旋火輪 senkarin

「作品名しりとり・2」やってます。書庫からどうぞ。

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2008年10月13日

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ハイク風景 時雨忌(芭蕉忌)

イメージ 1

・・・

時雨忌や言霊連なる道の奥

木蓮



10月12日は芭蕉忌でした。

めいべる堂さんのところで、芭蕉忌にちなんだ句の返句としてひねろうとしたのですが、芭蕉というのは対象が大きすぎて、どうにも句を作る糸口がみつかりません。

うんうん考えてまず思い至ったのは、芭蕉の残したおびただしい数の名句です。

それを思うだけで、今自分がそれと同じ文字数でナントカ作品を作ろうと頑張り始めてることが恐ろしいような、畏怖のような気持ちが湧いてきました。

こう、薄ぼんやりと「芭蕉の残した句」と「畏怖」というものを思い浮かべて、それを一旦ヨコに置いて、それをなんとか芭蕉忌にちなんだ感じにするにはサテどうするべー・・と考えました。

誰もが知ってる芭蕉の句の一部を引用するのではパロディにしかならないにゃ・・・。

うーーーん。

・・・・・

芭蕉と言えば日本中歩き回って句を残したのだわよ。

それは「奥の細道」。・・・・道?。

ほぉほぉ。これはさっきヨコに置いといた薄ぼんやりのイメージと繋がるかもしれません。


芭蕉の句に戻って・・・ずっと昔の人が詠んだ句が、いまでも胸を打つのは「言霊」が宿っているからに違いないということに気づきました。

「言霊」!。

この、言霊という言葉を思いついたことで、句がつながりました。「霊」という文字に、畏怖という感情も込めることができそうです。


そこで初めに考えたのは、


芭蕉忌や言霊光る奥の道


という句でした。


薄ぼんやりした言霊の光が今も灯っている感じ・・・。

うーーむ。奥の道というのはあからさまに芭蕉だから、芭蕉忌より時雨忌の方がよろしくない?ってことで、まずアタマを時雨忌に変えまして。

時雨に湿って煙ってるようなイメージにも繋がるから、これはOK♪。

次に、「光る」ですね。灯りのイメージは捨てがたいけど、すごく傍観的。
遠い高みにいる芭蕉の末端の末端にでも繋がってる(繋がっていたい)今の自分の気持ちをもうちょっと伝えたい・・・。

そうか〜。すでに「道」という言葉があるのだから、そこに素直に連ねてみることで、俳諧というものの地位を劇的に引き上げる道筋を作った芭蕉を偲ぶことと、今の自分の思いを重ねることが可能かも?・・・と考えて、字余りのリスク覚悟で「光る」を「連なる」に変えました。

「奥の道」を「道の奥」に変えたのは、その方が、奥州の道ではなく、もっと先行きのある道、到達できそうも無い遥かな道をイメージできるような気がしたからです。

それで、一応完成形としてめいべる堂さんのところに投稿したのが

時雨忌や言霊連なる道の奥

という句です。

初心者の句吟。
たかが十七文字ですが、少なくとも私はすらすらとは詠めませんで、四苦八苦しております。

作る上でどんなことを考えてるのか、初心者の内幕を暴露してみました(;´▽`A``。


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開設日: 2008/6/11(水)


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