人知れず更新。

長らく続きを書いてなかったので、いったんリセットではないですけど、設定を少し変更します。
キャラをPSO2バージョンにしますね。


マオが高校から帰宅すると、部屋に一人の女の子がいた。
マオのベッドにデーンと横になり、勝手に本棚からライトノベルを取って読んでいた。
勝気そうな顔立ち、赤い髪、強烈に大きな胸。でかい! あまりにデカイ!
少女がジロッとマオを見る。
「お帰り」とも「お邪魔してます」とも言わず、また本に視線を戻した。
クーッ、いつもいつも人の部屋を勝手に私物化して!
「勝手に人の部屋にあがらないでって言ったでしょ!」
少女は無言で寝返りをうつと、マオに背を向けた。
「クーッ!」
少女が本が面白いのかクスッと笑った。
それがマオのことを笑ったかのように思えて少しカチンときた。
「無視することないでしょ!」
少女の肩に手をかけこちらを向かせる。
少女がギロリとマオを睨む。
こ・恐いです・・・
「なんだマオか」
「なんだじゃないでしょ、気づいてたくせに」
「ああー、うるさいわね」
少女が起き上がった。
重そうな胸のふくらみがブルンと揺れる。
「こらっ! どこ見てるのよ! このスケベー!」
す・鋭い・・・
「ご・誤解です」
「ふんっ、エッチなのはなおらないわね。もう不治の病ね」
「人のことを余命何年みたいに言わないでよ!」
「人としての余命はもう無いんじゃないの」
「どういう意味だよ」
「さあ」
なんてふてぶてしいんだ!
話題を変えよう。
「ど・どうやって入ったの?」
「マオのお母さんが『先にあがって待っててね』とあげてくれたわよ。文句あるの?」
聞くまでもなかった・・・
この少女とは小学生の頃からの知り合いだ。
その頃から、なぜかマオの部屋に上がり込んでは、勝手にゲームをしたり、勝手に本を読んだりしていた。
マオの脳天気な母親は「リオリオちゃんがお嫁さんになってくれるといいわねぇ」などと言っている。
ふ・ふざけないでよ!
リオリオがベッドから降り立ち上がった。
身長167のスラリとした体つきなのに、胸だけが半端じゃなく大きい。
顔も悪くない。ただ、いつも不機嫌そうに口をへの字にしている。
知らない人が見たら、惹かれる要素のたくさんある少女だが、子供時代からこの少女にひどい目にあわされてきたマオには、リオリオを恋愛対象として見たことは一度もなかった。
しかも、しかもだ! 今のマオの高校の担任教師は、このリオリオの姉のリオなのだ!
顔も胸の大きさも態度の大きさも姉妹そっくり。
なんとかしてくれぇ、と叫びたい。


「胸だけデカくなって、もっと女の子らしくなればいいのに」と、リオリオに聞こえないように呟いた。
「なんですって?!」
「な・なんでもないよ」
面と向かってリオリオに文句が言えない悲しさ。平気で倍返ししてくる娘なのだ。迂闊なことは言えない。
「姉さんが、マオがエッチで困る、と言ってたわよ。あんた、姉さんになんかしたの?」
「す・するわけないでしょ!」
「嘘おっしゃい! 姉さんの乳触ったんでしょ」
「あれは事故だぁ!」
廊下でぶつかった時に手がリオ先生の胸にいっただけだ。あ、柔らかぁ、とは思ったけど・・・
「やっぱり・・・」
リオリオがニヤッと笑った。
「あんた責任とりなさいよ」
「ぐはぁ! 責任ってなんだよ!」
「責任は責任よ」
ニヤニヤと笑っている。
優位な立場に立つと得意げにニヤニヤ笑いをするのがリオリオだ。そんなんじゃ、嫁の貰い手ないぞ!
母親の前でそんなことを言ったら、「マオが貰ってあげばいいじゃない」とか言い出しそうだ・・・
あの天然色の母は、なぜかリオリオのことがお気に入りなのだ。
リオリオの奴、母の前では猫被っているしなぁ。
それはそうとリオリオだけじゃなくリオ先生までお嫁候補にされては大変だ、話題を変えなくちゃ。
「なんでおまえ僕の部屋に来るの?」
「おまえ?」
「リオリオ・・・さん・・」
くぅ! 完全に尻に敷かれてる! しかも小学生の頃からなのだ。
「読みたい本がマオの本棚にあるから来てやったのよ。感謝なさいよ」
「なぁ!」
ライトノベルなら「マオに気のある幼馴染が色々口実をつけて遊びに来ている」となるのであろうが、リオリオの場合はそうではない。マオをからかって遊ぶために、頻繁に来ているのだ!
なんて娘だ!
リオリオは得意げな表情でベッドの端に腰掛けた。
学校の制服のままだ。マオと同じ学校の制服である。そう、マオとリオリオはなぜかずっと同じ学校で、ほとんど同じクラスというくされ縁だ。
そしてマオは気づいた。
ゴミ箱の中にマオのお宝本が入っているのを!
「グハッ!」
あわてて取り出す。
「なんてことするんだ!」
「あっ、それ、バッチイから捨てたわ」
本棚の後ろに隠していたはずなのに!
「あんたさ、そんなに乳の大きい女が好きなの? いやらしいわねぇ。もしかして、わたしのことも変な目で見てるんじゃないでしょうね!」
「見ないよ!」
その時、コンコンとノックの音。「入るわよ」母の声だ。
手にしたお宝本を背中に隠す。
「リオリオちゃん、いつもいつもうちのマオの相手をしてくれてありがとうね」
「はい」
とリオリオは澄ました顔。この猫かぶり!
「いっしょにお夕飯食べていってね」
「で・でも・・・」
「いいのよいいのよ。お姉さんの帰り遅いんでしょ、遠慮しないで。将来お嫁さんになってくれるかもしれない子だものね」
「なぁ! 母さん、なんてこと言うんだ!」
母は言いたいことを言うと出ていった。人の話を聞かないで自分の言いたいことだけしゃべりまくるのは困ったものだ。マオの姉のミクもそうだ。えっ? マオも?
リオリオが腕組みをしてマオを睨んでいた。
ひっ!
「あんた、お母さんにわたしのことなんて説明してるのよ!」
ガシッと足を踏まれた。い・痛いです・・・

