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20100214インフルエンザ講演基調

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社会保障基礎講座第3回
「新型」インフルエンザ問題を通してみる日本の医療の矛盾
〜「新型」インフルエンザ騒動を振り返る〜

危機管理が発動され、製薬企業が利益拡大した。保健医療の現場は振り回された。
世界のEBM勢力と連携して医療の改革へ

その他,詳細は
http://www.geocities.co.jp/ebm_ebn/gif/data/2010/index_png.htm
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タミフルの乱用を招いた日本感染症学会提言の撤回を求める緊急学術集会

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タミフルの乱用を招いた日本感染症学会提言の撤回を求める緊急学術集会

 日時:4月4日(日)15時-18時 
 会場:キャンパスプラザ京都(京都駅前;地図参照)
http://csvr15.consortium.or.jp/campusplaza/access.html

 4月5日-6日に日本感染症学会が京都で開催されます。同学会は去年の「新型」インフルエンザ騒動で5月21日早々に緊急提言を発表し、「新型」インフルエンザの脅威を煽り、予防投与も含めて早期からのタミフルなど抗インフルエンザ剤の使用を推奨しています。その後も9月に「新型インフルエンザ診療ガイドライン」を、12月と1月には提言第2版、第3版を発表しています。しかし、タミフルは突然死や異常行動による事故死などの危険性があります。さらに、インフルエンザに対する予防効果はなく、発熱期間を1日ほど短縮するだけで、合併症も予防しません。科学的根拠に基づいて無効で危険な薬剤の使用を避けるよう呼び掛けるべき学会が、事実上無制限なタミフル使用を推奨する提言やガイドラインをつくったことは、診療方針を誤らせ、多くの被害を生みだした可能性があります。実際に「新型」インフルエンザによる死亡例とされている症例の多くはタミフルが関与している可能性が極めて高いのです。

 私たちは、「新型」をも含めてインフルエンザにはタミフルは無効かつ危険であることを訴え続けてきました。集会では、同学会の提言に科学的検証を加え、日本感染症学会にはタミフルなどの抗インフルエンザ剤使用を柱とする提言を撤回することを求めます。多くの方の参加を呼びかけます。


主催:医療問題研究会、共催:NPO医薬ビジランスセンター

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第3 回社会保障基礎講座のご案内 「新型」インフルエンザ問題を通じてみる日本の医療の矛盾

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日時:2 月14 日(日)13:30〜
場所:阿倍野市民学習センター講堂
(JR・地下鉄御堂筋線天王寺駅より阿倍野筋を南へ徒歩8 分、
地下鉄谷町線阿倍野駅よりすぐ。あべのベルタ3 階:地図参照)
現在インフルエンザシーズンですが、昨年の「新型」インフルエンザ騒動は非常に奇異なものでした。
学校の一斉休校、集会やイベントの中止、感染者が誹謗中傷の的になる、咳払いやマスク未着用では
白眼視される。水際対策にこだわり空港での厳重な検疫など、バイオテロでも発生したかのような
仰々しい対応が繰り広げられ、致死性の高い恐怖の感染症という誤ったイメージが刷り込まれ、隔
離・停留措置という人権侵害が感染拡大防止名目で正当化されました。
「新型」インフルエンザは強毒性でもなく、政府のとった措置は誤りであったわけですが、国内発生
確認前の5 月7 日時点で舛添厚労相(当時)は「危機管理は過剰なぐらいやってもいい」と述べており、
「新型」騒動を利用して政府が危機管理、国民統制の壮大な実験を目論んだのではないかと疑われます。
関西経済の損失1312 億円(関経連試算)とも言われますが、誹謗中傷された感染者や検疫措置で行動制
限された人々は謝罪を受けたのでしょうか?発熱相談、発熱外来はパンクして、通常の診療が阻害さ
れました。突然死の危険のあるタミフルが事実上小児にも容認され、「新型」ワクチン待望の世論が誘
導されました。
今回の講座では、「新型」騒動をめぐる経過、医療や公衆衛生の現場が強いられた状況を冷静に振り
返り、危機管理や国民統制への流れを批判し、また、いかに根拠のない検疫体制やインフルエンザ対
策が行われているか、そしていかに製薬企業や癒着している医療行政が医療をゆがめているかを検証
したいと思います。

反貧困・公的保障の会ホームページ:
http://hanhinkon.exblog.jp/


みるめ君による報告記事:
http://union-milme.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/2009-6029.html

