ラジオ大阪「笑顔で元気」井草克一

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腸内フローラの変動と体質改善・草食動物の筋肉


腸内フローラは一生を通じて小刻みに変動しています。
大きく変動する時期が3回あります。
最初は生後1週間。哺乳類は無菌で生まれて、生後直ぐに大腸菌やブドウ球菌、腸球菌など腐敗菌や日和見菌が増殖します。
初乳を飲んで生後1日目から小腸の善玉菌「乳酸桿菌」が増殖します。
生後2日目から大腸の「ビフィズス菌」が増殖して、健康な赤ちゃんは、生後1週間で健康な腸内フローラを形成します。
帝王切開などで衛生管理された出産が原因で、大腸菌のいない新生児は乳児湿疹などを発症します。
2回目の腸内フローラの変動は離乳期です。一生の健康を左右する大事な時期です。
腸の食べ物の受け入れが出来るようになると、歯が生え始めます。
最近の離乳食は早すぎて、腐敗菌が繁殖して腸に傷をつけたりして、アレルギーの原因にもなっています。
離乳食を始めて湿疹が出たら、離乳食を中断すれば、直ぐに良くなります。
乳児の腸には母乳を発酵させる乳児型の乳酸菌やビフィズス菌が棲んでいます。
離乳食が始まって半年程で穀物を発酵させる大人型の腸内フローラに変化していきます。
離乳期にお腹に棲み付く乳酸菌やビフィズス菌は両親から受け継ぎ、先祖代々遺伝しています。
成長期に入る一番大事な時期です。
離乳食は歯の成長に合わせて進めるのが理想的です。(昔は咀嚼して食べさせていた)
前歯が生えたら味噌汁の上澄み、重湯、野菜の煮汁
犬歯が生えたら、炊いた魚、野菜をすり潰す
臼歯が生えたら断乳してご飯を食べさせる、油物や肉類はその後
臼歯が生え揃うまでは、すり潰して食べさせる。
3回目に変動するのは老年期
40代後半から小腸の栄養吸収が低下して、腐敗菌が増殖します。
この時期から食事には気をつけないと血液が汚れて、様々な病気を発症します。
老化現象は25才から徐々に始まり(各駅停車)、45才から加速(急行)60代から急加速(特急)
腸内フローラは様々な働きをしています。
牛や馬は草しか食べません。蛋白質の摂取量が少ないのに、筋肉質です。
蛋白質はどうして補充するのでしょうか?牛には胃が4つあります。
第一の胃(ルーメン)は、要領が150リットルもあり、繊維を発酵させる細菌が1ml中に100億匹、原虫は100万匹、とても沢山棲んでします。
繊維質を分解発酵させて、酪酸やプロピオン酸などの有機酸を作り、脂肪酸はルーメンで吸収されて牛のエネルギーの70%を賄っています。
沢山の微生物や原虫は死んでいき、第2〜4の胃でアミノ酸に分解されて腸で吸収されます。
草⇒発酵⇒有機酸(エネルギー)+微生物の蛋白質⇒アミノ酸⇒筋肉
微生物の働きは素晴らしいですね。
逆に栄養価の高い濃厚飼料を与えすぎると、胃や腸の微生物のバランスが崩れ、病気になります。
人間も人種や食習慣によって腸内フローラが違います。

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