3.5次元人のつぶやき

これから毎日お弁当作んなくちゃいけないのーん

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kissの罠

 お茶でも飲もうかなあ。

 ごはんの後こたつでテレビを見ていて、ちょっと喉が渇いたので立ち上がる。

 それに気付いて、彼がこちらを向いた。

 こたつの中に潜り込んで、顔だけ出ている。

 いや、反対側から足も出てるけど。

 頭の下にはいつものクッション、もうかなりくたびれているけれど、それがちょうどいいらしい。

 彼は私を見てから、タコ口をして顔をくちゃくちゃにする。

「チューしてけ」という合図なのだが、もう一つ、「俺もお茶ほしい」という意味も含む。

 私はちょっと笑ってから同じ顔をして返して、もう一度彼の顔の側にしゃがむと、顔を近づける。

 そうしてタコ口のままチューをしてあげると、わざと吸いついてくるので、代わりに息を吹き込んであげる。

 彼は過剰に息を吸い込んでげほげほとむせながら、「いじわるー」と言って私の膝に顔をすりすりする。

 そんな甘えん坊の、年上の彼氏。

 軽いキスは手に触れたり甘えたりするのと同じようなものでただのスキンシップで、ドキドキは、しない。

 膝にすり寄ってくる彼の頭をくしゃくしゃに撫でてから、よいしょっと立ち上がる。

「紅茶で良いの?」

 そう聞くとにっこり笑って、「しょうがとはちみつ入れてー」と追加リクエストしてくる。

「はいはい」と呟きながらキッチンへ行って、やかんに水を汲んで火にかける。

 その間にティープレスに茶葉を入れて、しょうがを薄切りにし、はちみつポットを棚から取り出した。

 おそろいのカップを二つ出して、スプーンも出しておく。

 まだお湯は沸かない。

 ふと窓から夜空が見える。

 しばらく眺めていると、やかんがしゅんしゅんと音を立てて噴き出す。

 その音に気付いて火を止め、ティープレスの中にお湯を注いで、カップの中にも入れておく。

 蓋をして、しばらく浮き沈みする茶葉を眺めていた。

 いつも、その時間別のことができるなあと思うのだけれど。

 つい、夜空とかやかんがぽこぽこと小さな音を立ててきているのや浮き沈みする茶葉やなんかを、ぼーっと眺めてしまう。

 しばらくしてから茶葉がポットの底のほうに落ち着くと、ピストンを押し下げて茶葉を圧縮する。

 その時につい、もう一度ピストンを少しだけ上げてみてしまう。

 そうすると、その勢いで茶葉がまた少し浮きあがるのだ。

 そう言うのを眺めるのも好き。

 カップのお湯を捨てて紅茶を二つに分けて注ぎ、はちみつをスプーンで片方には一杯、もう片方には二杯入れてかき混ぜる。

 しょうがを浮かせてから両手でカップを持ってこたつのところまで戻り、一つを、はちみつが多いほうを、そこに置いた。

 もう一つを持ったまま、私はベランダへ行く。

 窓を開けると風が吹きこんできて、一瞬身震いしてからベランダ用のスリッパをはいて外に出る。

 風が冷たい、空気が冷える。

 でも星がよく見える。

 両手でカップを持って温まりながら、時折口に運んでお腹の中もあっためる。

 紅茶を飲み干したころに、彼がやってくる。

「まだそこにいるの、風邪ひくよ」

 彼もぶるっと身震いしてから、スリッパをはいてやってくる。

「冬って夏よりも星がよく見えるよね」

「そうだね、空気が澄んでるからかな」

 そう言いながら彼は私の手からカップをとり、ベランダの棚の上に置いた。

 そして後ろから私をそっと抱き締める。

「あったかい?」

「うん、あったかいよ」

 こういうときはドキドキする。

 私の後頭部と背中に、彼の胸とお腹が当たる。

 私よりも頭一つ分背が高くて、私よりもたくましくて、大きくて、男の人なんだなって実感するから。

 そして耳元で、いつもより甘くて低い声で囁く。

「好きだよ」

 頭の芯がしびれるみたいな快感。

 それでもどこかで私がドキドキしてることを知っていてわざとやってるんだろうなって思う。

 首をひねりながら彼のほうを見上げると、丁度胸に耳が当たって、彼の心臓の音が聞こえる。

 どきどき、どうしたらさせてやれるかな。

 そう思いながら上目遣いで彼を見上げる。

 片手を彼の後頭部へまわし、目を細め、顎を少し上げながら、小さな声でささやく。

「私も、好きよ」

 彼は少し眉をあげ、私の頬を片手で包み込みながら、親指でそっと、私の顎をくいっと持ち上げる。

 それからゆっくりと、ゆっくりと、顔を近づける。

 ゆっくりと、ゆっくりと、目を閉じる。

 近づいてくる顔に、ドキドキして、胸がキュンっとしながら目を閉じると、そっと優しく唇が触れる。

 優しく優しく、そっと。

