南美日記

フランクフルト在住のピアニスト江尻南美が日々を綴ります。ホームページwww.namiejiri.comもご覧くださいませ。

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2011年3月の日本での演奏予定

2011年3月3日(木)岡山ルネスホール 18時30分開場 19時開演
お問い合わせ 岡山旭川ルネサンス 086-223-0046
 
ヴァイオリニスト、コー・ガブリエル・カメダさんとの共演
曲目
グリーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番
サン=サーンス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番
クライスラー:コレルリの主題による変奏曲
チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ
ラフマニノフ/クライスラー:パガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏
ピアソラ:アディオス・ノニーノ、オブリヴィオン
ヴァレ:アオ・ぺ・ダ・フォギュエイラ
ポンセ:エストレリータ
サラサーテ:カルメン幻想曲
 
 
2011年3月5日(土)サントリーホール ブルーローズ 
17時30分開場 18時開演
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/ 
 
曲目 3月3日の岡山公演と同じ
 
 
2011年3月6日(日)スターシャワーの森音楽堂「スピカホール」 
18時開場 18時30分開演
 
復興支援ピアノリサイタル
曲目
メンデルスゾーン:無言歌集より「春の歌」作品62−6
ショパン作曲 リスト編曲:6つのポーランド歌曲より「春」
グリーク: 叙情小曲集より「春に寄す」作品43−6
リスト: 詩的で宗教的な調べより 第7曲「葬送」
ショパン: 子守歌 作品57、幻想即興曲、スケルツォ第2番
シューマン: 「謝肉祭」作品9
 
 
 
2011年3月13日(日)羽村ゆとろぎ大ホール 17:30開場 18:00開演
スプリングコンサート ピアノリサイタル
入場料:(全席自由) 大人 1500円 大学生以下 500円
お問い合わせ 電話: 042−570−0707
(お取り扱い時間 9:00〜17:00 月曜定休)
 
曲目 3月6日の佐用でのリサイタルと同じ
 

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2009年10月の日本

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 今年の夏も終わってしまった・・・と実感し、美しいドイツの秋が来るのを待っていたら、もの凄い早さで冬がやって来てしまったような感じです。ここ数日、気温はどんどん下がり、朝方には氷点下の気温で凍りついた自動車の窓ガラスなどがあり、人々の装いも一気に分厚くなりました。再び、このブログも長いことご無沙汰してしまったということです・・・・

 日本に行く日が近づくと、演奏の機会が与えられていることに感謝すると共に、このブログを通してお知らせさせていただかなければと思います。今日も、来週に迫った演奏会の予定をご報告させていただきます。10月24日のコンサートは、もうチケットが完売したということを聞き、私の演奏会にそんなことってあるのかしらと、信じられないような気持ちです。10月22日のコンサートは、まだ余裕があるということです。安曇野の秋の景色、その真ん中に佇むホールでのピアノ演奏、どんな雰囲気になるかとても楽しみです。皆さまも是非、お誘い合わせの上、お出かけくださいませ!

10月22日(木)19時開演 あづみ野コンサートホール http://www.ach.ne.jp
お問い合わせ 長野県安曇野市穂高3987-8
TEL 0263-82-6419 FAX 0263-82-9419
チケット 一般3000円 会員2000円 いずれもドリンク付き

プログラム
〜秋の夜長に聴くピアノ名曲集〜

ショパン: 幻想ポロネーズ 変イ長調 作品61
ベートーヴェン: ピアノソナタ 嬰ハ短調 作品 27−2 「月光」より 第1楽章
ドビュッシー: 「ベルガマスク組曲」より 「月の光」
グラナドス: 組曲「ゴイェスカス」より 第4曲 「嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす」
リスト: 愛の夢 第3番
     リゴレット・パラフレーズ
シューマン: 「子供の情景」作品15より 「トロイメライ」
ショパン: ノクターン(夜想曲) 変ホ長調 作品 9−2
      ハ短調 遺作「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
      バラード 第1番 ト短調  作品23
リスト: メフィスト・ワルツ 第1番 「村の居酒屋での踊り」


