DJカートン.mmix

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今回は久々に書くネタが沢山ある(笑)。

・対局中(休憩時間)に将棋会館から外出した2人の棋士について
「電子機器の取扱に関する規約」の中に対局中の外出を禁止とする条文があるが、規約違反をしたのは村田顕弘五段(7日)と金沢孝史五段(8日)。
調査の結果、両名とも外出中の電子機器の使用はなかったとして厳重注意ならびに当該対局の対局料(村田五段は順位戦の対局だったので「順位戦月額手当」)の50%の罰金が科された。

…つい今までの習性(?)で外出したくなる気持ちもわからないではないが、規則として決まった以上はそれに従う(反した場合は罰する)のが「法治国家のルール」だと思う。これを変に隠蔽しようとかしたらそれこそ「終わりの始まり」になりかねない。
今回の処分についてはネット上では「軽すぎる」という声が多数派のようだが、「(物質的な)ペナルティなし」としなかっただけでもはるかにマシだと思う。ただ、規約(HPより参照)によると対局中の電子機器の使用については「除名処分を含めた処分の対象」とする一方で、外出に関しては具体的な罰則が設けられていなかった、というのは流石に落ち度だと思うのでそのあたりを見直す必要はあると思う。
では個人的にどのくらいの罰則が適当なのか、と言われると…ちょっと難しい。郷田王将が竜王戦を不戦敗した時のような「無償での1日普及活動」くらいはあってもいいように思うが。

・三浦九段の復帰初戦
2月13日、第30期竜王戦ランキング戦1組、相手は(よりによって?)羽生善治三冠。対局場に大勢のマスコミが入るなど(あまり嬉しくない意味で)注目を浴びた対局だったが、終わってみれば「生涯に数多指す公式戦のうちの1局」以外の何物でもなかったように思う。

・りゅうおうのおしごと! 5巻
14日発売(発売後に知った。つまり「そこまでの興味がない」事の裏返し?)。竜王の初防衛戦からが描かれている(買ったばかりなので読了していない)。
この手の作品というのは必ずと言っていいほど羽生三冠や谷川九段あたりをモチーフとした「大天才」が登場するのでいささか食傷の感があるが、よくよく考えると将棋に限らずほとんどの(現実世界での)競技で「数十年に一人の大天才」と言えるような人物が存在しており、傑出した人物が不在≒群雄割拠、という世界の方が珍しいのかも知れない。だからこそそういう設定の話を書いてみたい、なんて考えが瞬間的に頭をよぎったりする(笑)。
今回は通常版以外に小冊子がついている限定版、そしてそれぞれに「A3タペストリー付きアニメイト限定セット」まである(他の店限定のアイテムもあるのかな?)。タペストリー付きはそれぞれの価格+1,300円、気が付くとそれを買っていたのだが(笑)、今の自分の部屋にはそれを掛けるだけの十分なスペースがない。先月入手した森下九段と増田四段の揮毫色紙を飾るスペースにも苦慮しているというのに…

・渡辺明ブログ2月15日の記事
ネットでの書かれ方を見ているとタイトル戦の前夜祭とかで何か言われることもあるだろうと覚悟して行っていますが、実際にお会いする皆さんはこちらが拍子抜けするくらい、温かく接してくれます。(ブログより引用)

この記事に関しては2つのとらえ方がある。
前夜祭とかに参加する人は基本的に「プロ棋士という人を信用している人」だと思う。そうでない(ネット上で評論家を気取るしか能のない)輩がわざわざ前夜祭(大抵有料である)なんかに出向くものか、と思う。
メディア上(ネットとは限らない)で言った悪口をそのまま本人に直接言えるような人というのは珍しいそういう人がいるとしたら余程の大物か「頭の線が切れている人」のどちらか(おそらくほぼ全員が後者)だと思う。

その渡辺棋王は18日に棋王戦第2局を戦い勝利、星を五分に戻す。千田六段の指した42手目の△6四同歩はそれまで100局以上あった前例が一気に前例0の局面に。言うなれば「人間的には(読むことはあっても)捨てる(捨てていた)手」をサラッと(ノータイムで)指したわけで、ある意味「今の時代らしい」、強烈な皮肉を込めて言うなら「COMの弟子らしい(★1)」手と言えるかも知れない。
最終的な結果には結びつかなかったとは言え、途中までは後手が有望な分かれで渡辺棋王の言うように今後の研究課題となる可能性は高い。もっともそれがどれだけアマチュアの将棋に影響するかは分からないけど…(アマチュアで脇システムを好む人を自分は見た記憶がない)

