無題
ノンフィクション小説「踏み切りの向こう側」
晩ご飯を食べ終え、とりとめも無くテレビを見ていた私はふと本が読みたくなった。 本棚には本がズラリと並んでいて、その中には買ったものの未だ読んでいない本がたくさんある。 しかしその日の私が読みたいのはそれらではなかった。 時計を見る。まだ21時前。 「よし、ブックオフへ行こう」 駅前のブックオフは23時まで開いている。車で行けば30分足らずで着く。時間的には余裕だ。 早速着替えて車に乗り込もうとすると、肝心の車が無い。 どうやら母が乗って行ってしまったらしい。 「まったく、大事な時に…」 つぶやき、少し苛立つ私。 しかし、これは神様のお告げだったのかもしれない。今夜は車に乗ってはいけないという…。 つづく
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