つづく?

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【34】天文同好会

仲間うちのおバカにお話の34回目の更新です。

今回は少し短いんですけど、最近書いてないもので、とりあえず書いてるところまで、ということでアップしますね。

【34】天文同好会

「こんにちは」
マオは、突然、三年生の女子に廊下で声をかけられた。
いつものように天文同好会の部室に向かっている途中だ。
ショートカットの美人さんだ。
みゆとエフェが「誰?」と聞いてくる。「さあ・・・」
「君たち、天文同好会に入ったの?」
「あっ、いえ、部屋を借りてるだけです」
「あれ? そうなの? よく見かけるからそうだと思ってたわ」
このショートカットの美人さん、誰なんだろう。
も・もしかして僕のファン?
歳上のお姉さん、大歓迎です! ムフフフ。
エフェが「申し訳ありません、先輩はどなたです?」と聞いている。
「あっ、ごめんね。わかんないかぁ。こう言ったら思い出してくれるかしら。『両手に花の君、今日も楽しそうでなによりだな』」
「あああーーー」
「だ・男装の麗人」
演劇部の勧誘をしていた男装の美女だ。
「アハハ、思い出してくれたみたいね」
「そんな女子に変装されたらわかんないじゃないですか」
「君、随分と失礼よね。わたしは女子よ。女子!」
演劇部の美人さんはイタズラっぽく笑った。
男装の時も素敵だと思ったけど、女子の制服姿は一段と素敵だった。
「僕の名前はマオです。お姉さんのお名前は? ムフフフ」
「あら、ナンパ?」
「ち・違います」
「わたしの名前は・・・秘密よ」
「そんな・・・」
「アハハ」
お姉さんは楽しそうに笑っていた。



いつものように天文同好会の部室で昼食をとっていると、ドアが勢いよく開いて、一人の女子生徒が入ってきた。
ポニーテールの女の子らしい女子だ。
可愛いかも。ムフフフ。
生き生きとした目をしている。
身長は165くらいだろうか。スタイルも良さそう。
「あらっ、麗華ちゃん、お友達?」
麗華ちゃん・・・
麗華をちゃんづけで呼べるなんて!
あっ、ここの部長はそう言えば麗華の幼馴染ということだった。
「クラスメイトだ」
「へぇー。天文同好会に勧誘してくれたの?」
「勧誘などしてない!」
「どうしてよぉ」
「そもそもわたしは天文同好会などには入ってない!」
「また、そんなことを言う」
ポニーテールの部長は、麗華のとなりに座ると、なんとあの麗華の腕に、腕をからめた。
「離せ!」
「いいじゃない。麗華ちゃん、わたしと腕組むの好きだったでしょ」
「子供の頃の話を」
麗華の頬がほんのりと朱色に染まっていた。
へぇー。
やはり麗華がこの部室を使っているのは、この部長に会いたいから、その一点なのかもしれない。
「マオ、人の顔をじろじろ見るな」
「あれ、もう名前で呼び合ってるの?」
「先輩、ぼくには「麗華様」と、様づけで呼べと命令するんですよ。ひどくないです?」
「麗華ちゃんは、威張りんぼうさんだものね。仕方ないよねぇ」
「腕を離せ!」
「マオ君にいいこと教えておいてあげる。麗華ちゃんと、上手くつきあおうと思ったら、こういったスキンシップが大切よ。この子、こう見えて、凄い照れ屋さんだから、見てて面白いわよ」
「人で遊ぶな。こんな部、もう来てやらん!」
「はいはい」
部長が手を離した。
「麗華ちゃん、今日も綺麗よ」
「ふん」
部長が舌を出した。
麗華の扱いに長けている。
「あっ、スキンシップは大切だけど、いきなりじゃ、投げ飛ばされるか、蹴飛ばされるかだから注意してね」
部長はイタズラっぽく笑った。
「そうそう、わたしの名前はナナよ。ナナ・イクリス 。この天文同好会の部長よ。よろしくね」
ナナはニッコリと微笑んだ。