★1…叡王戦の本戦進行中くらいに「千田五段(当時)が優勝したら『師弟対決』だ」といったコメントを複数見かけた。…どう考えても皮肉で言っているようにしか思えなかった。

・カロリーナ・クリスティーナ・ステチェンスカ女流3級
普段は「カロリーナ・ステチェンスカ(女流3級)」と表記されるので、「セカンドネーム(ミドルネーム)があったんだ」と思った方もいるかも知れない(自分もその一人)。セカンドネームは普段は省略されたりイニシャルで済ますことも多いので(例えば「JK」)、その人のセカンドネームを正確に把握している人というのはもっと少ないかも知れない(参考までにJFKのFは「フィッツジェラルド(FitzGerald)」)。
そもそもは同姓同名を避けるための制度(?)らしく(欧米は日本と比べて姓の種類が少ないので)、その付け方もいろいろあるらしい。例えば(キリスト教の)洗礼名」「母の旧姓」「自分の旧姓(既婚女性の場合)中には「イニシャルのようでそれがセカンドネーム」なんてのもあるらしい(前述のようにJFKは「ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ」が本名だが、このパターンだと「ジョン・エフ・ケネディ」が本名になる)。ちなみに今の日本の戸籍にはセカンドネームを登録する事はできない。

…話がそれた(笑)。ステチェンスカ女流3級(この呼び方でいいのかな)が女流2級(正式な女流棋士)へ昇級するには3級の仮資格期間内の17年9月30日までに

・女子将棋YAMADAチャレンジ杯ベスト4(3勝すればベスト4)
・1年間で参加公式棋戦数と同数の勝星(7勝)を得る
・2年間で参加公式棋戦数の4分の3以上の勝星(11勝)を得る
・女流棋士昇段級規定の「女流1級の条件」を満たす

のいずれか(一番上は棋戦設立に伴って設けられた)をクリアする必要がある。直近では2月20日の対局(女流名人戦予選、貞升南女流初段)に勝利すると昇級条件の「女流1級の条件(女流名人戦で予選決勝に進出)」を満たすことになり女流2級に昇級=正式な女流棋士になれる。
ところで彼女(長いので省略させていただきます)は現時点での今年度成績が6勝5敗。つまり次の対局に勝つと「1年間で参加公式棋戦数と同数の勝星」になる…のだろうか。これは前述の文言にある「1年間」がどう解釈されるのかによって変わってくる。つまり、

・女流3級の資格を取得した日を基準に1年×2(彼女の場合「15年10月1日〜16年9月30日」と「16年10月1日〜17年9月30日」)
・「いいとこ取り」で1年間(彼女の場合「16年5月9日〜17年5月8日」が現時点でのいいとこ取りになる)

なのか。もし後者だとしたら20日の対局で勝つと「女流2級の条件」と「女流1級の条件」を同時に満たす→2級を飛ばして一気に1級に? なんて事も考えられる。
彼女はこれまでに「勝てば女流2級」という対局が3局あった(うち1局はアマチュア時代)がいずれも敗退(うち2局は中井広恵女流六段と上田初美女流三段、マッチング運が悪かった?)、今回で「4度目の正直」なるか?

・「デザインあ」に出てきた棋譜について(4日初回放送、18日再放送)

「デザインあ」は、私たちの身の回りに当たり前に存在しているモノをこうした「デザイン」の視点から徹底的に見つめ直し、斬新な映像手法と音楽で表現。
こどもたちに「デザインの面白さ」を伝え、「デザイン的な視点と感性」を育む一歩となることをめざしています。
(番組HPより引用)

この日の放送では「デザインの観察」として将棋、囲碁、チェスが登場し、それぞれ対局開始(将棋の場合「駒箱を開ける」「駒を並べる」ところを含む)から終局までを早送りで再現。将棋では堀口弘治七段と中村太地六段(双方和服)が対局者の「役」を演じていた。

