廣宮孝信の反「国家破産」論 ブログ

「国が財政危機と考えることこそが日本の危機」「財政黒字はむしろバブル崩壊の予兆の場合もある!」。【国債を刷れ!】著者のブログです

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【1】 http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/19296332.html
からの続きです。



3000年くらい前までは、

例えば、中国では、商王朝最後の王である「紂(ちゅう)王」の時代に、
巨大倉庫に積み上げられた穀物を裏づけとして貝殻を貨幣とするまでは、

そもそもおカネそのものが存在していません

(余談ですが、最初のおカネが貝だったからこそ、
 財、貴、貯、買といった、おカネ関係の漢字には、貝が付いているわけです)


その紂王以前の時代にはおカネが存在しないので、当然、金融資産も負債も存在しません

そして、

物々交換で経済が回っていたわけです。


それを思えば、おカネや借金というのは、マクロで考えれば幻想でしかありません。


おカネというものは、皆が価値があると思うから価値があるだけです(もちろん、ミクロでは住宅ローンなどの借金は、現実のものとして考えなければ痛い目に遭います。念のため)。

そして、
その前提がなければ、借金というものにも意味が出てきません


おカネの価値というのは、あくまでもモノ・サービスといつでも交換できるという確証を持っているからこそのものです。

国にとって重要なのは、いま金融資産がいくらあるか、とか、借金がいくらとかではありません。

重要なのは、モノ・サービスを供給する力、いわば、

「物々交換能力」

とでも言うべきものです。


日本は、基本的に輸入より輸出の方が多いわけです。

つまり、輸入するモノより輸出するモノの価値の方が高いわけです。

ということは、日本は他国より相対的に物々交換能力で優位に立っているということになります。


そして、
日本は世界屈指のデフレ状態、つまり、供給力過剰状態ですから、物々交換力が有り余って使い切れていない状態ということになります。

その余っている「物々交換力」を解き放つためには、需要を増やせば良いだけです。

その手段として、無から有を生じる、ハンドパワー、信用創造でおカネを増やし、政府が財政出動(支出増加or減税)すれば良いだけということなのです。



国の借金には上限があるという事実無根の風説を信じて、

「これ以上国は借金できない、これ以上福祉は増やせない、これ以上国は有効な景気対策や技術投資が出来ない」と思い込むのは、

まるで、

国民が、本来は取るに足りない存在でしかない「国の借金」の「奴隷」になっているようなものです。



国の借金は、単なる道具、手段、方便に過ぎません。

我々国民こそが「国の借金」の「主人」であり、国の借金は、我々の「奴隷」に過ぎないのです。

ここを間違ってはいけません!

政府がやるべきは、その奴隷たる「国の借金」を適切に使いこなし
国全体の「物々交換能力」を将来にわたって維持向上し、
国民生活に必要なモノやサービスを供給し続ける力を千代に八千代に維持向上することです。


エイブラハム・リンカーンが戦争までして「奴隷解放宣言」を出してからもう150年くらい経っているというのに…

「いまさら『国の借金』という、信用創造の仕組みを考えたら、実体すらないような蜃気楼のようなものの奴隷のように生きさせられるなんて、まっぴら御免! 今必要なのは、【第二次 奴隷解放宣言】だ!」と思われた方は、↓下のリンクのクリックをお願い致しますm(_ _)m

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うおーーーーーーーーーーーーー
俺は今猛烈に感動している!!!!!!!!!!
そうだそうだ、その通りだ!

2009/6/27(土) 午後 9:34 [ こう ] 返信する

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国の借金を気にする人は、紙幣の価値がさも一定であるかのようにとらえるんですよねぇ。

まぁ、インフレが無くて物価がほとんど変わっていなかった期間が長かったからでしょうか・・・。 削除

2009/6/27(土) 午後 10:54 [ gramr ] 返信する

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銀行を介した信用創造が準備率を控除して拡大するスピードを上回るスピードで国債を発行すると、消化不良を起こして金利上昇を招く可能性があるということでしょうか。
国債の消化のためには銀行に預金が必要ですが、もし足りなくなれば日銀によるベースマネーの増加(紙幣を刷りまくる)でどうにでもなる。過度なインフレさえ注意しておけばよく、デフレ下であればどんどんやれって理解でよろしいでしょうか。

2009/6/27(土) 午後 11:17 [ ろひ ] 返信する

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>銀行を介した信用創造が準備率を控除して拡大するスピードを上回るスピードで国債を発行すると、消化不良を起こして金利上昇を招く可能性があるということでしょうか。

そうです。クラウディング・アウトと言います。

政府の借金の限界を強いて挙げれば、許容できるインフレ率の限界ですね。でもインフレを貨幣・債権への税、債務への補助金と考えますと、タンス預金数十兆円だの金融資産一千何百兆円だのを緩やかに減価させることで政府の借金がファイナンスされるんです。

タンス預金数十兆円・金融資産一千何百兆円から消費に振り向け、投資もしやすい経済環境をつくるための所得移転が政府の借金を経由して行われるんです。名目で見てるとワケワカメになっちゃいそうですが、落ち着いて考えると実質ではちゃんと“財源”があるわけですね。 削除