「マオ君、それに、みゆちゃんもエフェちゃんも入部してよね。こんな美人な麗華ちゃんと一瞬に天体観測できるのよ。嬉しいでしょ」
「わたしは天体観測などしないぞ」
「麗華ちゃん・・・麗華ちゃんが天体観測に参加してくれたら、マオ君も参加してくれるって」
「ちょっと先輩・・」
麗華が横目でマオのほうを見た。
「こいつは人のことをじろじろ見ているストーカーだからな」
「麗華様、それは、あんまりな言いようじゃないですか」
「うるさい!」
ナナがわざとらしく驚く。
「へぇー、マオ君、麗華ちゃんのストーカーだったの?」
「違います!」
「もうひとつ、いいこと教えてあげる。麗華ちゃんに痴漢しようとした男、片腕折られた上に、急所を蹴られて、入院したそうよ。恐ろしい話だよね」
「話を作るな。急所を蹴っただけだ」
充分恐ろしい。
「でも救急車で運ばれていったって話だけど」
「知らん」
「それから、三人組のチンピラにからまれている女の子を助けたことあったよね。チンピラたちに向かって『往来の邪魔だ!』とか言って」
ひー、チンピラと乱闘までしてるの?
「あ・あれは・・・」
「チンピラたち病院送りって話だけど」
「あれは、いっしょにいた奴のせいだ。そいつの付き人がやったことだ。わたしは一回しか蹴っていない」
蹴ってるんだ・・・チンピラを・・・
「誰といっしょにいたんだっけ?」
「坂本真里だ」
「あー、坂本財閥のお嬢様」
そんな人とも知り合いなんだ。
さすが麗華お嬢様。

つづく

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仲間うちのおバカなお話の33回目です。

【33】麗華と桜子その2

「ガッカリだわ。紅葉がこの程度なら、葵も弱いままなんでしょうね。よくそんなので美紅ちゃんの側近が務まるわねぇ・・・。それと、麗華、修行中は、わたしのこと、先生か師匠と呼びなさい」
「・・・はい」
「麗華、ついでに麗華の修行もしておこうね。わたしに向かって打ち込んできて。剣は竹刀がいいわね。真剣だと、転けて怪我するといけないからね」
桜子も竹刀を手にする。
「麗華は胴着着けてよ。面は、まあいいか。面には、打たないであげる」
胴着を着け、竹刀をかまえる。
桜子は、かまえることもせず、立ったままだ。
「いつでもいいわよ」
あれこれ考えても無駄だ。自分のベストの技でいこう。
踏み込み、打ち込む。
次の瞬間、なぜか床に仰向けに投げ飛ばされていた。
「スキだらけ。こんなのだったら、竹刀いらない。ガッカリだわ」
竹刀をポーンと遠くに投げ飛ばしてしまった。
「さあ、おいで」
打ち込む。
今度は、床にうつ伏せのまま突っ伏していた。
どうなっているんだろう・・・
強いなんてもんじゃなかった。
10回くらい床に転がり、泣きたくなってきた。
「うーん、麗華の実力と弱点はやはりこの前思ったとおりだわ。竹刀を置いて、胴着も取って」
紅葉は、やっと呼吸も普通になったが、へたりこんでいた。
「じゃ、麗華、わたしのオッパイにタッチしてごらん?」
「はい?」
「オッパイが一番タッチしやすいでしょ。突きでているし」
なんだか痴女になった気分・・・
桜子の胸、めがけて突進する。
なぜだか知らないが、後ろに倒れていた。後頭部を床に打ち付け、クラクラした。
「麗華、目がいやらしい。もっとまわりをよく見なさい。オッパイだけ見てたらダメよ」
桜子の足技にも注意しつつ、手を伸ばす。
足に目がいった瞬間、伸ばした腕を掴まれ、派手に背負い投げをされてしまった。
「麗華、手がいやらしい。わたしのオッパイ、揉もうとしたでしょ」
濡れ衣です・・・
そんなオッパイタッチを試みること、1時間、もう立てないほど、クタクタになってしまった。結局、一度もタッチできていない。
「少しは良くなってきたわね。じゃ、今日はここまで」
「・・あ・ありがとうございました」
桜子がルンルンと鼻歌を歌いながら、屋敷に戻っていく。
床に座ったままの紅葉を見る。
「紅葉の師匠、めちゃくちゃな強さだな」
「今は麗華様の師匠でしょ。しかし、こんなに自分との力の差がまだあったなんて、正直ショックでした」
「おまえ、桜子の腕、落とそうとしただろう」
「まさか。あの師匠の腕を落とすなんて、不可能ですよ。ただ、傷跡をつけたら、泣くだろうな、と思っただけです」
そういえば、傷跡ひとつない綺麗な体だった。
「葵と紅葉の二人がかりだと、勝てそうか」
「いえ、おそらく無理でしょ。麗華様は、師匠の剣を知らない。恐ろしい剣速です。しかも格闘の天才です。あの師匠にかなう人、いるのでしょうか。化け物です」
麗華は、よく中学時代、化け物と言われたが、本物の化け物を前にすると、まったくの格違いに笑ってしまいそうだった。
「でも、麗華様は、師匠に気に入られてますね」
「そうかなぁ」
「ええ、さっき見てたでしょ、わたしなんか、危うく殺されかけたんですよ」
「紅葉、顔、真っ青だったもんな」
「あの人、本当に容赦がないです」