…(美術センスのない自分には)結局この番組は何だったのだろう、という感想しか残らなかったわけだが(笑)、そんな自分でも1つ分かったのは将棋の「観察」で使われた(再現された)対局の出典
「NHK杯史上最も有名な対局」と言えば多分わかると思うので詳細は割愛するが(序盤の進行で「もしかして『あれ』かな?」と予感し、終局数手前の『あの手』で確信に変わった、と書けばわかりますよね?)、この事から

「チェスと囲碁の対局も『過去の有名な対局』を題材としたのでは?」

と思った。
…しかし自分はその手の知識も情報もないので判断がつかない(「囲碁も出典はNHK杯かな?」という予想がつくくらい)。棋譜を見ればわかる人がいるかも知れない、という事で一応棋譜を載せておく(番組では盤面と「棋譜」が出ていたのでそれをそのまま記載。多分問題はない…と思う)。
分かった人は個人的に満足してください(笑)。

1:e4 e5
2:Nf3 d6
3:d4 Bg4
4:dxe5 Bxf3
5:Qxf3 dxe5
6:Bc4 Nf6
7:Qb3 Qe7
8:Nc3 c6
9:Bg5 b5
10:Nxb5 cxb5
11:Bxb5+ Nbd7
12:O−O−O Rd8
13:Rxd7 Rxd7
14:Rd1 Qe6
15:Bxd7+ Nxd7
16:Qb8+Nxb8 Nxb8
17:Rd8#1−0

棋譜の意味が部分的にわからない(笑)。駒の動きから「O−O−O」は「クイーンサイドへのケストル(キャスリング)」だという事はわかるが、16手目のやたら長いのがよくわからない(「相手の合法的な応手がこの手しかない」という意味でしょうか?)。そもそも書き方がこれでいいのかすらわからない(「相棒・劇場版」ではこういう書き方だったので倣った)。とりあえず16手目のクイーンのタダ捨てが決め手だという事はわかったが。
下は終局図。
・駒を漢字(「西洋将棋指南」に準拠)としたのは単なるジョーク(笑)。
・くどいようですが「砲(ルウク)」は「だいば」「官(ビソップ)」は「やくにん」と読みます(笑)。
イメージ 1

続いて囲碁。…何と言っても棋譜が長い。
そもそもどう表記(再現)したらいいのかわからないので、とりあえずフリーソフトを適当に(?)ダウンロードして1手ずつ手入力。それに使われている「.sgf形式」の棋譜が以下の通り。これをソフトにコピー&貼り付けすれば再現できる…はずです(笑)。せめて通常の(?)数字で表す棋譜に変換できれば良かったのかも知れないが…

(;B[qd];W[dd];B[pq];W[oc];B[kd];W[po];B[pc];W[od];B[pf];W[le]
;B[ke];W[lf];B[kf];W[lg];B[mc];W[md];B[ld];W[ne];B[fc];W[qh]
;B[qg];W[ph];B[cf];W[ee];B[cc];W[kg];B[ge];W[dg];B[dc];W[np]
;B[dp];W[fd];B[gd];W[ec];B[eb];W[re];B[rf];W[fb];B[ed];W[qe]
;B[fe];W[pe];B[qj];W[ri];B[gq];W[ck];B[co];W[cg];B[ci];W[di]
;B[bg];W[bh];B[bf];W[bi];B[qo];W[qn];B[pn];W[qp];B[ro];W[pp]
;B[qm];W[iq];B[rj];W[ob];B[rh];W[sh];B[sg];W[rg];B[mp];W[mq]
;B[lq];W[lp];B[mo];W[nq];B[dj];W[cj];B[ei];W[kp];B[dh];W[ch]
;B[rp];W[on];B[pm];W[qq];B[cm];W[dk];B[rh];W[er];B[ip];W[cq]
;B[jq];W[kq];B[dq];W[dr];B[bq];W[br];B[bp];W[fq];B[fp];W[gr]
;B[hq];W[eq];B[ep];W[rg];B[ir];W[ar];B[rh];W[fk];B[si];W[rq]
;B[ma];W[na];B[nb];W[oa];B[fg];W[di];B[se];W[rd];B[ci];W[ej]
;B[kr];W[lr];B[nl];W[nc];B[of];W[kb];B[lb];W[mb];B[gs];W[fs]
;B[nb];W[rn];B[rm];W[mb];B[cr];W[cs];B[nb];W[qf];B[pg];W[mb]
;B[fi];W[lc];B[di];W[em];B[jb];W[df];B[jg];W[jh];B[ig];W[ih]
;B[hg];W[nh];B[kc];W[la];B[gm];W[dm];B[fl];W[el];B[gk];W[bm]
;B[fj];W[ek];B[bn];W[cl];B[am];W[bl];B[li];W[ja];B[ib];W[jk]
;B[lk];W[jm];B[kl];W[jl];B[kn];W[mn];B[ln];W[mm];B[kh];W[jo]
;B[jn];W[in];B[io];W[hn];B[ij];W[lj];B[kj];W[ll];B[im];W[hm]
;B[hl];W[il];B[gn];W[ho];B[nn];W[km];B[nm];W[kk];B[mj];W[hk]
;B[gl];W[no];B[mg];W[go];B[gp];W[fn];B[hj];W[ks];B[hr];W[jr];B[fr])

