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森綾のおとなあやや日記
もの書きで歌うたいな森綾のone note samba

 今日はいったいどれだけぶりだろうという休日。

 原稿を全く書かないのは本当にどれだけぶりだろう。

 旅のように、

 昼間は神楽坂のバー六角堂で蓄音機でクラシックを聴く会に参加し、

 夜はBRISAでお世話になった小島ご夫婦の葉山の別荘「猫の巣」で、

 露木達也さんのボサノヴァを聴く。

 とても楽しい1日だった。

 先日、やはりBRISAに登場していただいた、

 ベテランヘアメイクの智子さんもいらしていて、

 いろいろ話せて楽しかった。

 初対面の方もたくさんいらっしゃって、

 初期のヴァンテーヌを編集していらっしゃった方たちともお会いできた。

 私はヴァンテーヌという雑誌が創刊以来、大好きだった。

 23歳、という意味のそのファッション誌は、

 25ansと同じ版元なのに、まったくコンセプトが違って、

 衣食住、すべてにわたってのおしゃれのエッセンスが詰まっていた。

 料理のページもとてもよくて、

 「初めて鎌田の天然だし醤油を知って、それ以来使っているんですよ」

 という話で今日も盛り上がった。

 バブル時代だったけど、

 当時のおねえさんたちのファッションとは一線と画していた。

 ミラネーゼの紺やキャメルを基調にした爽やかなファッションをお手本に、

 私も広報ウーマンとして頑張ったものだった(笑)。

 それを作っていた方たちと出会えるというのは、

 なんとも嬉しいことだ。

   ただちょっと悲しい情報もあった。

 その後、私はその版元のmen's clubで

 2年間「愛される男」というエッセイを連載させてもらったのだが、

 そのとき担当してくださっていた女性編集者が、

 数年前に亡くなっていたとのこと。

 ものすごく気をつかう、繊細な方だった。

 ありがとうございました。

 そして、なんだかそんな風に何年も経って、

 横須賀線のなかでそのことを聴くということが、

 彼女の伝え方らしいと、思ったりしたのだった。

 いい雑誌を作ってきた人たちが、いっぱいいる。

 何かその手腕をうまく生かせないものだろうか。

 ばかばかしい、コピーコンテンツが横行する、この世の中で。

 


 

 



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