桜子は上機嫌だった。
「麗華、これ美味しいねぇ」
モグモグと食事をしながら、何度も麗華の体を撫でたり、突付いたりする。
「ほら、麗華、このエビ大きい」
「桜子は、なんでも美味しそうに食べるな」
「だって、お食事って、幸せな一時じゃない。楽しまないとね」
「まあ、そうだが・・・」
麗華の屋敷で、こんなにぎやかな食事は滅多にないことだ。
「こら、麗華、それ残さないで食べなさい」
「これは・・」
「ほら、アーン」
麗華の苦手なトマトが、口元に・・・
「好き嫌いしてたら、強くなれないよ」
「わかった!」
トマトの味が口中に広まる。うぅ・・・
「うふふ、いい顔」
「桜子の苦手な食べ物はなんだ?」
「あら? 仕返しつもり?」
「そういうわけでは・・・」
そういうわけだった。
「えっとね。プリン。あの、フニャフニャした食感が苦手なのよ」
「それ、嘘だよな。絶対に嘘だよな」
「どうして?」
「プリンを食べたそうな顔をしてる!」
「バレた? うふふ」
紅葉は黙って食べている。
「こら、紅葉、あなた陰気よ」
「わたしは、こういう性格ですから」
「あーあ、麗華の1/100も可愛くないわ」
麗華は、桜子のことを、少しずつ気に入ってきていた。
陽気な態度に、稽古でのあのベラボウな強さ。
「麗華、お食事のあと、お風呂にいっしょに入ろうね」
「えっ?」
「紅葉は来なくていいからね」
紅葉が「行きません!」とムキになって返事をする。
美華が遅れて帰ってきて、「わたしを待ってくれないなんて、ひどーい!」と大きな声をあげていた。

つづく

以下、マオマオからの返信メールを元に書いた番外編です。
マオマオの願望は、どうなるでしょうか?w

番外編

「桜子さん、僕も参加させてくださいなー!!!(ポッ///◇///」
突然、道場にマオが現れた。
「マオ! どっからわいた?!」
「わいたって、麗華様、ひどいです」
みゆとエフェもいる。
「マオったら、特訓方法が桜子さんへのオッパイタッチと聞いて、みゆたちの制止を振りきって走りだしたんです」
「みゆみゆ、だから、マオなんてほっておけばいいのに」
「エフェたん、えってぃことを原動力としたマオって凄いよ。桜子さんもピンチかも」
桜子が微笑みながらこちらに寄ってきた。
「ふーん、このマオ君って男子、凄いんだ」
桜子のバストにタッチできると思っているマオは目を輝かせている。
「こんな羨ましい特訓方法見逃せません!」
まあ、いいか。
超人的な桜子に、運動不足気味のマオが触れることなどできるはずもない。
「いいわよ、わたしのオッパイにタッチしてごらん」
「ムフフフ、いきますよ」
マオは両手をいやらしい手つきでかまえ、ヨダレを垂らさんばかりだった。背筋がちょっとゾワッとした。
「まあ、両手で揉むつもりなの? いやだぁ。恥ずかしい」
桜子がわざとらしく身もだえている。
「ムフフフ」
マオが走りだした。
普段のマオとは比較にならないスピード!
スケベ心でリミッターが解除されたのか?
そんなわけない!^^;
桜子は避けることもせず、片手を前に出すと、突進してくるマオの額めがけて、デコピンを一発放った。
そのまま背中から派手に倒れるマオ。
「あーあ、伸びちゃった」
マオはいやらしい表情のまま気を失っていた。
「こいつ! ヨダレまで垂らしてるぞ!」
「マオ、幸せそう」
確かに幸せそうな表情だ。
桜子の胸にタッチできたと思ったんだろうか。その時の表情のまま気を失ったに違いない。
桜子がそんなマオを覗きこむと、なにやらポケットから取り出した。
「この表情見てると、なんか悔しくなっちゃった」などと言いながら、手にした油性マジックのキャップを外している。
マオの顔に落書きをしだす。
「おい」
「麗華も書く?」
マオの額に「えっちぃ」と書かれている。
「わ・わたしはいい・・」
「あなたたちも書く?」
「みゆも書く書く!」
みゆとエフェもマオの顔に落書きをしていく。とんでもない奴らだな!
顔にいっぱい落書きをされながらもマオは幸せそうな顔をしていた。