 体中がとろけるような甘さに酔いながら、ゆっくりと目を開けると、彼もゆっくりと唇を離しながら瞳をのぞかせる。

 私の瞳を覗き込むようにじっと見つめ、優しく微笑みながら、そっと髪をすく。

 余裕の微笑みにたまらずに彼の方へ向きなおり、両手を彼の首をまわしてぎゅうっと抱きつくと、強く強くキスをした。

 彼の腕が私の腰へまわって、私を抱きあげるように抱きしめる。

 強く強くキスをする。

 強く、深く…










「ん…?」

「え?なに?」

 顔を離して私は彼を怪訝な顔で睨んだ。













               「私のチョコレート、食べた…」










「あ。しまった。ばれちゃった」

 しまったなんて全然思ってないような口ぶりで、口に手を当ててわざとらしくしまったという顔をする。

「隠してあったのに、なんで在処知ってるのよ」

「ええっ、俺があんたのこと知らないことなんてあるわけないじゃないかっ」

「そんな格好つけてもだめ、そうか、隠してあったクッキーが減ってるような気がしてたのよ、やっぱり…」

「そう太る努力しなくてもいいんだよ、ダイエットの協力をしてあげてるだけだってば」  

「そう言うところはちょっとくらい目をつぶるっていう暗黙の了解ってものがあるでしょうが!」

「そっくりそのままそのお言葉お返ししますよ〜、ちょっとくらい食べたって見過ごしてよ〜」

「ていうか、そうか、私が紅茶を飲みほしたタイミングで出てきたのは、こっそりつまみ食いをしてきたタイミングだったんだ」

「ええ、違うよ〜、あんまりずっと外にいるから、風邪引くといけないって心配で見に来たんだよ〜」

「その割には自分、凄い防寒してないか、自分の半纏の上に私の半纏まで着てるし」

「あっためてあげてたんだってば、人聞き悪いなあ」

「て言うか、そんな格好だったんだ…ドキドキして損した…」

「え、ドキドキしてたの?」

「う、うるさいなあ、もう」

「さっきのキスでドキドキしちゃってたんだ」

「だから、もうっ、悪いっ!?」

「あはは、可愛いなあ、もう」

 私が彼から逃げようとするけど、しっかりと腰に手をまわされたまま、顔だけ逃げるも無理やり彼の方へ向かされるし。

「やめて!離して!!」

「やだよー、面白いもーん」

「私は面白くなーい!!」



 


 そんなこんなでいつも、からかわれて遊ばれてるのにもかかわらず、彼の術中へ見事はまってしまう私。

 私の行動だけじゃなくて、気持ちまでも彼にコントロールされてる気がする………

 でも、だって…






                       

                     

                           どきどき、しちゃうんだもん…










                                             

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きゃああああああ〜(≧v≦)!!
甘い! あま〜いぃ〜ッ!!
なんて幸せなワンシーンなんだ…息切れしてしまったぜぃ(笑。
さなさんのらぶあまなお話…お腹一杯にございます。ぽち!

2010/2/8(月) 午後 8:27 hachi

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ふうん。しょうがとはちみつね。メモしとこう。

2010/2/8(月) 午後 9:02 イカダ

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ハチさん、ちゃんと息吸って〜!!(笑)
時々発作が出るんですよね(爆)
お腹一杯になってもらえてよかったわ♪

2010/2/8(月) 午後 11:44 さな

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イカダさん、しょうがは体があったまるので入れてます。
本当ならチャイにしたいところなのですが、ダイエットのためにミルクなしで、しょうがだけだと飲みにくいのではちみつ入れます〜。

2010/2/8(月) 午後 11:45 さな

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内緒さん、あら、そんなこと言われなくてもわかってますよ!!ラブラブなんですよね〜^^

これはお話なんで、妄想らぶあまです(爆)
まあ、いじめられてる方は、らぶあまどころじゃなくて「きー!」ってなってますけどね(笑)

2010/2/8(月) 午後 11:47 さな

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