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子どもの虐待の防止

子どもの虐待の防止

 1990年日本で始めて「子どもの虐待の防止・予防」を取り組むために設立された団体である「児童虐待防止協会(大阪市)」主催の「子育ての変貌と子ども虐待〜子育て実態調査と子育て支援ボランティア活動より〜」と題する講演会に医問研会員のKさんや保育士の友人と共に参加しました。講師は原田正文氏(精神科医・大阪人間科学大学教授)でした。
 原田氏は大阪府内の保健所勤務や「大阪府こころの健康総合センター」で小児・思春期外来を担当されながら,約2000人を対象とする子育ての大規模な実態調査(1980年:大阪レポート,2003年:兵庫レポート)を実施されてきました。今回の講演では,20数年を隔てる,この二つの調査結果に基づいて,子育て現場の急速な変貌を明らかにされたあと,「今後の子ども虐待予防・子育て支援の方向性」を提起されました。
 調査での質問結果の一部を列記します。
「自分の子どもが生まれるまでに,他の小さいお子さんに食べさせたり,オムツを替えたりしたことはありますか」
 なかった:2003年56%,1980年41%
「近所にふだん世間話をしたり,赤ちゃんの話をしたりする人はいますか」
 いない:2003年3歳児の母親17%,4ヶ月32%.1980年3歳半14%,4ヶ月16%
「育児で,いらいらすることは多いですか」
 はい:2003年3歳44%,1歳半32%.1980年3歳半17%,1歳半11%
「お父さんは育児に協力的ですか」
 はい:2003年3歳65%,4ヶ月79%.1980年3歳半34%,4ヶ月39%
 原田氏はデータを提示しながら,
1) 親の経験不足の増加
2) 地域で孤立している母子カプセルからの解放の必要性
3) 子どもを持つ前にイメージしていた育児と実際の育児とのギャップがイライラ感・子育て負担感を高めている
4)「自己実現」をテーマに育てられてきた女性が「母親としての役割」とのバランスの取り方に悩んでいる
5) そのため,父親が協力的でも母親のイライラや子育ての負担感は解決しないのでは?
との評価をだされました。その上で「子育て支援の基本戦略(1)」として,
1) 親子の出会いの場を増やし,ひとりぼっちの親をなくす取り組み,
2)「子育てサークル」などが,グループ子育ての場としての本来の機能が発揮できるように支援すること,
3) 学習を組織していくこと
などを提言され,1980年代始めにカナダで導入された「Nobody's Perfect(誰も完全な親ではない)」プログラムを進行するファシリテーター養成講座を紹介されました。
 原田氏は,自然発生的な「子育て自主グループ」の活動を「希望の灯」として,子育てグループのネットワーク「こころの子育てインターねっと関西」を1995年に服部祥子氏(精神科医)らと共に立ち上げられて支援活動を続けてこられました。その活動の延長線上に今回の講演内容があったように思います。
 私も同じ頃,勤務先のH病院で臨床心理士,保健師,看護師,保育士らと共に,妊婦検診や乳児健診で気になったお母さん達に参加を呼びかけて「母と子の遊びの教室」と名づけた子育て支援を始めていたので,上記のネットワーク設立集会に参加して服部先生の記念講演をお聞きしました。(ちなみに,保健師のKさんも参加されていたそうです。)
 私達の「遊びの教室」は昨年まで,10数年間続けることが出来ましたので,初期に参加していた子どもたちは中学生になっています。診察室の中だけでは経験できないお母さん達との交流によって,子育て状況の変貌を幾分かは感じ取れて勉強になったように思います。病院の中での集まりでしたので,「子育て自主グループ」のお母さん達とは元気さ加減が違うかもしれませんが,それでも初期の頃のお母さんたちは,病院以外の場でつどう力を持っておられたように思います。この10数年の間に,子育て世代の「人とつながる力」の弱まりを感じるような雰囲気を経験するようになったので,原田氏の「市民主体の子育てネットワーク」は健在なのかなぁ〜とか,サークルに参加できない,外へ出れないお母さんへのサポートをどうするのかなぁ〜と考えていると,「子育て支援の基本戦略(2)」として,困難事例には,専門職が前面に立って積極的にかかわることを挙げられました。
 そして最後には,「子育てをする人生を選んで,良かった!と言える街づくりを!」「虐待そのものの発生を予防するには,現在の子育て環境を改善することが急務である」と講演を結ばれました。そのためには,為すべき課題が多すぎるよなぁ〜と愚痴っぽく思いつつ帰途につく私でした。

2009.6 I

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