マオは、道場から出て、麗華の屋敷の庭に出た。
みゆとエフェが後ろで顔を真っ赤にして震えている。
変な奴らだ。
庭の掃除をしているメイドさんがいる。
本物のメイドさんだぁ。
しかも可愛い。お胸も大きい!
「こんにちは」
と声をかけると、メイドさんも顔をあげ・・・
メイドさんは一瞬固まると、ブーッと派手に吹いて笑い出した。
な・なんなの?
みゆとエフェも大笑いしている。
なんなのなんなの?
麗華が追ってきて「顔を洗ってから出ろ」と言った。
「えっ?」
「馬鹿、こっちを向くな。アハハハ」と麗華が大声で笑い出す。
お手洗いに行ったマオは、明らかにみゆの筆跡の落書きが顔じゅうにされているのを見た。
「お・おのれぇ、みゆめ!」

終わり


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【32】麗華と桜子

仲間内のおバカなお話の32回目です。更新するのをすっかり忘れてました^^;

そろそろお話の古いほうを削除していくつもりですので、あれでもほしい方はコピーしてください。

【32】麗華と桜子

「はー」
「麗華様、どうかされたんですか?」
教室でため息をついていると、同級生のマオが聞いてきた。
「お前には関係ない」
「そんな冷たいです」
昨日は、桜子に風呂場でさんざん腰まわりを触られた。
桜子に「よく引き締まってるけど、もう少し腹筋ほしいかなぁ」と言われた。
本気でそう言っているのか。それとも単なるイタズラか。
しかも、腰を触られている間じゅう桜子は自分の胸を麗華の背中に押し当ていた。その柔らかい感触にこっちが恥ずかしくなった。
「コラッ、くっつくな!」と麗華が怒っても桜子は楽しそうに笑っていた。
のれんに腕押しもいいところだ。あのセクハラ女め!
「はー」
「麗華様?」
「うるさいなぁ、自分の席に戻れ」
マオがすこすごと戻ったあと、みゆが「麗華様、もしかして恋の悩みですか?」と目を輝かせながら耳元で囁いてきた。
「ば・バカっ! そんなんじゃない。なんて想像をしやがるんだ」
「えー」と、残念がるみゆ。
その残念そうな表情に少しムッとしたので、みゆの頬をつまんで引っ張ってやった。
「痛い痛い」
「くだらん妄想をするな」
「麗華様、ひどいです」
みゆの頬は少し赤くなっていた。
「またオカズやるから、泣くな」
「やったぁ」
泣きべそをかきそうだったのに一瞬で笑顔に変わる。
現金な奴だ。
麗華は窓の外を眺めながらまた溜息をついたのだった。桜子のやつ、あと何日いるんだろう・・・


あんな曲者の桜子を操縦しているなんて、さすが真白だと思った。
「ねぇねぇ、麗華様、朝からなにを考えてるんですか?」
みゆの声だ。
マオとエフェもいる。
なんで学校から出てもこいつらはついてくるんだ。
「そんなことよりお前ら、どうしてわたしに付きまとうんだ」
「だってぇ」
みゆが上目づかいでこちらを見ている。
「そんな目で見るな」
弁当を分け与えてやったのが失敗だったか。
まるで餌をもらった犬みたいな奴らだ。
そう思うと、みゆは尻尾を激しく振っている子犬に見えてきた。
マオはデレぇとした中型犬か。
エフェは犬というより猫かもしれない。
自分の想像に「ふっ」と笑ってしまう。
「まあいい、途中までだぞ」
「はーい」
「ただし、マオはわたしの前を歩け」
「えっ?」
「尻のほうに視線を感じてならんからだ!」
「ぐはーっ」
「マオえってい」と、みゆがはしゃぐ。
エフェが「手討ちにされればいいのに」と、つぶやく。
「ぎゃふん><」
そんな馬鹿話しをしながら帰宅をする。
「麗華様はお迎えの車とかないんですか?」
「ああ、徒歩で15分くらいだからな。妹は生意気にも車で送迎されているがな」
「妹さんはどちらの学校に?」
ある有名な私立校の名前を言う。車でも30分はかかる位置にある。
「すごーい。麗華様はどうして公立に?」
「わたしは、お嬢様学校など好きじゃない。あんなところ魑魅魍魎の巣となんら変わらん」
「はぁ」
妹が通っている中高一貫校には、従姉妹の美紅もいる。天津風家の娘もいる。
特に美紅は、四条家本家の次期当主候補だ。顔をできるだけ合わせたくなかった。正直言って、美紅の冷たい目を見ただけで腹が立ってくるのだ。四条美紅は、子供の頃から大の苦手と言っていい。
「麗華様、すごい極論を言われてますね」とエフェが言う。
自分でも「魑魅魍魎の巣」という表現はどうなんだ、と思っていたので、少し赤面した。
「と・とにかくだ、澄ました腹黒女たちの中で過ごすのなんかごめんだ、ということだ」
「なるほど・・・」
マオが「でも、麗華様が同じ学校に通ってくださって、僕、嬉しいです」と恥ずかしげもなく言う。
「うんうん、みゆも。エフェたんもでしょ」
「うん、そうだね」
「そ・そうか・・・」
面と向かってそんなことを言われ虚を衝かれた。
「麗華様、照れてる照れてる」
「ホッペが赤い」
「て・照れてなんかいない!」


