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久保田貢さんの「『知識基盤社会』についての研究−新学習指導要領に登場するまでの経緯と背景−」『社会文化研究』第14号を読みました。
昨春から始まった(小学校本格実施)新学習指導要領は、「道徳教育」「言語活動」「キャリア教育」の貫徹が主張されています。「道徳教育」に関しては、「真面目」で素直な教師が増える中、批判的な声は少なくなりました。言語活動については実践レベルでの違和感が各所で出されています。そして、日本型「キャリア教育」についてはどうしたことか99%近い支持率となっているようです。
久保田論文では、日本(文部科学省)型「知識基盤社会」論が、新自由主義的な国際競争的な意図(グローバル競争に立ち向かえる知識層の競争による選抜・養成)と同時に、新自由主義的思考の子ども(国民)への浸透という意図も入っているのではないか書かれています。
久保田が指摘するように、競争は自明なものなのではなく、知識も共同的な性格を本来持っているのではないかと思います。しかし、『教育』2000年5月号で「魂の新自由主義化?−自己責任というイデオロギー−」という特集が組まれてから12年。子ども・若者たちの中には、新自由主義・自己責任論の心性が深く浸透してきています。キャリア教育は、この自己責任論を徹底・身体化させる機能を持っています。
人間や社会の持つ共同性・協働性を伝える教育実践を、久保田論文も参考にしながら、3.11翌年の今年は考え、創造していきたいものです。
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お久しぶりです。日体大の話、管理職を含めて、同僚で何人もいるのでいつも興味深く読んでいます。古い世代だと、体育教師の大半が頭も8割方筋肉なんじゃないか・・・と思わされることがよくありましたが、日体大卒業生たちだけ(筑波大出身者とともに)は数少ない話のわかる体育教師たちでした。
教育における新自由主義と管理社会化の進展には恐るべきものがあります。清水さんの観点から教育を見て、対抗構想を考える必要を痛感しています。
2012/1/6(金) 午前 7:35 [ 北海道教育科学研究会 ]