10月24日(土)18時開演 宮地楽器 小金井ホール http://www.miyajimusic.com
お問い合わせ 宮地楽器小金井店 小金井市本町 5−14−10
電話 042−385−5585
チケット 会員3000円(ペア5000円)一般4000円

プログラム 
ショパン:幻想ポロネーズ 作品61
ブラームス:6つのピアノ曲集 作品118より 1.間奏曲 2.間奏曲 3.バラード
グラナドス:組曲「ゴイェスカス」より 第4曲「嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす」
ヴィアナ・ダ・モッタ:「ポルトガルの風景」作品9より 第3番 ワルツ・カプリチョーザ
リスト:メフィスト・ワルツ第1番
ショパン:ソナタ第3番 ロ短調 作品58

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絵本と木の実の音楽祭

 次回の日本での演奏の機会も、もうすでに来週に迫りました。以下のような、夢のあるコンサートです。“「大地の芸術祭」越後妻有地域760㎢で展開する世界最大級の国際アートトリエンナーレ”( http://www.echigo-tsumari.jp/2009/ )というお祭りにも参加している演奏会です。

 美術館のホームページ( http://www12.ocn.ne.jp/~ehon2009/index.html )より抜粋
〜「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」は、新潟県十日町市の鉢集落にあります。JR十日町駅から「鉢」行きの路線バスに揺られ、市街地を抜け、信濃川を渡り、山を越え、谷を越え、また山を登ると現れる、すり鉢の形をした集落。ここ鉢にある、4年前に廃校になった旧真田小学校が、2009年7月26日、美術館として生まれ変わりました〜

絵本と木の実の音楽祭
「生きものの目覚め〜江尻南美ピアノリサイタル〜」
ドイツ在住のピアニスト江尻南美の演奏を、流木オブジェの中でお聴きください。
日にち 8/29(土)
時 間 開場 18:00/開演 18:30/終演 20:30
会 場 絵本と木の実の美術館 体育館
プログラム ムソルグスキー 展覧会の絵他
チケット料金 大人:前売り 3000円 当日 3300円
         子ども(小中学生):前売り 1500円 当日 1800円
チケット販売 チケットについては美術館(新潟県十日町市大字真田甲2310-1 電話 025−752−0066 E-Mail ehontokinomi@yahoo.co.jp(@を半角にしてください)にお問い合わせください。

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アルテ・オーパーでのリサイタル

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 第2の故郷となったフランクフルトで演奏することは、私にとって、とても嬉しいことです。特に、この4月に行ったリサイタルは、長年夢見ていたアルテ・オーパーでの初めてのリサイタルでしたので、緊張感もぐっと高まりましたが喜びも大きく、今思い出しても、その時の興奮やホールの雰囲気に包まれることができます。

 コンサートを開くにあたって、とても長い準備期間を要しました。演奏に関すること以外の準備が山のように色々とあり、たくさんの人と知り合うことにもなり、勉強にもなりました。モーツァルト・ホールと名づけられた小ホールですが、700席以上もあるところを、仲間たちの励ましもあって一杯にしようということになり、皆で知恵を出し合ったり助け合ったりして準備しました。

 コンサートを企画してくれた方も、フランクフルト中の関係者にアプローチしたりして、とにかくまずは、私という存在を示すという目的で走り回ってくれました。その結果、ホールも一杯になり、ラジオ局がライヴ録音をしてくれたりいくつかの新聞が取り上げてくれたりしました。