「お前らといると調子が狂って仕方がない」
その時、真っ赤のスポーツカーがキューっとブレーキ音をさせて、麗華たちの側に止まった。
みゆたちを背に条件反射で身構える。町のチンピラ程度だったら、麗華の敵ではない。
スポーツカーのサイドウィンドウが下り、サングラスの女が顔を出した。
派手なスポーツカーに似合の派手な女だ。
高価そうなイヤリングが揺れている。
女は嬉しそうに微笑むと「麗華、今帰り?」と言った。
「なっ、さ・桜子?」
「ごめんごめん」
サングラスをあげる。
桜子だった。
化粧は薄めだが、唇だけ真っ赤な濃い目のルージュが引かれていて派手な顔立ちに見せていた。
「うわぁ、美人」
みゆの驚きのようにゴージャスな美女がそこにいた。
「なんだ、その格好は? それにその車はどうした?」
「ああ、この車はわたしのよ。麗華が学校に行っている間に京都に戻ってとってきたの。車が無いと不便だしね」
こんな高価なスポーツカーを乗り回していたのか。真白のスポーツカーとは車種も色も違っている。
「お前、借金漬けじゃないだろうな?」
「キャッシュで買ったわよ。こう見えてもわたし、うん億円持ってるもの」
側近の身でどうしてそんな大金を?
「ご・強盗でもしたのか!?」
「ぷっ、麗華面白い。もう手放したくない」
「な・なにぃ」
思わず二三歩後ずさる。
「うふふ、麗華可愛い。真白様に教わって株で儲けたのよ」
そういえば真白は多額の資金を運用している。
「麗華様、この方は四条家のお方ですか?」
「いや、分家の女だ」
「ご学友のみなさん、三宮桜子と申します。麗華様の剣の師匠をしております」と言いニッコリと笑う。
その笑顔に、マオが「ポッ」と顔を真っ赤にしていた。
マオ、おまえ騙されているぞ!
みゆも「素敵ぃ!」と言って、うっとりとしている。
みゆ、おまえも騙されているぞ!
「ねぇ、麗華、送るから隣に乗りなさいよ。これ、師匠の命令」
「おまえ・・・道場の外では呼び捨てにするな、と何度言ったらわかるんだ!」
桜子がニンマリと笑う。
マズイ。なにかよからぬことを思いついた顔だ。
「わかったわかった、乗る乗る」
「うふふ、素直でよろしい」
完全に桜子のペースに巻き込まれている。
「はー」
京都まで戻ったんだったら、帰ってこなくて良かったのに・・・
麗華は溜息をついた。


「それではご学友のみなさん、ごきげんよう」
車が発進する。
座席に押し付けられるような加速。一瞬恐怖を感じた。
「お・おい!」
「どうしたの?」
「な・なんでもない」
瞬間的に法定速度まで上げたあとは、危なげのない運転だった。
スポーツカーの加速はやはりたいしたものだ。
だが、麗華はもっと静でゆったりとした車のほうが好みだった。
「少しドライブしようか?」
「しなくていい」
「麗華、素直じゃない」
「わたしは素直だ!」
「うわぁ、自分で素直だと言い切っている。麗華って面白い子ね」
「言葉のアヤだ!」
車はどんどんと麗華の屋敷から離れていっている。
「おい、どこに行く気だ」
「だからドライブ」
とうとう高速にまで上がってしまう。
「京都の方角じゃないか。どこまで連れて行く気だ」
「景色のいいところよ」
車が減ってくる。
「もういいかな」
「なにがだ」
「スピード」
「えっ?」
座席に押し付けられる。
凄まじい加速だ。
「ちょ・ちょっと待て、待て! 飛ばしすぎだ!」
あっという間に他の車をぶっちぎる高速になっていた。
「なんだこのスピードは! 車は新幹線じゃないぞ!」
景色がブンブンと後方に飛んでいく。
「うふふ、オシッコちびりそう?」
「ちびるか!」
「そう」
さらにスピードがあがっていく。
「待て待て!」
「うふふ」
桜子の運転技術は凄かった。
だが、それに見合ったスピードを出すので、恐くて堪らない。
「もう降ろせ! 桜子の運転する車にはもう二度と乗らない! 警察に捕まって免停になってしまえ!」
「悲しいこと言うのねぇ」
それからは一気に安全運転になった。
「麗華、ほらっ、富士山よ」
富士山が綺麗に見えていた。
これを見せるために、ここまで来たのか。
「ねぇ、熱海にでも泊まって帰ろうか?」
「な・な・なにぃ!」
「一緒に温泉に入って、一緒にお布団で寝て」
「だめだだめだ! そんな破廉恥なことできん!」
身の危険を感じた。
「あれ? なんで破廉恥なの?」
「な・なんでって・・・」
「あはん、麗華、破廉恥なことを想像したのね。どんな想像をしたのか白状なさい」
「そんな想像してない!」
「嘘おっしゃい」
「もうイヤだ!」
「うふふ、麗華、顔真っ赤、たまんなく可愛い」
「馬鹿! ついて来るんじゃなかった・・・」
「あら、スネた?」
「くぅ・・・・あとでこの車に落書きしてやる!」
「アハハハ。なにそのまるで小学生みたいな反応、面白い 麗華、最高。絶対に手放さないわ。どこに行くのにも連れて行く」
「わたしは、桜子のオモチャじゃない!」
桜子が、麗華のことをチラチラと見ながら、「うふ」とか「ぷっ」とか笑っている。
悔しい!


