をした相手が 、 ずっと憧れていた営業職の和弥だった。 幸せ な結婚。あの人に尽くしたい。...
2011/9/1(木) 午後 9:41 [ 気まぐれWalker ]
読後感想 「花の鎖」 V12044
湊かなえ 著 を図書館で借りて読みました。湊さんは、著作本の8割位読んでいます。 元英語講師の梨花、結婚後、子供ができずに悩む美雪、絵画講師の紗月。3人の女性の人生に影を落とす謎の男「K」。感動のミステリ。 ん〜〜何だかいつもと違う感じです!病んでいない湊さんなんて〜〜湊さんじゃない 爽やかな感じの話ですよ 好きな方は、好きですよ〜ただ、私は、...
2012/5/27(日) 午後 10:24 [ 元気な毎日 ]









わたしも今までの作品の中で一番好きでした(^^)
「K」の正体は誰だろう?すごく気にさせといて、実は3人の女性がメインの作品。しかもこの3人の繋がりが・・・。
さすが湊さんですね♪
2011/6/12(日) 午後 9:58
>ひとりごとさん そうなんですよね!「K」に気を取られている間に、違うところでミスリードされてるんですよね。
こういうのなら、ドロドロじゃないのもいいですよねww
でも、どろどろも読みたいかも?ププッ ( ̄m ̄*)
TBありがとうございました♪
2011/6/13(月) 午後 9:51
そう、Kだらけなのよね( ̄ー ̄)ニヤリ作中にもKは多いという台詞が出てきた覚えがあります。
女性心理のドロドロさを書かせたら、湊さんの右に出る人はなかなかいない気がします。
今まで苦手な作家さんでしたが、こういうテイストなら読める気がする。不覚にも泣かされたしね(*・∀-)☆
トラバ返しさせてくださいね♪
2011/6/14(火) 午前 9:24
なかなか複雑な構成で巧く出来てましたね〜。頭が混乱気味で、最後は人物関係把握に気を取られてて、あまり感動したって感じはなかったんですけど(全く泣けなかった乾いた人間^^;)。でも、湊さんの新境地って感じで、今後の作品に期待が持てそうですね^^
2011/6/15(水) 午前 0:00
>金平糖さん 「K」だらけwwたしかに多い名前だけど、多すぎますよねww
ドロドロも捨てがたいけど、ラストだけ変に爽やかより、こういうテイストの方がいいですよね^^
TBありがとうございました♪
2011/6/16(木) 午後 11:55
>べるさん 途中から人物相関図で頭の中を整理して読んだのでww、ラストはほろっときてしまいましたよ。潤ってる?ププッ ( ̄m ̄*)
素直に次を期待できる作品でしたね^^
(今までは中毒症状だったからww)
TBありがとうございました♪
2011/6/17(金) 午前 0:09
人物関係はややこしかったけど上手い構成でしたね。
わたしも、湊さんの作品の中で一番好きかも、と思いました。
TBさせてください。
2011/7/22(金) 午後 5:00
>あられもちさん 湊さんっていうと、どうしてもドロドロしたものを期待するんですけど、こういう裏にドロドロを残しつつ…でも!っていうテイストはいいですよね。
TBありがとうございました♪
2011/7/22(金) 午後 10:39
だんだん湊さんの作品が、“白湊”色に染まってきましたね…
ご本人も、文春のインタビューで“負を描くのは一区切り”と言っています。
人物関係相関図を書くと分かりやすいですよねぇ〜(^^ゞ
2011/9/1(木) 午後 9:56
>やっくん 「負」は一区切りなんですかぁ〜〜「負」も読みたいのになぁ〜〜(≧▽≦)
コレは、白湊でしたけど、ところどころに黒が見え隠れしてて、好きな作品でしたね^^
TBありがとうございました♪
2011/9/2(金) 午後 10:25
爽やか系も好きな方も多いですね〜
私には、分かり難い作品でしたぁ〜
こちらからもTBさせて下さいね!
2012/5/27(日) 午後 10:27