森綾のおとなあやや日記

もの書きで歌うたいな森綾のone note samba

「言うても」15年。言うても25年


 12月9日は私の独立記念日である。

 あの茶色い縁取りのある届けを出しに行った日だ。

 おそらく何年かごとに、このブログにもそのことが書かれていると思う。

 それ相応の慰謝料(新生活準備費用とも呼んでいた)をいただき、

 案ずるよりもするっと理解してもらったリコンだったので、

 その年の年末のほとんどは実家で過ごし、

 引越しは明けて1月14日にした。

 恵まれた結婚であり、恵まれたリコンだったと思う。

 そしてそこから、なんとかかんとか、15年もの間、一人で生きてこれたことを感謝したい。

 何度か一人でなくなりそうなこともあったけど(笑)

 今思えばちょっと懐かしい。

 仕事がなければ食べられないし、家賃も払えないわけで、

 よくぞここまで皆様に支えてもらっていることだと

 本当に畏れ多いことである。

 とにかく頼まれたらなんでも引き受けてきた。

 「仕事は選ばなくてはならない」というえらい作家さんがいるが、

 それは恵まれた時代の恵まれた人の思うことであって、

 役に立つならなんでもやる、と思ってきて、今日がある、と私は思う。

 (もちろん、体を壊しそうなことは何度か断った)

 ただこれまで、とにかく早くたくさん80点の文章を書こうとしてきたところがあった。

 それがプロだと、新聞記者時代に教えられたから。

 けれども、これからは、

 もう少し、精度を上げたい、と思う。

 自分で「名文」などとは恥ずかしくて口が裂けても言えないけれど、

 「これは森綾にしか書けない」と言われるものをきちんと残していきたい。

 言うても、フリーで来年25周年。

 …解説が必要だ。

 「言うても」は、大阪のおばちゃん語である。

 「言うても」。「なんだかんだ言っても」「いろいろ言い訳はあるが」「そうは言っても」

 というようなニュアンスが混じり合った言葉である。

 もう物心ついてからはすっかり東京のほうが長くなってしまったが、

 言うても、もとは大阪の女やさかい。ね。

 もとい、そして、言うても15年。

 遠く近く、森綾を見守ってくださる方々に、ありがとうを言いたい。

 「知り合いでよかった」と思ってもらえるような人になりたい。

 元気で笑っていたい。

 言うてもそれが、森綾やからね。

 
 

 

 

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