屋敷に戻ると、美紅からの使いの者が来ていた。
三宮紅葉、美紅の双子の側近の片割れだ。
「あらぁ、紅葉、なんの用?」
麗華が聞くより先に桜子が声をかけている。
「桜子師匠、おひさしぶりです」
「うんうん」
桜子は紅葉の師匠でもあるのか。
同じ三宮家の出身だ。そういうこともあるのか。
「で、なんの用?」
「美紅様が、師匠にお会いしたいそうです」
「えー、いやよ」
本家の次期当主候補の筆頭からの要請を「いやよ」の一言で拒否だなんて!
あきれてしまった。
「師匠!」
「だって、美紅ちゃん、可愛くないもん」
「師匠!」
美紅のことまで、ちゃん付け・・・しかも、可愛くない・・・
「そうねぇ、紅葉の剣が上達してたら、考えてあげないでもないわ」
紅葉が「わたし、強くなりましたよ」と低い声で言った。
「本当?」
「はい、師匠、怠けてそうだから、超えたんじゃないですか」
「それじゃあ、ちょっと手合わせしてみようかしら。麗華もついてきて」
道場に移動する。
「紅葉から打ち込んできて」
「いいんですか」
「いいわよ」
紅葉が真剣な表情になった。
本家当主の側近になろうとしている身だ。誇りもあるのだろう。
実際、美紅の双子の側近は、凄まじい強さだという噂だ。
「剣は?」
「なんでもいいわよ」
「なんでも? 師匠、大怪我しても知りませんよ」
「いいからいいから、打ち込んできてよ」
「くっ、泣き喚かせてあげます」
「紅葉って、本当、陰湿ね」
「むっ」
紅葉が肩から提げていた二本の筒の中からなにかを取り出した。
二本の小刀。
小太刀だ。
真剣じゃないか!
麗華は思わず叫んだ。「なにを考えているんだ! やめろ!」
「麗華は見てなさい。見るのも修行」
紅葉が二本の小太刀を手に走りだす。
桜子の手には、竹刀しかない。
桜子の死角から、桜子の片腕をめがけて剣を振り上げる。
師匠の片腕を落とすつもりか!
次の瞬間、紅葉が床に首を掴まれ倒されていた。桜子は竹刀を振ってもいない。
「また、そんな中途半端な剣を。しかも姑息。紅葉って性格悪いわねぇ」
「うううっ」
首根っこを押さえこまれ、息ができない紅葉が青くなっている。両手もダランとしている。
「紅葉、このまま死ぬ?」
桜子の声が冷たい。いつもの陽気な桜子と雰囲気が大きく違っていた。
「やめろ。桜子!」
「ふん、麗華がやめろって、命拾いしたわね」
首を離された紅葉がゼーゼー言っている。
本家でも屈指の強さの紅葉を、一瞬で倒してしまった。そら恐ろしいほどの強さだ。


つづく

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昨日の続きです。この番外編はこれで完結です。

変身シーンってどんなのよ、って方は
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17169258
をご覧になると、わかりますよ。消されてたらごめんなさい。