2009/6/28(日) 午前 2:18 [ HM ] 返信する

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年々膨らむ国債費

国債費>税収

にまもなくなります。

それでも国債を発行し続けるのですか? 削除

2009/6/28(日) 午前 6:03 [ ななし ] 返信する

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1から続いて読みましたが、
無→有を生み出すことに関して、
手段としての有用性についての議論ではなく、
道徳論、つまり、不道徳とか国民の堕落とかの概念を持ち出す人が
少なからずいますよね。誰とはいいませんけど。

結局、積極財政も緊縮財政もツールでしかないのに…。

2009/6/28(日) 午前 11:41 [ m_y*s_c*m ] 返信する

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気になったのですが、中国の将来は明るいのでしょうか?
あちらも物余りかつ不況なので
元を増刷&公共事業やりまくりで
安泰なわけでしょうか?
三橋さんの本ではどっちかというと
中国経済には悲観的だったようなので・・。

2009/6/28(日) 午後 4:30 [ にゃにゃ ] 返信する

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>HM様
ご説明ありがとうございます。
だんだん理解してきました。
ただ、通貨発行権のある国家の財政と、コントロール不能な給料で生活する個人の家計とをいっしょくたにして考える経済額の基礎のない所謂「国民」にこれを理解させるのは至難だなぁ。

2009/6/28(日) 午後 9:45 [ ろひ ] 返信する

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関係ありませんが、ヨッシーニ様の古代ローマを経済から見た分析をひそかに期待してたりします。

塩野七生氏との共著なら尚良しですw

2009/6/28(日) 午後 10:27 [ alt ] 返信する

また上のほうに変な人が湧いていますね。ヨッシーニさんの本を熟読されてから書き込まれないと恥をかきますね、ほんと。

2009/6/28(日) 午後 11:20 [ 古の碧き泉より ] 返信する

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思いつきの勢いで書いたので言葉足らずでしたが、本1冊レベルのものが読んでみたいと言いたかったのです。
ローマ史を新たな視点から見られるのではないか?と思いまして。
最後の行を読み解けば、おぼろげながらに理解していただけるかもしれませんが、確かに言葉足らずでしたね。失礼しました。

2009/6/29(月) 午前 3:08 [ alt ] 返信する

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とても勉強になりました。
スピードに注意が必要!わかっていたようで、説明できませんでしたが、とてもわかりやすく説明していただきありがとうございました。

2009/6/29(月) 午前 8:27 [ 鉄人4号 ] 返信する

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alt様

あ、、、違います^^違いますよ^^別の方です^^;;私もその本読みたいです

2009/6/29(月) 午前 8:37 [ 古の碧き泉より ] 返信する

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ななしさん
「国債を刷れ」をお読みください。

2009/6/29(月) 午前 8:37 [ エイトマン ] 返信する

ぶっちゃけた話政府貨幣発行によって超インフレになるって人は「いくらくらい発行したら」超インフレになるって考えているんですかね?ざっぱに
実のところオリンピック記念コインや国体記念コインの形で毎年いくらかは政府貨幣発行されてたりはしますが(笑)それ知らずに一円たりとも発行してはいけないとか思ってたら笑い話です

2009/6/29(月) 午前 9:38 [ ス内パー ] 返信する

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国債を刷れ!は経済関係者のバイブルですね 削除

2009/6/29(月) 午後 0:48 [ 美代 ] 返信する

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古の碧き泉より様

私の早とちりでしたか^^;
いらぬ気を遣わせてしまって失礼しました。

その別の方は、恐らくヨッシーニ様がアクセス解析されていることでしょうw

2009/6/29(月) 午後 1:18 [ alt ] 返信する

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注意してほしいことが2つ。国債を毎年刷って増加し続ける国債の金利は金融資本家の不労所得となって格差を広げ続けていること。もう一つは、今回の不景気を抜けてデフレが解消したら国有資産の売却等を通じて財務体質を強化しないと長期金利が上昇して国債の不達に陥る危険性があること。

2010/2/6(土) 午後 1:02 [ sho*j*sho*ji*uki ] 返信する

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英国債未達、大丈夫?
http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/14114338.html

国債、「逆未達」
http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/14287420.html

貨幣の散歩道 第27話 米将軍吉宗と元文の改鋳
http://www.imes.boj.or.jp/cm/htmls/feature_27.htm

2010/2/6(土) 午後 4:50 [ ふぁんふぁん大佐 ] 返信する

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余剰供給能力を改善させる為には、需要の拡大と供給の縮小が考えられる。
このとき、供給の縮小を考えると国内と国外を考えなくてはならない。
より質の低い部分を縮小させることを優先すると、中国製品の禁輸が考えられる。
為替操作国で人権抑圧国である支那よりの輸入禁止はありえる選択肢ではないか。
支那以外では雇用が増え、需要が増え、インフレ圧力になり、景気が回復する。 削除

2010/6/16(水) 午後 0:41 [ 鉄拳 ] 返信する

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