糖尿病性腎症
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平成24年2月8日 第21回糖尿病性腎症セミナー(岡山グランヴィアホテル)
講演1 糖尿病性腎症の病態と予後規定因子
金沢大学血液情報学教授 和田隆志先生(途中から)
昨日は撮影・録音が禁止なので詳細は有りません。
顕性蛋白尿は予後の規定因子である。
糖尿病性腎症の診断は生検による糸球体の結節の存在が決め手となる。
結節にはⅣ型PAMが蓄積するⅠ型結節と、Ⅵ型PAMが蓄積するⅡ型結節がある。
電顕所見では、糸球体のアンカーポーションが消失しメサンジウムの融解を来す。
今まで糖尿病性腎症のちゃんとしたモデルマウスが無かった。
自然発症糖尿病マウスにモノクロタミーを投与すると、メサンジウム融解を来す事が分かった。
これを糖尿病性腎症のモデルとして作成中である。
糖鎖は延長するとシアル酸が接着する。
シアル酸が短くなるフェノタイプは、ポドサイトで発現する。
治療することで改善してくる。
講演2 糖尿病性腎症の新規バイオマーカー
藤田保健衛生大学腎内科教授 湯澤由紀夫教授(S56 名古屋大卒)
まず、これまではガスメッセンジャー、H2S(硫化水素)・CO(一酸化炭素)・NO(一酸化窒素)が注目されている。
NO低下は、micro-inflammationを惹起させる。
H2Sはインスリン分泌を低下させる。
現在医療イノベーションという企画で厚労省・文科省・経産省が一緒に研究機関を選定し診療報酬上でも差別化をしていく方向に進みつつある。
そこから漏れた大学・研究機関には研究費用も回ってこないし、診療報酬も低く評価される。
かなり高額の投資を行って、少量のサンプルからデータから有用なマーカーを抽出中である。
魚を用いた研究。いくつかのマーカーを組み合わせた研究、メタボロームという。
アルブミン尿を超えるマーカーが存在するかを研究している。
腎機能に相関する代謝産物、ADMA異性体のSDMA・キムレニンなど
現在7つの代謝物を用いて腎症のステージ分類が可能になって来ている。
エキソトームという分画の中の蛋白で糖尿病性腎症が判断できそうである。
尿中蛋白では、MCP-1・アンジオテンシノーゲン・L-FABP・CPGF?・Ⅳ型コラーゲンを選んでバイオアッセイ系を作成中である。
糖尿病性腎症での腎機能低下には、Ⅳ型コラーゲンが関与する。以上
personal opinion 現在、アルブミン尿に勝るバイオマーカーは存在しないそうです。糖尿病性腎症にはいくつかのタイプが含まれ、今後そのタイプに沿った診断治療指針の作成が求められるという話でした。
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