【番外編】文化祭でプリキ○ア劇02

舞台が始まった。
劇はかなり適当。
変身シーンは、制服のコートをコスプレ衣装の上に着ていて、バッと脱ぐというもの。
「キラキラ輝く未来の光! キ○アハッピー!」とエフェ。普通に可愛い。
レナさんの従姉妹マナさんは「太陽サンサン 熱血パワー! キ○アサニー!」と力のこもった演技だ。
その熱血ぷりはマナさんにピッタリだった。お胸プルンプルン(ゴクリ
そして、みゆのキ○アピースは、コートを脱ぐ時に、足にからまって転倒した。
「おおっ、まじピース」
「アハハハ、いいぞ。ピース」
受けてる。
みゆ、鼻の頭が赤くなってるよ。
「うー・・・ピカピカぴかりん じゃんけんポン♪ キ○アピース!」と、みゆが言うと、会場からも「じゃんけんポン♪」という野太い声の大歓声。
どうなってるの? これ・・
紗霧んの「勇気リンリン直球勝負!キ○アマーチ!」は、バッチリと決まっていた。
「おおお、かっこいい」
「イケメン、マーチ!」
「髪もふもふしてぇ」
こら、大きなお友達、自重しろ!
そしていよいよ麗華の番。
麗華は、なにやら難しい顔をして「うーっ」とか言っている。
「は・恥だ・・・」
「麗華様・・・」
「わかった、やる・・・しんしんと降り積もる清き心!」
バァーッと剥ぐようにコートを脱いでいく。
と・特製? 自分だけしっかりと変身しやすいように準備してたのね・・・
「キ○アビューティ!」
今、お胸が揺れたよね? よね? ポッ///◇///
「おおお!」
「お美しい!」
「まじビューティ」
「俺の嫁」
麗華は頬を赤くして「誰が嫁だ!」と叫んだ。
「ワハハハ」と大受け。
やりますね、麗華様。できれば、もうひと揺れ、お願いします! ワクワク
マオはと言うと、各プリキ○アたちから殴る蹴るの暴行を受け・・・
ちょっと待てぇ!
話が違うじゃないの。
寸止めでしょ! 体に当てたらダメでしょ!
「細かいことをグチグチと」
麗華はキ○アビューティの氷の刃に見立てた刀を持っていた。
ほ・本物の刀に見えるんですけど・・・
「痛いのはほんの一瞬だ」
なんて訳のわからないことを言うと、斬りかかってきた。
「ちょ! 麗華様、もしかして、それ真剣ですか! 死ぬ死ぬ!」
ワハハハと会場は受けてます。
剣が振り下ろされ、麗華のお胸がプルンと揺れたかと思うと、斬られていた。
本望です・・・・バタン
「バカ、模造刀だ。寝るな」
会場の大きなお友達たちはゲラゲラ笑っている。
「素敵だ! ビューティ」
「マオを倒せ!」と女子の声。
おい、コラッ、誰だ、マオの名を出したのは・・・
あの声は・・・隣のクラスのサーだな!
「さあ、みんな、必殺技よ」とエフェが恥ずかしそうにセリフを棒読みしている。
ここからは、プリキ○アたちの必殺技を受け、そのたびに「あかんべえ」と叫んで倒れる段取りになっている。ありえない。
みゆの「プリキ○ア・ピースサンダー」の時には、わざと避けて、ベェーとしてやった。
「なんで避けるのよ! ピースサンダー! ピースサンダー!」
「当たらないよぉ、あっかんべー」
「むー」
涙目のみゆ。
大きなお友達じゃないけど、まじピース。
「ピースサンダー! マオのカバァ!!」
「ぐは〜、あかんべえ」
大拍手。
えへへへへ・・・
「もういいお前は寝てろ」
背中を踏まれました。リオ先生、ひどいです。
「れいか! 覚悟だ!」
「学園の秩序を壊すものはこの私キ○アビューティが許しません。プリキ○ア・ビューティブリザード」
麗華様の必殺技、僕にも僕にも! お胸の揺れを僕にもください!
「うううっ、やられた」
とリオ先生が、マオの上に倒れてくる。
お・おもー
そ・そして柔らか〜(ムフフフw


舞台は大盛況のうちに終了した。
「はーっ、こんなに疲れたのは初めてだ」
麗華がプリキ○アの衣装のまま座り込んでいる。
「麗華様、写真いっしょに撮らせてください」
「わたしもわたしも」
麗華のまわりを取り囲んで写真撮影会のようになる。
麗華は少し照れたように笑っていた。
マオのあかんべえには誰も寄ってこない。不公平すぎる!
こうなったら、こっちから行くしかない!
「僕も僕も!」
「エロの皇帝マオ・ピエールは来るな!」(注・スマイルプリキ○アの敵ボスの名は悪の皇帝ピエーロです。)
「麗華様あんまりです。それに僕の名前はピエールじゃありません!」
「似たようなもんだろ」
「うはーん><」

桜子は劇をしっかりとビデオ録画していた。
それも始終麗華のアップで。
「うふふ、麗華可愛い。ここパソコンの壁紙にしようっと♪」
一番収穫があったのは桜子なのかもしれない。

数日後、麗華のパソコンの壁紙も麗華のプリキ○ア姿に勝手に変更されていた・・・
「さ・桜子ぉ!!」
いっぽう真白は桜子からのメールを受け取っていた。
「真白様、麗華の可愛い壁紙送ります」
添付の画像を開いた真白は絶句した。「なんだ、これは・・・」

おわり

一部マオの希望と感想を取り入れて書き換えてます。
そして思ったこと・・・「マオって、やっぱりオッパイ星人!」w

それでは、またね。


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