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今や関西では、「15」という数字を見聞きしただけで、「節電15%=大変な努力が必要」と洗脳されてしまった。
政府や関電だけでなく、新聞・テレビも連日「15%」を強調するから、思い込まされても仕方がない。
だけど、この「15%」は、「猛暑だった2010年に比べて」という言葉が前付く。昨年に比べてではない。
「あなたは2年前の夏、どんな電化生活をしていましたか?」と質問に関して、余程の人でない限り、記憶に残っていないはず。
「15%」と言われると、ほとんどの人が、「節電に取り組んだ昨年の夏」と比べてしまうから、「昨年以上に節電するのは大変!」という気持ちが強くなり、「電力が足りない夏場は、原発再稼働も必要かな」と、ついつい思わせられてしまう。
どの新聞やテレビでも、去年に比べて更に何%節電が必要かとは言わない。
このあたりの誘導が、政府、電力会社、新聞、テレビの思惑なんだろう。巧妙なところは、この「節電15%」報道と同時に、「金環食報道」を全国各地に中継車を出したり、ライブ映像を流し続けたりして、「15%算出の根拠」に対して、科学的数値に基づいた意見が出てくるのを避けようとしているようだ。
新聞・テレビでは、「15%節電」は当然のこととして、家庭の節電策について、昨年と同じようなものを紹介する。
クーラーの設定温度28℃、クーラーをやめて扇風機などを最初に並べ、目立たないところに「テレビを省エネモードにして2%節電」をもぐりこませる。
昨年、野村総研が発表した、「クーラーを切るより、テレビを切った方が節電効果がある」という意見は、もみ消されたが、今年も並ぶ「家庭での節電策」で、弱者の身体に影響がある冷房に関しては強気に出る一方、身体的には影響がない「昼間のテレビを切って節電」でなくて「省エネモードで」では、何らかの意図がそこにあることは明らか。
つまり、これらの節電策は、電力会社が大事なお得意様である「オール電化住宅」の家庭向けの節電策であるとともに、自社防衛のために必要なテレビ局は攻撃しないという「電力会社に都合の良い節電策」でもある。系列テレビ局に不利になることを大手新聞社が書くこともない。
電化製品の主電源を小まめに切ったり、不要な照明を消し、冷蔵庫の庫内整理や設定温度の調整は、これまでどおり努力します。
電力会社の意図に背くことになりますが、「早朝にタイマーで炊飯、冷蔵庫で保存」はせず、ご飯は土鍋を使って食べる時にガスで炊きます。お湯はヤカンで沸かします。
電化製品を使わなくてできる方法なんて、結構あります。
クーラーの温度設定で体調を壊すことがないよう、ピーク時間帯は、テレビやパソコンの電源を切って本を読むか、入館料金が無料・割引になる公共施設に出かけます。「電力がピンチになった時には、携帯メールに一斉送信します。」と言っているけれど、それよりは、この夏は、緊急時以外は、携帯電話などを使ったメールやゲームは我慢しますという節電策をなぜ提案しないのか。
今頃になって、「去年は強く節電を要請することが出来なかったから、今年は15%以上の節電を要請します。」と、自分達は努力しないで、住民のせいにするような電力会社には、節電でなく、使わない方法で対処するしかないのではないかと思っています。
今日もまた、電力会社のビルを眺めると、直射日光が当たらない窓でもブラインドを降ろしたままで、室内の蛍光灯の灯りが透けて見えています。開閉式の窓を開けていないところをみると、さぞかし空調もよく効いているのでしょう。
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