無題
スカボロー・フェアでおやすみなさい
岩が降っている。
どこかの火山でも噴火したのだろうか。
それとも世界の終りだろうか。
朝からずっと握りこぶし大の岩が降っている。
僕の家はもう限界だ。
壊れる。
テレビもつかないし
電話もつながらない。
僕は決死の覚悟で家をとびだした。
外には誰もいなかった。
ただ岩だけが降っていた。
僕は何とか地下鉄の駅へ辿り着いた。
たすかった。
ホームは閑散としていた。
みんな一体どこに行ったんだろう。
男子トイレで駅員を見つけた。
駅員の背中には大きな殻がついていた。
カタツムリの殻に似ていた。
「すみません。」
すべて表示
その他の最新記事
記事がありません。