…だったらチェスもフリーソフト探してそうしろよ、と突っ込まれそうだが(笑)、チェスはそうするより「手作り」したほうが早いと思った(実際15分くらいで終わった)ので。
下は終局図(211手で黒の中押勝ち、最後は一目取っている)。…囲碁に詳しい人ならこれを見ただけで出典(あると仮定して)が一目なんでしょうけどちなみに使ったフリーソフト(の地の自動計算)では終局図の時点で「黒の17目半勝ち(コミは多分6目半)」となっていた。これだけ差がつけば投了もやむなし、という事なんでしょうかね。
イメージ 2

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欧州では姓の種類が少ない(アイスランドには姓そのものがない)だけでなく、下の名の種類も少ないのではないかという気がします。
なおスラヴ圏では父親の名を表す「父称」を用います。

日本の戸籍でも下の名と一体としてならミドルネームを入れることができますね(太郎フィッツジェラルドなど)。
旅券取得の際には、ローマ字表記の間にスペースを入れることもできるそうです。

ポーランド語履修者の感覚としては「ステチェンスカ」よりも「スティチンスカ」のほうがポーランド語の発音に近いと思うのですが。
「ステチェンスカ」の理窟でいくと「クリスティーナ」の部分も「クレステーナ」になりそうなものです。
なおポーランドはスラヴ圏ですが、旧教が強いところですから「クリスティーナ」は洗礼名でしょうね(語形からして父称ではあり得ませんし)。

チェスの棋譜は Wikipedia にありますね。黒16手目は誤植です。
https://de.wikipedia.org/wiki/Morphy_%E2%80%93_Karl_von_Braunschweig_und_Graf_Isoard,_Paris_ 削除

2017/2/20(月) 午前 10:37 [ 元M先生 ] 返信する

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本音を言うと「チェスの棋譜(の出典)はM先生なら知っている(答えてくれる)だろう」と踏んで今回の記事を書いています(笑)。

…提示されたWikipediaのページは読めません(笑)。翻訳機能を使っても単語を直訳したものの羅列なので意味不明な文章になるし。
「ポール・モーフィー」という名前(今回初めて知った)を元に調べると1858年に行われたこの対局はチェスの世界では相当有名な対局のようですね。
16手目は単なる誤植、と聞いて軽くズッコケました(笑)。

ミドルネームに関しては自分が過去に聞いた話くらいの知識しかありません。その方法だと「加藤 一二三パウロ」なんて戸籍登録ができる、という事でしょうか(笑)。

ポーランド語は全く分からないので何とも言えませんが、本人から表記(発音)方法についての申し立てがない(あるいは「カロリーナ・ステチェンスカ」でいいと言っている)のかも知れません。
確かロナルド・レーガン元大統領は大統領候補時代日本で「ロナルド・リーガン」と表記(発音)されていたのを本人の申し立てで「(英語での発音により近い)レーガン」になった、という経緯があった

2017/2/20(月) 午後 11:31 [ DJカートン ] 返信する

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