 そして、やっと本番の時を迎えた時に、どれだけ頭を真っ白にして弾けるのかと思っていましたが、お客さまの拍手の暖かさ、舞台と客席の距離感があまりないホールの造り、前日に数分、舞台で楽器を触らせてもらい、調律師の方がしっかり準備してくれたという安心感、などが相まって、落ち着いて弾き始めることができました。それでも、今録音を聴くと、そのテンポの速さに、やはりどこかいつもの自分ではなかったのではないかとも思います。

 アンコールは、あともう少し聴いていたい、と思うぐらいがちょうどいい、という、あるピアニストのアドヴァイスもあって、これまであまりたくさん弾いたことはなかったのですが、この日ばかりは5曲ほど弾かせていただき、次の日がお休みの人も多い金曜日の夜のコンサートで良かったと、つくづく思いました。

 コンサートの後はもちろん、皆で打ち上げに行き、夜中の4時ごろまで余韻を楽しみました。本当に多くの方が、理屈なしでとにかく音楽が好きで、コンサートの雰囲気が好きで、そしてできるなら音楽家を助けてみたいと思っているということを感じられたことが、大きな励みとなったこのコンサートでした。そして、私の知らないところでも、この日の宣伝をしてくださったりして支えてくださった方が多くいたということを、後になって色々と気づき、どのように感謝して行ったら良いのかが、今後の課題の一つとなっています。

 写真は、春の日差しに照らされて美しいアルテ・オーパー、調律師さんが調整中、舞台からこの日の客席を見たところ。

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コンサートと旅

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 リトアニアでのコンサートと次の演奏会の曲目の練習の合間に、世界文化遺産にも選ばれたヴィリニュスの旧市街を一人で散歩した時の気分は、自分の心の中にしっかりと場所を見つけて、住みついているような気がします。それはきっと、ポーランドやソビエトといった東欧から東の地域に、まだ日本で生活をしていた10代の頃に憧れ続けたことがあったからだと思います。そして、遂にその雰囲気を実際に感じて歩いた時の感覚が、とても強く自分の中に息づいているのだと思います。

 少しずつそれらの地域で生まれ育った人たちと触れ合ううちに、自分にとって更に、深い繋がりを持つ場所となって行ったように思います。それが、どのように音楽に反映されるのかは実際にはわからないのですが、これからも機会があるごとに交流を深めて行かなければと思います。それがないと、いつの間にか、思い出の中からの記憶だけを引っ張り出しては音を紡いでいるような気がして、不安になることがあるからです。

 コンサートの次の日、フランクフルトに帰るために飛行場に行くと、予約してチケットに書いてある飛行機が、そんな飛行機は今日は飛ばないと言われてびっくり。2時間も飛べば着くフランクフルトのはずが、途中、ラトヴィアのリガと、スウェーデンのストックホルムで乗り換えてくださいと言われ、その日の夕方にはリハーサルが待っていたのでヒヤヒヤする旅となってしまいました。リガとストックホルム、どちらも魅力的な街なのに、飛行場だけを訪れることになって残念でもありました。どうしてそんなことになったのか、今だに理由はわかりません。

 ほんの少しの乗客しかいないプロペラ機に乗せられ、バルト海を横断して行きました。視界には、真っ青な空と海、途方もない数の小さな島が浮かんでいる様子が広がり、先ほどまでのイライラもすっ飛んで、思いがけない気分転換となりました。ストックホルムの飛行場では、日本語で一生懸命話しかけてくる店員さんにもつかまり、トナカイの肉だよ、知らないの?と、トナカイって何だっけと考えている間に、鹿の肉を干したらしいものを勧められたりしながら、知らない場所に行くのはやはり楽しいものだと思いました。

 一つのコンサートで弾かせていただくということは、演奏するその瞬間以外に、本当に色々なことを経験するものだと、改めて感慨にふける、今回の演奏会となりました。写真は、ところ狭しと色々なスタイルの建物が並ぶ街並、どれもカロリーたっぷりのお料理、今は病院になっているらしい歴史の人杉原千畝通り、プロペラ機からの眺め。

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開設日: 2005/11/29(火)


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