第364話 天は人の上に人を造り、人の下に人を造る・・・ことを実感するドバイやアブダビ
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日当800円。時給じゃありません。 一日働いて、800円。(当ブログでは、1ディルハム30円で計算しています。)
これが、ドバイの外国人未熟練労働者・住み込みメイド(インド人・パキスタン人・フィリピン人・スリランカ人など)の相場です。
外国人労働者の低賃金については、しばしば各新聞に記事が載りますが、つい最近見た記事でも、彼らの賃金は
月額800ディルハムと書いてありました。
インド人運転手などに「肉体労働者の賃金て、どのくらい?」と聞いても、やはり800ディルハムと
答えるので、この数字は正しいと思われます。住居付き、食事つきの値段ですが、あまりに安すぎます。 長時間、そして酷暑の中での労働なのですから。
労働者が好む簡易な食堂で食事をしても、1食150円以上はするドバイ。
我々が普通にランチをとっても、だいたい1000円から1500円くらいしてしまうドバイで、 一日800円の給料とは・・・。 しかも賃金未払いなどの問題も多発しているようです。
建設ラッシュに沸くUAE、特にダントツで建築現場の多いドバイを支える主人公は、
ほんとうは外国人肉体労働者の人々のはずなのに、まったくそういう扱いを受けていません。
住み込みメイドもつらいことが多そうです。UAEでは比較的問題が少なさそうですが、新聞には、サウジアラビアなど湾岸諸国で雇い主の家族に虐待されたメイドの記事が頻繁に現れます。
写真2枚目は、一日の労働が終わり、バスで集団帰宅するパキスタンやインドの労働者たち。
ドバイの日常風景です。
かたや・・・・
中世の王宮のような御殿に住まう王族たちがいます。
先日、超ラッキーなことに、アブダビの王妃様たちの宮殿に入る機会を得ました。
敷地もひろ〜びろ&青々とした芝生の中に、何人かのお姫様たちの御殿が点在していましたが、
中に入って感じたのは、
ベルサイユ宮殿みたい ということです。(写真1枚目)
(内部で撮った写真は、ここに載せられません。あしからず。)
いくつもある部屋はそれぞれテーマがあるようで、テーマに沿った美しい装飾が施してありました。
トイレだってすごい大きさ。日本のワンルームマンションより、ずっと大きいです。 もしかすると、都心のマンションに住む一家族分の面積より広いかも・・・。
シンデレラのお城のような、美しいものだけが集められたようなところに住んでいる女性たちもいるのね〜 と、大きなため息。
さらに感動したのが、宮殿内の使用人(メイド)たちの数と制服。
きれいな制服を着たフィリピン人らしきメイドたちが10人ぐらいで一列になって部屋に入ってきたのです。
クッキーのお盆を運ぶメイド、飴菓子のお盆を運ぶメイド、アラブのお菓子を運ぶメイド・・・・
一人ひとりがそれぞれ違うお菓子を銀のお盆で運んで来てくれました。
宮殿で働けるメイドはいったいどんなコネがあったのでしょう。
メイドはメイドでも、新聞紙上をにぎわす「一般家庭で虐待されたメイド」とは大きな違い。
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「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」・・・人間は条件さえ与えられれば平等になれる・・・明治の啓蒙知識人、現在では一万円の肖像画の人 福沢諭吉翁はこう記しました。
日本では、「信じられないほどの金持ち」という階層が存在しないため、人間の貧富の差について、身近に考えることがありませんでしたが、
ドバイやアブダビの社会を見るに、「とてつもない金持ち」と「ちゃんと労働しているにもかかわらず、とてつもなく貧乏な人」が存在するため、
「人間て、本当に不平等にできているなあ」と考えることしきり。
サウジアラビアやクウェート、カタールなどに住んでいても同じことを考えるでしょう。
「すべての人権は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについても平等である。」
世界人権宣言の文言ですが、そらぞらしく感じます。
UAEでは、UAE人には富の配分が為されており、王族が富を独占していないので、それはすばらしいことだと思っていますが、
外国人単純労働者たちがもうちょっと人間らしく生きられればドバイはもっと魅力的になるのに・・・と、残念な気持ちがよぎります。Olive
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2008/11/28(金) 午前 9:08 [ Cotton Articles v6 ]
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エジプトで同じです!
貧富の差が激しい。貧困ライン(1日1ドル以下)で暮らしている人たちが国民の20%、貧困ラインあたり(1日2ドル以下ぐらい?)は、国民の4、50%と聞いたことがあります。
人件費が安く、中流家庭でもメイドや掃除婦を使うことが多い。おかげで、女性は、家事労働の大変さから救われ、仕事と家庭の両立が、日本より楽にできます。でも、それは安い賃金で雇えるから。
物価が上がれば、自分が貸しているアパートの賃料をあげる大家さんでも、メイドや掃除婦の賃金を自分から上げているか?は、大いに疑問です。賃上げを要求があっても、安く働く者がいるから、と切り捨てる人もいるでしょう。
他人の犠牲の上に立っている安楽です。小学校に行くべき子が、雇われて、家の掃除をすることも多いです。物覚えが悪い、手癖が悪いと、身体的虐待もあります。
表面はそうじゃないですが、実質はこういう「奴隷制度」に支えられた社会??
でも、私も−メイドは雇いませんが−カイロの物価の安さのおかげで、質素でも暮らしているんだから、間接的に、貧しい人の犠牲の上に立っています。
2008/11/28(金) 午後 8:54 [ cairo_arekore ]
UAE人の中で貧民階級のいませんので、それはUAEのすばらしいところだと思っています。同じ国の国民同士で貧富の差が激しいのは、もっと悲惨ですね。
2008/11/30(日) 午後 8:43 [ dubai1428 ]
そう言われればそうですね!…
国民同士の貧富の差があることの唯一の(?)プラス面は、もしかすると、外国人労働者の場合よりも、少し積極的に、「何とかせねば」と考える国会議員や人権団体があるかもしれないことです。外国人だったら、自国中心主義や言葉・習慣の壁で、切り捨てられやすいかもしれません。…にしても、エジプト、経済成長率と別に、貧しい人が多すぎます。(溜息)
2008/12/1(月) 午前 3:15 [ cairo_arekore ]
ドバイ(UAE)は自国民に優しい国ですね〜。同時に、cairoさんのおっしゃるとおり外国人に冷たいことを平気でやってしまう国でもあります。ブルーカラーの外国人だけでなく、ホワイトカラーの外国人も、今回の経済危機でずいぶん解雇されたようです。居住外国人待遇の改善はドバイの課題ですね。
2008/12/2(火) 午後 3:29 [ dubai1428 ]